Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

のらりくらり(野上亮磨)

2013-10-04 22:36:24 | 他スポーツ
今日、西武対楽天の試合があり、クライマックスを賭けていた西武が勝ち一歩前進しました。最近は接戦の試合を粘り強く拾っている西武なので、中継ぎ陣は連投が続き、高橋、サファテ、涌井あたりは4連投と厳しいです。そんな中、先発から回った中継ぎで結果を出しているのが、今回話題にする野上亮磨投手です。

野上は、社会人野球の日産自動車からドラフト2位で西武に入団しました。当時は21歳と若かったものの、即戦力の扱いで、実際1年目からロングリリーフ主体の中継ぎで活躍しました。当時の野上は、先発投手が早い回で降りた試合の2番手が多かったですが、そんな試合でテンポの良い投球を見せ、あれよあれよという間に相手打者を打ち取ってしまう投球術は何かあると思っていました。

先日、田中が16勝目を挙げた楽天戦を西武ドームのネット裏で観戦しましたが、相手西武の先発野上も好投して試合をもつれさせました。そこで野上の投球をじっくり観察する機会を得ましたが、ストレートは決して速くないところが彼の「なぜか通用する」不思議さです。

その理由は、四死球をあまり出さない制球力の良さです。大抵のボールがストライクゾーンに行くので、早めに打って出ようとする打者が凡打の山を築いてしまうところが、彼を支えています。また、投球術も完成されており、楽天4番のジョーンズにはほとんどストレートを投げず、相手を徹底的にじらして変化球で打ち取る、勝負哲学も持っています。

今季は野上にとって飛躍の年になりました。昨年、一軍の先発ローテーションに定着して8勝を挙げて戦力になりましたが、今季は既に11勝とチームの勝ち頭です。防御率は4点台とまだまだですが、そのなぜか打てないテンポの良さは使えると、渡辺監督の信頼は勝ち得たと思います。

開幕当初は先発投手が安定していた西武ですが、今は菊池が故障離脱、涌井が不調で中継ぎに回るなどローテーションの谷間もできています。そんな試合を引き締めてくれるのが野上で、多少荒れた試合になりそうな展開でも、きっちり相手打者に凡打を打たせて流れを持ってくる、いい投手になれた年だったと思います。
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セルビア戦プレビュー

2013-10-04 18:00:12 | ワールドサッカー
今週末のJリーグが終わると、日本代表の強化期間でしばらくリーグが中断します。浦和はナビスコ杯の準決勝、川崎F戦という天王山を控えていて、しかも浦和から代表選手が出ていない理由もあって、正直この代表戦は忘れかけていました。しかし、今日の新聞に代表選手の名前が載っていたのを見て、これはプレビュー記事要るなと判断して記事にします。

今回の代表戦は欧州遠征で、時差の関係上日本時間ではリアルタイムで見るのは困難な試合です。私はビデオ観戦にするつもりですので、レポートは遅くなり失礼致しますが、ご承知置きください。

それはともかく、今回のセルビアは地元開催ですが、欧州予選A組では2位のクロアチアに勝ち点差6をつけられて、残り1試合のセルビアの予選通過の可能性は既に断たれています。最終戦のマケドニア戦に予選突破がかかっていれば、この日本戦は本気の調整試合になる予定でしたが、日本協会の思惑は外れた格好です。

そのため、セルビアのモチベーションがどうかは気になりますが、もし本気で戦ってくれればセルビアは強いチームです。有名なのは、1990年のイタリアW杯で、イビチャ・オシムが率いた旧ユーゴスラビア代表で、「欧州のブラジル」と呼ばれた華麗な個人技でW杯ベスト8と活躍したチームです。

それはあまりにも昔としても、2009年の欧州予選、ルーマニア戦で見たセルビア代表はそんな欧州のブラジルの香りを残していました。最初こそ、長身FWジギッチの頭狙いの地味なサッカーをしていましたが、狙い通りそのジギッチの頭で先制点を取ると、封印していた個人技を一斉に披露しました。当時のインテル所属のボランチ、スタンコビッチや攻撃的MFパンテリッチなどの名前は今でも思い出せます。

有名な選手に、右SBイバノビッチ(チェルシー)、CBビディッチ(マンチェスターU)、左SBコラロフ(マンチェスターC)などの守備の選手が思いつくチームだけに、地味なチームなのかと想像していましたが、実際に映像を見たら違ったので、そんな「欧州のブラジル」の香りが少しでも感じられたら、いい試合になると思います。

日本代表は1トップ候補にハーフナーマイクを呼び戻しました。このポジションは柿谷が少しずつ存在感を見せ始めているので、ハーフナーマイクにとっては数少ないアピールチャンスです。相手CBがビディッチなら、これ以上はない相手の強化試合になるので、そこで活躍して欲しいと思います。
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