ドラフトが話題になるこの時期は、西武の昨年のドラフトの成果を検証する頃です。1位増田(NTT西日本)は中継ぎの柱、3位金子(立命大)は終盤に息切れしたもののスイッチヒッターの打力を生かして一軍定着と、成果は出たと思いますが、一番の掘り出し物は4位の高橋朋己投手(西濃運輸)でした。
左の中継ぎはどこのチームでも欲しいでしょうし、高橋は同タイプだったかつての中継ぎ左腕の星野智樹を戦力外にした後釜としての獲得なので、一軍定着は期待されていたと思います。下位指名の選手で社会人はよくいますが、意外と掘り出し物が多く、中継ぎの柱になってくれる選手は結構います。
高橋も、デビュー当初に打たれていたので、防御率は3点台とあまり良く見えませんが、西武が終盤に追い上げて2位に滑り込めたのは彼の貢献も大きいです。彼はスリークオーター気味に投げる変則左腕ですが、かつての永射投手(西武)や小田投手(西武)のように緩い球でタイミングを外すタイプではなく、145kmのストレートをぐいぐい投げ込む強気の投手です。
渡辺監督は、一軍合流当初は制球に問題のあった高橋の起用法を考えていましたが、一回だけは四死球を出してもいい場面で起用することを徹底していました。剛球投手だがリスクもあるのは、過去には森慎二投手の例もあるので、そういう投手の育て方は西武には蓄積されています。
その結果、高橋は中継ぎ投手としては最も優れた特徴である「三振が取れる中継ぎ」になることができました。先発投手では三振でも打たせて取ってもあまり変わりませんが、中継ぎ投手は外野フライや、緩い内野ゴロでは失点という場面で登板することは珍しくありません。
そういうときに、確実にアウトを取ってくれる三振は重要で、彼が先発投手の崩れた後の二番手で登板してピンチを切ってくれた貢献は大きいです。かつての中継ぎエース、潮崎(現西武二軍監督)を左にしたような投手で、来季は潮崎の現役時代につけていた背番号「16」が空くので、それを継いでくれたら嬉しいなと思っています。
左の中継ぎはどこのチームでも欲しいでしょうし、高橋は同タイプだったかつての中継ぎ左腕の星野智樹を戦力外にした後釜としての獲得なので、一軍定着は期待されていたと思います。下位指名の選手で社会人はよくいますが、意外と掘り出し物が多く、中継ぎの柱になってくれる選手は結構います。
高橋も、デビュー当初に打たれていたので、防御率は3点台とあまり良く見えませんが、西武が終盤に追い上げて2位に滑り込めたのは彼の貢献も大きいです。彼はスリークオーター気味に投げる変則左腕ですが、かつての永射投手(西武)や小田投手(西武)のように緩い球でタイミングを外すタイプではなく、145kmのストレートをぐいぐい投げ込む強気の投手です。
渡辺監督は、一軍合流当初は制球に問題のあった高橋の起用法を考えていましたが、一回だけは四死球を出してもいい場面で起用することを徹底していました。剛球投手だがリスクもあるのは、過去には森慎二投手の例もあるので、そういう投手の育て方は西武には蓄積されています。
その結果、高橋は中継ぎ投手としては最も優れた特徴である「三振が取れる中継ぎ」になることができました。先発投手では三振でも打たせて取ってもあまり変わりませんが、中継ぎ投手は外野フライや、緩い内野ゴロでは失点という場面で登板することは珍しくありません。
そういうときに、確実にアウトを取ってくれる三振は重要で、彼が先発投手の崩れた後の二番手で登板してピンチを切ってくれた貢献は大きいです。かつての中継ぎエース、潮崎(現西武二軍監督)を左にしたような投手で、来季は潮崎の現役時代につけていた背番号「16」が空くので、それを継いでくれたら嬉しいなと思っています。