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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

試合を左右したカード(10/5浦和対大宮)

2013-10-05 22:09:21 | 浦和レッズ
今日は埼スタに行ってきました。この試合にはいくつかポイントがあり、高さでは絶対に勝てないノバコビッチに浦和がどう守るか、大宮の新加入ニールはどんな選手かを注目していました。それを期待していた私には、一気に注目ポイントがなくなってしまったのが前半8分のニールへのレッドカードです。

確かに、DFラインの裏へ抜け出した興梠はフリーで、ニールが後ろから倒していなければ得点機に近い場面です。たぶん、家本主審の判断は「決定機阻止」という意味での退場だと思いますが、PKという意味で既に制裁は受けているので、イエローで止めてもいい場面ではありました。このPKを阿部勇樹が落ち着いて決め、浦和は幸先良く先制します。

この退場を受けて、大宮がどう動くかに注目していましたが、ズラタンを最前線に1枚だけ残して、ノバコビッチをトップ下、1ボランチに和田、ボランチの高橋をCBに下げる中盤ダイヤモンドの4-4-1で対応してきました。中盤の守備はサイドハーフの渡辺大剛、チョ・ヨンチョルにカバーさせ、ノバコビッチにも一部守備をさせる意図です。

最初、浦和は和田のところを柏木と原口で挟んで、奪ってから興梠の裏への飛び出しを狙うゲームプランで来ました。この考え方は間違ってはいなかったと思います。事実、浦和は前半も一方的に試合を支配し、積極的に2点目を狙いに行きました。CKも数多く取りましたが、あと一歩が遠く前半を1-0で折り返します。

大宮はスロベニア代表コンビのズラタンとノバコビッチがいるので、彼ら二人だけで1点なら取ってしまう可能性はあります。1点では安心できないのが本音でした。ただ、コートが変わって自分の席(バックスタンドSB指定)の前が大宮の最終ラインになると、大宮が最終ラインを高く保ってコンパクトな守備から同点ゴールを狙っていることに気付きます。

これなら、あまりポゼッションで手数をかけなくても、その最終ラインの裏へ柏木なり宇賀神なりを走らせれば、結構簡単に裏は取れるのではと確信しました。結果はその通りになりました。ロングボールとカウンターで面白いように攻勢に出られた浦和は、後半で3点を追加して4-0という完勝を収めました。

ニールがどんな選手かわかる前に退場してしまったのは残念でしたが、We are diamondsも歌えましたし優勝戦線にも踏みとどまりましたし、まあ満足することにして、詳細は明日、マニアック分析で書きます。
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高い位置から取り返す(サッスオーロ対インテル)

2013-10-05 10:59:49 | ワールドサッカー
今日は埼スタに行くので、即日更新ができなかった場合に備えて、穴埋めネタを用意しておきます。ワールドサッカーからで、長友佑都のインテルのアウェイ、サッスオーロ戦を取り上げます。サッスオーロはサッカーファンでもなじみのない名前だと思いますが、セリエA初昇格のチームで、緑と黒の縦じまというユニフォームのチームです。

サッスオーロを率いるのは、元ローマのボランチだったディ・フランチェスコ氏です。私が1999年にセリエAを見に、ローマのオリンピコスタジアムに行ったときに4-3-3の左ボランチで出場していました。トッティや中田英寿と一緒にスクデットを取ったときのメンバーと紹介されていましたが、私の記憶にはそちらの方が残っています。

サッスオーロは4-3-3でしたが、強気に仕掛けていくサッカーを挑みました。実際、ボールポゼッション率やシュート数などはセリエAでは中位程度の位置にいますが、結果が伴わず3連敗しています。そういう相手と見たインテルの戦い方が面白かったのが、この試合を記事にしたかった理由です。

インテルの前節の相手は強豪ユベントスだったので、マッツアーリ監督がナポリ時代に確立した堅守速攻の形で互角の展開に持ち込みました。しかし、今回の相手は格下サッスオーロということで、インテルも確実に勝ち点3を取るため、普段の3-3-2-2を変形させて3-1-4-2気味に、長友とジョナタンの位置を少し高めにして前からプレスを掛けてきました。

こういう形が可能なのは、1ボランチのカンビアッソの守備に自信があるからで、強気にセカンドボールを取りに行って、仮に相手に奪われたとしても、カンビアッソがいるから一気にカウンターにはされない読みがあったと思います。その結果、インテルは常にセカンドボールを高い位置から取り返す、理想的な攻撃サッカーを展開することができました。

この試合の結果は7-0と大差がつきましたが、最後は相手のFWフローロが交代枠を使い果たした後の負傷でピッチを去り、10人になったことも影響しています。それでも、パラシオやミリートの高い決定力、長友やジョナタンの高い精度のクロスなど、ワールドクラスの技術は惜しみなく発揮した結果だと思います。やっぱり、インテルはこのレベルのサッカーができなければいけないと、本来の彼らの姿を取り戻したことは嬉しく思います。
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