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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

仕掛けられたミラーゲーム(10/27浦和対柏)

2013-10-27 21:51:53 | 浦和レッズ
埼玉スタジアムから帰ってきました。試合レポートは明日で失礼します。

以下翌日追記。

柏は3バックを試す報道がありましたが、その通り、鈴木、近藤、渡部とCBタイプを3人並べてきました。前線はクレオの1トップに、工藤、田中順也をシャドーに置く、浦和と同じシステムの「ミラーゲーム」を挑んできました。柏はリーグ戦はタイトルの望みがないので、ナビスコ杯決勝の前哨戦となるこの試合では思い切ったことを試すには好機です。

ただ、見た限りではこのシステムは守備陣が慣れていない印象を受けました。浦和の1トップの阪野はDFとボランチで4人がかりで挟むものの、2シャドーの原口と柏木のところは守りにくそうにしていました。浦和の長所は4バックの相手にアウトサイドが面白いように空くところで、柏はそれを封じに3バックに変更しましたが、2シャドーをマークできなければ意味はないと見るべきです。

その守りにくさを突いたのが柏木の2ゴールという結果に現れましたが、ミラーゲームということは同じようなことが浦和守備陣の守りにくさにも現れています。浦和の攻撃時の4-1-5は1トップのクレオには対応が効いても、2シャドーの工藤、田中順也に対する守備が守りにくそうでした。

また、ボランチの長い距離の飛び出しも嫌そうにしていました。カウンターからの大谷の長い距離のドリブルには、浦和守備陣のチェックが後手に回り、何度もピンチを招く結果になりました。浦和のミシャサッカーは以前も書きましたが、守備陣の高い信頼性が前提で成り立っているので、1失点の場面のような那須のイージーミスは致命傷にもなりかねません。

それでも、終盤にアーリークロスでどんどん攻めてきた柏の攻めに対し、山田暢久が有効だったのはナビスコ決勝に向けては収穫でした。セットプレーで複雑な動きをされるのは苦手な暢久ですが、1対1ならクレオが相手でも十分競り勝っており、苦しくなったら暢久を入れれば何とか試合の流れを切ってくれるという、安心感は示せたと思います。

ナビスコ決勝では、柏は同じ手ではたぶん来ないと思います。慣れている4-2-3-1に戻し、いつもの攻撃サッカーで浦和を崩しに来た方が悔いがないと、私がネルシーニョだったら思いますが、それでも鈴木が負傷交代した際に谷口を同じポジションに入れたところを見ると、3バックもあるのかなと思います。
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J1J2両方の得点王(佐藤寿人)

2013-10-27 09:55:02 | 他チーム
今日は埼玉スタジアムへ行くので、即日更新が出来なかった場合に備え、穴埋めネタを用意して出かけます。昨日はJ1は1試合だけ行われ、広島が石原のゴールで1-0で仙台を下し、暫定ながら首位に立ちました。2度の降格から優勝争いができるレベルにチーム力を上げてきた広島の力は相当です。今回はその広島のエース、佐藤寿人選手を取り上げます。

佐藤寿人は、J1J2両方の得点王という記録を持っています。過去にはエメルソン、ジュニーニョがいる記録で、どんな環境でも点が取れる選手しかできない記録です。佐藤寿人が憧れるのは、元イタリア代表FWインザーギで、何回オフサイドにかかっても一回抜け出せば1点取れるという哲学を佐藤寿人も持っています。

3-6-1の1トップに佐藤寿人を最初に置いたのは、現浦和監督のミハイロ・ペトロビッチです。3-6-1の1トップは浦和のワシントンのように、ポストプレーヤーがキープするものと思っていた私には斬新な発想で、当時のサッカーは2シャドーにキープさせ、佐藤寿人はDFラインと駆け引きしていいという考えでチームを作りました。

佐藤寿人は、上背のあまりない自分でも、工夫次第でプロで成功できる道はあるとサッカー少年にメッセージを発信しています。たまに、NHK-BSのJリーグタイムで、複雑な動きやシュートフェイントを入れて、相手GKを出し抜く動きは紹介されています。それだけFWは面白いポジションで、しかもそれが明確な数字で出るのですから、佐藤寿人のレベルの高さは示されていると思います。

佐藤寿人は現時点でJ1通算得点数が134点で、トップの中山の157点に挑める立場です。既に歴史に残るストライカーにはなっていますが、まだ32歳ですからどんどん歴史を作って欲しいと期待しています。もちろん、1トップ候補を探している日本代表もありうると思っています。
コメント (2)
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