初めて見た200kg(高見山)

今日の新聞に、今場所を最後に元高見山の東関親方が定年(65歳)を迎えると書いてありました。少年時代のかすかな記憶ですが、高見山の現役時代の記憶がある私としては、ちょっと寂しい事実です。高見山は、かつての横綱前田山が、高砂親方として初めて外国から呼んだ力士でした。

今では、外国人が日本語を話すのは、珍しくも何とも無い時代ですが、当時はハワイ出身で容貌も完全に外国人の高見山が日本語を話すのは、珍しいものとして受け入れられました。現役の間は、高見山はいろいろなCMにも出演していました。普通の平幕力士にしては異例の好待遇？です。

そんな高見山と聞いて思い出すのは、現役時代は200kgの巨漢だったことと、40歳という驚異的な力士生命を誇ったことです。高見山は中学時代に交通事故で6ヶ月入院した理由で下半身が硬く、スポーツには不向きとされる体ながら、努力と根性で幕内に上がり、昭和47年には平幕優勝も飾っています。

私が相撲を見始めた頃は、高見山は既に晩年でしたが、それでも負けると土俵を叩いて悔しがる姿には、闘志を感じました。その結果、長く幕内を保ち、高見山の幕内在位の史上最長記録(97場所)は今でも更新されていません。また、晩年は体重の増えていた高見山は200kgという、当時にしては異例の巨漢でした。

今でこそ、曙や武蔵丸といった、200kgの巨漢を見てきましたが、当時は200kgとぶつかるなんてありえないと、高見山を恐れた力士もいたと思います。肉の塊にぶつかったようだと、高見山を表現した相手力士もいたようです。そんな高見山は、親方になるために日本に帰化し、渡辺大五郎という日本人として後進を育てました。

そんな中には、横綱まで上がった曙や、人気力士として名高い現役の高見盛もいます。高見山の日本語はくぐもっていて聞き取りにくいのですが、彼らには理解できるのでしょう。

私の高見山の思い出は、3年前に初場所を見に国技館に行ったとき、切符のもぎりがなんと高見山だったことです。当時は携帯にカメラがなかったので、残念ながら撮ってはいないのですが、今でも人気の存在で、いろいろな人から握手や記念撮影をせがまれていました。よく、ここまで角界を勤め上げたかと、定年になるのを振り返ると思います。

セロシア キャンドルケーキ

名前には「ケーキ」がついていますし、事実ケーキのように見えますが、これはセロシアという花です。一応何か母の日にプレゼントをと思って買ってきましたが、母はこの花のことは知らなかったので、「カーネーションじゃない花もいいね。」と喜んでくれたようです。

育て方を書いた紙も同封されていて、日光を好むとか、水は葉がしおれかけるタイミングであげるといいとか書いてあります。毎年、カーネーションを買ってくると、カーネーションは真夏の花なので気候が合わず枯らせてしまうので、今年のセロシアは育ってくれると嬉しいです。