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アウェイに強い(ガンバ大阪)

2009-05-07 15:22:26 | 他チーム
昨日は、ACLの山東魯能(中国)対ガンバ大阪を見ていました。日本のチームは中国のチームとのアウェイ戦を苦手にしていて、ACLでは勝ったことがないという話です。昨日の川崎Fも天津のアウェイで敗れました。ただ、ガンバ大阪は昨年、ACLでアウェイ全勝という快挙を成し遂げた「アウェイに強い」チームです。

ガンバ大阪はグループリーグ突破は既に決めていますが、今年のACLのルールでは1位突破すると決勝トーナメント1回戦をホームで戦えるというメリットがあるため、何とか1位で突破したいし、そのためには勝つか引き分けが条件という試合でした。対する山東魯能もライバルFCソウルと勝ち点で並んでいて、何とかグループリーグ突破には勝ちたい試合でした。

しかし、そんな試合は荒れ模様の試合になりました。川崎F対天津戦でも感じたのですが、中国のチームはかなり球際が荒っぽいです。この試合は審判はサウジアラビア人で決して日本と中国に感情の差は無いはずの人でしたが、前半に遠藤が2枚目のイエローで退場した場面では、遠藤はまったく相手に触れておらず、何か変な感情があるのではと思ってしまいました。

ところが、ガンバ大阪が強いのはここからでした。10人になったことで、FWのチョ・ジェジンを下げてDFのパク・ドンヒョクを入れてレアンドロの1トップの4-4-1に布陣を変え、引き気味のサッカーにしますが、昨年クラブW杯の真剣勝負や、消耗して限界状態の天皇杯を勝ち上がったガンバは想像以上にタフなチームでした。

何がタフかといえば、それは普段は攻撃サッカーで相手を圧倒するのを理想とはしていても、それができないときはカウンターサッカーに切り替えることもできることです。昨年、クラブW杯の3位決定戦のパチューカ戦を見ましたが、このときも相手にボール支配率で上回られながら、ワンチャンスを確実に決めて1-0で勝つことができました。

ただ、それをやるにはボールを散らせる遠藤の存在が不可欠と思っていたのですが、昨日は遠藤が不在でも、数的不利でもカウンターサッカーを成功させたことには価値があります。レアンドロのゴールの場面ではフォローがほとんどなく、個人技で切り裂くしかない場面でしたが、それを成功させて1-0で勝つあたり、「このチームは強いな」という感想を持ちました。
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