今日、西武対楽天の試合があり、クライマックスを賭けていた西武が勝ち一歩前進しました。最近は接戦の試合を粘り強く拾っている西武なので、中継ぎ陣は連投が続き、高橋、サファテ、涌井あたりは4連投と厳しいです。そんな中、先発から回った中継ぎで結果を出しているのが、今回話題にする野上亮磨投手です。
野上は、社会人野球の日産自動車からドラフト2位で西武に入団しました。当時は21歳と若かったものの、即戦力の扱いで、実際1年目からロングリリーフ主体の中継ぎで活躍しました。当時の野上は、先発投手が早い回で降りた試合の2番手が多かったですが、そんな試合でテンポの良い投球を見せ、あれよあれよという間に相手打者を打ち取ってしまう投球術は何かあると思っていました。
先日、田中が16勝目を挙げた楽天戦を西武ドームのネット裏で観戦しましたが、相手西武の先発野上も好投して試合をもつれさせました。そこで野上の投球をじっくり観察する機会を得ましたが、ストレートは決して速くないところが彼の「なぜか通用する」不思議さです。
その理由は、四死球をあまり出さない制球力の良さです。大抵のボールがストライクゾーンに行くので、早めに打って出ようとする打者が凡打の山を築いてしまうところが、彼を支えています。また、投球術も完成されており、楽天4番のジョーンズにはほとんどストレートを投げず、相手を徹底的にじらして変化球で打ち取る、勝負哲学も持っています。
今季は野上にとって飛躍の年になりました。昨年、一軍の先発ローテーションに定着して8勝を挙げて戦力になりましたが、今季は既に11勝とチームの勝ち頭です。防御率は4点台とまだまだですが、そのなぜか打てないテンポの良さは使えると、渡辺監督の信頼は勝ち得たと思います。
開幕当初は先発投手が安定していた西武ですが、今は菊池が故障離脱、涌井が不調で中継ぎに回るなどローテーションの谷間もできています。そんな試合を引き締めてくれるのが野上で、多少荒れた試合になりそうな展開でも、きっちり相手打者に凡打を打たせて流れを持ってくる、いい投手になれた年だったと思います。
野上は、社会人野球の日産自動車からドラフト2位で西武に入団しました。当時は21歳と若かったものの、即戦力の扱いで、実際1年目からロングリリーフ主体の中継ぎで活躍しました。当時の野上は、先発投手が早い回で降りた試合の2番手が多かったですが、そんな試合でテンポの良い投球を見せ、あれよあれよという間に相手打者を打ち取ってしまう投球術は何かあると思っていました。
先日、田中が16勝目を挙げた楽天戦を西武ドームのネット裏で観戦しましたが、相手西武の先発野上も好投して試合をもつれさせました。そこで野上の投球をじっくり観察する機会を得ましたが、ストレートは決して速くないところが彼の「なぜか通用する」不思議さです。
その理由は、四死球をあまり出さない制球力の良さです。大抵のボールがストライクゾーンに行くので、早めに打って出ようとする打者が凡打の山を築いてしまうところが、彼を支えています。また、投球術も完成されており、楽天4番のジョーンズにはほとんどストレートを投げず、相手を徹底的にじらして変化球で打ち取る、勝負哲学も持っています。
今季は野上にとって飛躍の年になりました。昨年、一軍の先発ローテーションに定着して8勝を挙げて戦力になりましたが、今季は既に11勝とチームの勝ち頭です。防御率は4点台とまだまだですが、そのなぜか打てないテンポの良さは使えると、渡辺監督の信頼は勝ち得たと思います。
開幕当初は先発投手が安定していた西武ですが、今は菊池が故障離脱、涌井が不調で中継ぎに回るなどローテーションの谷間もできています。そんな試合を引き締めてくれるのが野上で、多少荒れた試合になりそうな展開でも、きっちり相手打者に凡打を打たせて流れを持ってくる、いい投手になれた年だったと思います。