こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

人間は果たしてどれだけ生きるのか?

2011年08月15日 | 家族のこと
義理の母の70歳の誕生日祝いを一日早くした。
義母は4年前に義父に先立たれ、義弟夫婦と暮らしている。

さて、未亡人たる義母が言うに、
「70歳の人は自分が年寄りだなんて、まったく思っていないのよ」
とのこと。
たしかに義母はとても元気だし見た目にもまったく年寄り臭さは無い。
今日の誕生会でも、大好物のとんかつ定食をぺろりと平らげた。
白髪頭の私が、姉と言って紹介しても、大概の人は違和感なく受け止めるだろう。

70歳といえば、古稀。だが今の日本ではさほど珍しくはない。実際70代半ばで義母を残して亡くなった義父は、まだまだ仕事で、もうひと花咲かせる積もりだった。
私にしてもそろそろ50。仮に70まで生きていられるとして、たった20年余りで到達する。まったくもって時間の経つのは早い。すなわち、年をとるのは早いということだ。
その時、自らが70歳であることをどのように受け止めるだろう?そして、自身の人生をどのように考えているだろう?
現時点において、自らの人生を俯瞰してみると、マイナスのことのほうが多い。それでも生きているし、生き続けようと考えている。
そうすると、人間は果たして、どれだけ生きるべきなのか?という考えに行き着く。

神様に与えられたそれぞれのはかない命、精一杯大切にしなくてはならないのは、当たり前のことで、生きていて意味の無い命は無いから、と説明される。

今日は、終戦の日。
先の戦争ではさまざまのかたちで、多くの方が亡くなった。一方で、私たちには、おそらく、その人たちよりはずいぶんましな「意味ある人生、長く生きることのできる人生」が、ある。
私たちは、一体、どれほど生きる必要があるのか。
生きるのであれば、どのように生きるべきなのか?


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