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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

トップの人選(マンチェスターC対エバートン)

2013-10-11 21:22:06 | ワールドサッカー
最近、マンチェスターC(以下シティ)の試合をNHK-BSでよく放送される偶然ながらよく見ます。今季3試合目と慣れてきましたが、シティを率いるペジェグリーニ監督がポゼッションサッカーを目指しているのは見て取れます。ペジェグリーニはビジャレアル、Rマドリード、マラガとスペインで結果を出したチリ人監督で、イングランドは初めてですが、今のところ方向性は見えています。

もっとも、攻撃サッカーで打ち合うスペインサッカーとは違って、イングランドのサッカーは相手が徹底的に引く格下サッカーがよく見られます。そういう格下サッカーのチームが、粘り強く勝ち点を拾って残留した例はデラップのロングスローを頭で合わせたストークのようにあります。

今回のエバートンも、シティが相手では不利を覚悟して、引き気味に入って速攻で勝負してきました。エバートンの1トップ、ベルギー代表ルカク(17番)のスピードとヘディングの強さは相当のレベルで、DFコンパニー(シティ)、MFアザール(チェルシー)らいい選手を輩出しているベルギーから、またいい選手が出てきたと実感します。

エバートンはその狙い通り、ルカクのスピードで1点取りましたが、この日はシティが粘り強くポゼッションを続けました。ボランチのヤヤ・トゥーレ(42番)が目立つのはいつものことですが、この日はネグレド(9番)とアグエロ(16番)の2トップが良かったと思います。

前節、シティはアストンビラの格下戦術にひっかかり、2-3で敗れ痛い金星を献上しています。その要因には、トップがジェコとネグレドで、スピード型不在だった事情もあったと思います。今回、アグエロの復帰でDFライン裏に彼を走らせる形が復活し、アグエロは2点目の勝ち越しゴールでうまくDFラインの裏へ出て、強烈なシュートを放っています。

ペジェグリーニのポゼッションを機能させるには、やはりトップは重要で、ラストパスを受けられるFWの出来はもちろん試合を左右します。アルゼンチン代表ではメッシ、イグアインという強力FWとコンビを組む実力者、アグエロの存在は大きく、シティが優勝を狙うとすれば彼の爆発は必要不可欠でしょう。
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セルビア戦プレビュー2

2013-10-11 20:05:40 | ワールドサッカー
日本時間の今夜、日本代表はセルビアとの親善試合を戦います。前回記事にしたときから時間が経ち、ある程度情報も入ってきたので、プレビュー記事を再度書きます。まずは日本代表の練習の情報から書くと、ザッケローニは3-4-3の練習もしているようです。

長友は3バックのインテルでアウトサイドで使われて結果も出しているので、意欲的に取り組んでいますが、3-4-3は日本代表では機能したことがないです。特にこのシステムではトップ下しかできない本田圭佑が入るポジションがない課題があり、本田圭佑を取るかシステムを取るかという選択を迫られることになります。

また、遠藤が足首の捻挫の影響で万全ではなく、今回は細貝のスタメンが有力視されています。メンバーを固定しがちなザックらしく、いつものメンバーのスタメンが予想されていますが、注目は1トップに柿谷の起用が予想されていることです。

粘土質で日本とは違うセルビアのグラウンドに、出てくればビディッチ(マンU)やナスタシッチ(マンC)が相手CBと、これ以上はない厳しい条件ですが、逆にここで通用すれば一気にポジションを手中にする可能性もある、彼にとっては大事な試合です。

セルビアはW杯欧州予選では既に敗退が決まっています。それでも、この試合は代表キャプテンも務めたベテランのボランチ、スタンコビッチの引退試合になります。インテルでは長友のチームメイトだったこともあるスタンコビッチの最後を、勝利で飾りたいセルビアのモチベーションは意外と高いという情報があります。少なくとも左SBコラロフ(マンC)は記者会見に出席していたので試合にも出る可能性は高いです。

セルビアの監督は、ラツィオ時代にFKだけでハットトリックを決めた名DF、シニシャ・ミハイロビッチです。選手としては旧ユーゴスラビア代表CBとしてW杯も経験した名手ですが、監督としてはカターニャ(イタリア)を躍進させた実績こそありますが、フィオレンティーナ(イタリア)で結果を出せず再起の場所にセルビア代表を選びました。

ザックがラツィオの監督をしていたときに、ミハイロビッチは選手だったという間柄なので、汚いファウルを連発するようなことはないと信じたいです。前回も書いた「欧州のブラジル」と異名を取った個人技が見られれば、日本代表にとっては有意義な強化になると思います。
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エメルソンのよう(インテル対ローマ)

2013-10-11 17:49:58 | ワールドサッカー
先週のセリエA、インテル対ローマの映像がNHK-BSで手に入りました。インテルを見るのは今季4試合目で見慣れてきたので、対戦相手のローマに注目してみました。知っている選手はトッティ(10番)とデロッシ(16番)だけだったローマですが、今まで知らなかった選手が一番印象的でした。

それは右FWのコートジボワール代表、ジェルビーニョ(27番)でした。年齢的には26歳と若手ではありませんし、昨年までプレミアリーグのアーセナルに所属した選手ですが、今季は3トップの右で爆発的スピードを見せています。ローマが合っているらしく、速攻主体の攻めなら威力を発揮できますし、シュートもうまいです。Jリーグにいた選手にたとえるならエメルソンです。

アフリカの代表選手は、代表戦の映像は日本では手に入らないので、どうしても欧州のリーグ戦で活躍しないと目につきません。コートジボアールはドログバも35歳になり、いつまでも頼るわけにはいかないので、こういう新しい力が出てくるのは必要とされていたでしょう。W杯で見られる可能性のある才能です。

もちろん、ローマといえばトッティにどうしても目が行きます。3トップの真ん中で起用されていましたが、オランダのウイングサッカーのようにクロスを放り込むことはしません。その代わり、トッティは相手DFからうまく逃げる術を知っていて、トップ下気味に陣取ってウイングにパスを出したり、ミドルシュートを打ち込んだりします。

今回の試合ではジェルビーニョのポストプレーからトッティのミドルで先制点を得ましたし、ジェルビーニョがドリブルで切れ込んだプレーがファウルを誘ってPKになり、そのPKをトッティが決めて追加点と、この二人で試合を決めることができました。また、トッティのうまさを感じるのは、セカンドボールの処理です。

インテルボールがクリアされてトッティに渡ると、長友あたりが必死でチェックに行きますが、トッティはそんなものはチェックとは言わないとばかりに、涼しい顔で相手のマークを外してカウンターを機能させます。トッティ自身はカウンターで走ってはいないものの、トッティのパスで局面ががらりと変わり、3点目のフロレンツィ(24番)のゴールもトッティからでした。

この日はインテルがまったく印象に残らないほど、3-0で勝利したローマがやりたいサッカーを存分に発揮した試合で、さすが開幕7連勝だけのことはあります。
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