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こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

筋トレは簡単にできて、体にとてもよい

2017年11月24日 | スポーツ・健康・ダイエット

「筋トレは、がんによる死亡リスクを31%下げる」というタイトルの記事がニューズウィーク日本版に出ていたので、原著を探してみた。論文はAmerican Journal of Epidemiology誌に掲載された、オーストラリアシドニー大学のグループからのもので、タイトルは”Does strength promoting exercise confer unique health benefits? A pooled analysis of eleven population cohorts with all-cause, cancer, and cardiovascular mortality endpoints ”。公衆衛生の論文は難しかったのだけど、ニューズウィークの翻訳の助けも得て読むと、週二回以上、筋力トレーニングを行っている人は、全死因における死亡リスクが23%低く、がんによる死亡リスクも31%低いとのこと。”strength-promoting exercise ”日本語に訳すと筋力増強運動、すなわち筋トレは死亡リスクを低減するという話で、そのメカニズムは書いてなかったけれど、4月からジム通いを始めたコロ健にはちょっと嬉しい話だった。

片道2時間近くかかる”超”をつけてもいいほどの長距離通勤対策で、乗換駅にあるジムに通い始めたのが4月6日。こうしてみると、結構対応は早かったことになる。スポーツジムにはアラフォーの頃にしばらく通ったことがあって、勝手がだいたいわかっていたのがよかったのかもしれない。最初のうちはマシンとランニングだけやっていたが、しばらくして、スタジオに移っていくつかのプログラムをやったのだけどやがて体が慣れてきてしまった。いろんな動きを行うので、頭のトレーニングにはよかったのだけど、体のどの部分が使われているのかが実感としてわからずもどかしかった。あと、ジムが最近はやりの女性対応に力を入れて、プログラムが大幅に変わって、お気に入りだったスタジオプログラムが2本も削除されてしまった。男性会員差別なのだけど、このジムが駅から一番近いのでよそに変えるに変えられなかった。別のプログラムを新たに始めるのも面倒なので、スタジオメニューはほとんどやめてしまった。ただ、ピラティスは体幹トレーニングによいので、体幹の使い方を忘れた頃に行くようにしている。

ということで、今はウェイトトレーニングばかりやっている。これは8月から本格的に始めたが、”本格的に”といっても、10年以上前にやっていたメニューをネットで調べ直してやっているだけで、難しいのはやっていない。この先、壮年ボディービルダーでもを目指すわけではないので、内容はたかがしれている。“ものすごい”トレーニングをやっている、“ものすごい”体格の人に混じってやるのは随分気後れしたものだが、白髪半分のおっさんが、ウェイトトレーニングコーナーの隅っこで小さくなってやっているということで許してもらっている(と思う)。仕事帰り寄るといっても、中間点より先で、あまり遅くなるわけにもいかず、行くことができるのは週に2度程度。内容は、軽いダンベルを持ち上げるところから始め、最近ちょっとそれっぽくスクワットとデッドリフトを始めた。でも、ベンチプレスはまだ怖くてできない。あと半年ぐらい経ったら始めようと思う。気がつけば半年、われながらよく続いている。バスケと違って相手のないスポーツだから、誰と比較するというわけでもなくノンビリやることができる。

ジムに行くことのできない日には自重トレーニングをやっている。自重とは要するに手ぶらのことで、今のメニューは家で立ったまま簡単にできるもの5種類。スクワット、ベントオーバー、ラットプルダウン、ももあげそしてつま先立ちをお風呂に入る前の15分ほどを使ってやっている。どれも負荷は軽いけれども、やらないよりはいい。こういうジムに行かなくてもできる簡単なメニューもあるので、筋トレはとても手軽な健康法だ。だけど、私の場合ジムにいざ通わないとなると、トレーニングのリズムがつかめず、元も子もなくなってしまいそうなので、この先もしばらくは通うつもりだ。ただ、今、通っているジム、男性会員差別があんまり露骨になるようだったら、退会して別のところを探そうと思っている。

ところで、その、筋トレで発がんのリスクが減るということだけど、基礎代謝が上がることで、個々の細胞が活性化してNK細胞の活性化が促されて、免疫能が上がるからではないかと、勝手に想像している。

まずは体を動かそう!

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