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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

W杯出場国プロフィール3

2013-10-20 16:50:33 | ワールドサッカー
今回は南米予選通過国のプロフィールです。

・ブラジル(開催国)

世界中がうらやむタレントを誇るブラジルですが、意外にもブラジルの代表監督は欧州の名監督には人気がありません。前回大会のブラジル代表監督が監督経験のなかったドゥンガだった事実に現れていますが、今回はブラジルを2002年W杯優勝に導いた名将フェリペが復帰しています。前任のメネゼス監督が1トップで起用していたネイマール(バルセロナ)を、フェリペが右MFにコンバートしてコンフェデ杯優勝と結果を出しましたが、予選免除のチームはチーム作りが難しいことは歴史が証明しています。地元優勝は意外と簡単ではないと思います。

・アルゼンチン(南米予選1位)

今回のアルゼンチンはFWにメッシ、アグエロ、イグアインという強力なタレントを誇ります。もっとも、バルセロナで驚異的な得点数を誇るメッシも、代表ではバルセロナほどは機能させられていません。メッシが守備をしない穴は強力なボランチを置いてカバーするチームで、うまくいかなくなると前と後ろの連係が乱れる可能性のあるチームだと思います。

・コロンビア(南米予選2位)

アスプリージャ、バルデラマの強力な攻撃陣を持った1998年フランスW杯以来の出場です。現在のエースはモナコ所属のファルカオで、FCポルト時代は欧州リーグ最多得点記録を塗り替えました。ファルカオのプレースタイルはスピード型ですが、ヘディングも強い長所があります。フィオレンティーナのMFクアドラードのサイドアタックやインテルMFグアリンのドリブルなど、前の方にタレントがいます。

・チリ(南米予選3位)

前回大会ベスト16、W杯最高位4位の伝統国です。サモラーノ、サラスの2トップが強力だった1998年のイメージが強いですが、今回の中心選手はユベントスのボランチ、ビダルです。脱兎の如くかけ上がっていけるスピードとシュートのうまさが武器です。FWはバルセロナのサンチェスで、彼の決定力は予選突破の原動力になりました。

・エクアドル(南米予選4位)

エクアドルの首都キトは2600mの高地です。ここへ乗り込むアウェイチームは高地の酸素の薄さに参ってしまい、ブラジルやアルゼンチンといえども容易に勝てない環境です。エクアドルはアウェイに行くとからきし駄目なので、たぶんエクアドルが欧州だったらW杯出場はあり得ないでしょうが、南米予選が総当たりで4位までが通過というルールなので、ホームで全勝に近い成績なら通過できます。こういう国が出てくるのも、世界は広いと実感します。
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W杯出場国プロフィール2

2013-10-20 13:57:01 | ワールドサッカー
W杯出場国プロフィールは第2弾で、欧州予選通過国の残り5チームを書きます。

・スイス(欧州予選E組1位)

ドルトムント、バイエルンを率いた名将ヒッツフェルトが指揮を執ります。スイス代表の映像は見ていませんが、スイスといえばボランチ王国の印象です。ナポリ所属のインラー、ベーラミにウディネーゼにいたフェルナンデスがいます。彼らが思い切りシュートを放つのはスイスの武器です。FWは前回大会のエース、フレイが引退し、後継者と目されたフォンランテン、デルディヨクは伸び悩みの印象です。目標は決勝トーナメント進出と現実的で、日本と親善試合を組んだら面白い相手だと思います。

・ロシア(欧州予選F組1位)

石油産出で豊かになった国情を反映して、代表監督はACミランの黄金時代を築いた名将、カペッロです。カペッロは華麗さには欠けるものの、手堅いチームを作る監督で、今回のロシアでもきっちり予選を通過しました。ロシアの経済事情がいいので、主力選手がロシアリーグでプレーするため国際的に目立つ選手はいませんが、2008年の欧州選手権でオランダに勝ってアーセナルに移籍したアルシャビンの成功例もあるので、W杯で一旗上げようという意欲はあると思います。

・ボスニア・ヘルツェゴビナ(欧州予選G組1位)

ユーゴスラビア紛争で大きなダメージを受けましたが、乗り越えての初出場です。正直、予選通過は組み合わせに恵まれた印象もありますが、欧州選手権優勝経験のあるギリシャや、日韓W杯3位のトルコを抑えて通過しています。国際的に有名なのは2トップのジェコ(マンC)、イビセビッチ(シュツットガルト)です。二人ともポストプレーヤーなので、どうやって機能させているかは本大会の映像を待ちたいですが、イビセビッチは足元がうまく体が強いので、この選手がいたら以前のチームメイトの岡崎慎司は1トップでは出られないと納得する存在でした。

・イングランド(欧州予選H組1位)

世界最強リーグの一つ、プレミアリーグを持つ国です。最近のメンバーは若返りが進んでいて、お馴染みのCBテリー(チェルシー)、ファーディナンド(マンU)は代表を引退しています。それでも、海外進出して外国語を覚えなくても、国内で代表強化ができる環境は有利です。プレミアリーグの強豪チームで外国人選手が流れ込むので、イングランド人がレギュラーになれない課題はありますが、MFジェラード(リバプール)、FWルーニー(マンU)というお馴染みさんは健在で、彼らの活躍に期待したいです。

・スペイン(欧州予選I組1位)

ご存知、前回大会の優勝国です。世界的名門のRマドリード、バルセロナを持つ国で、前回大会の優勝はスペイン人選手の成長でこの2大強豪チームのレギュラーを確保したのが要因になりました。当時のメンバーはシャビが33歳、イニエスタが29歳と高齢化してきましたが、課題の1トップにネグレド(マンC)が台頭した明るい要素もあります。スペイン人では珍しいポストプレーヤーで、テクニックの高さでは定評のあるスペインがネグレドにいいボールを入れれば連覇も見えてくると思います。
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闘志ぶつかり合う(10/19鹿島対浦和)

2013-10-20 11:34:57 | 浦和レッズ
鹿島戦、テレビ観戦でしたが熱いものがこみ上げてくる試合でした。優勝戦線生き残りを賭けた大一番らしく、両チーム闘志をぶつけ合い、懸命にセカンドボールを拾う、好ゲームになりました。

ボランチが鈴木啓太と阿部勇樹だと明らかに違います。攻撃時の布陣の4-1-5にしたときのバイタルエリアの攻防に勝てますし、鹿島のような4バック相手にアウトサイドが面白いように空く、浦和のストロングポイントがしっかり表に出せていました。

ミシャサッカーは足元の技術や運動量に高い信頼性を要求するサッカーです。たぶん少年サッカーでは真似できないでしょうが、この日の浦和はその高い信頼性をしっかり表現してくれました。また、那須のセットプレーからのヘディングという「飛び道具」がこの大事な試合で出たのも大きく、那須は今季8得点とFW並みの得点力です。

ベンチスタートにするくらいなら、なぜ天皇杯でマルシオを使わなかったのかと思いましたが、結果的にはそれで正解でした。柏木が腰を痛めて前半の途中で交代したからです。トップ下にマルシオが入ると高いキープ力で試合を落ち着かせてくれるメリットがあり、その持ち味はこの試合で出ていました。

熱くなる試合というのはわかりますが、森脇とダヴィがやり合う様子は何かが起こりそうでした。森脇もあと1枚イエローをもらえば出場停止ですし、ダヴィも退場が多い選手です。結果はその予想通りで、森脇はイエローをもらい、ダヴィは退場になりました。

浦和相手に前から取りに行く積極サッカーを挑んでいた鹿島にとっては、この退場は大きなダメージでした。それでも反撃意欲は失っていませんでしたが、やはり大迫の個人技が頼りでは厳しく、浦和に原口のドリブルから2点目が入ったことで、この試合は決着がついた印象です。

浦和のミシャ采配も的確でした。やはり退場は怖いという理由で、イエローをもらっていた森脇、興梠に代えて坪井、関口を投入しました。こういう天王山の厳しい試合ではベテランは効くもので、坪井はバランスを保ち、関口も1トップでボールを追い回しました。

最後に槙野がクリアミスして、大迫に1点返されたのは課題ですが、内容も満足できた決戦は楽しめました。カシマスタジアムに行っていればもっと楽しかったかもしれませんが、今できる範囲内で楽しもうと思います。
コメント (2)
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