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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

川上監督逝く

2013-10-30 20:51:09 | 他スポーツ
今日、出先から帰ってきたら、スポーツ界では大きなニュースの訃報がありました。元巨人監督、川上哲治氏が93歳で亡くなりました。川上氏といえば不滅の大記録である巨人のV9を監督として指揮した指導者のイメージが大きいですが、現役時代も巨人の一塁手として「打撃の神様」や「赤バットの川上」という異名も持っていた一流選手でした。

川上監督は徹底した管理野球を推進した監督で、選手からは不満の声も聞こえましたが、プロスポーツは勝つ監督にはついていくもので、結果を残すことでこれだけの長期政権を維持できた監督でした。当時では珍しい、データ野球を推進した監督で、日本シリーズで対戦するパリーグのチームを視察するために、胴上げのかかった試合に森捕手を出場させず、パリーグの試合を見に行かせたという非情な面も持っています。

当時の巨人のメンバーは、王貞治、長嶋茂雄の「ON砲」が強力な威力を誇っていました。当時のホームラン記録の常連だった王も、今の広い球場の多くなった時代で同じ記録を残せるかは議論も呼ぶと思いますが、巨人V9には彼の打力は必要不可欠でした。ただ、当時の巨人はドラフト制度以前の選手が主力だったことは考慮する必要があります。

ドラフト制度がなかった時代に、新人選手の契約金が高騰した過当競争を防ごうという理由で導入されたのがドラフト制度です。今、これほどのチームを作るのは戦力が全チームに散らばって難しいともいえます。もっとも、勝つことがどれだけ大事かは、このときのメンバーの多くがいろんなチームで指導者として必要とされた事実にも現れています。

王は巨人、ダイエー、長嶋は巨人、森は西武で監督を務め、脇役陣も多くのチームでコーチをするなど、常勝巨人の頭脳はいろんなチームが吸収しようとしました。今、西武黄金時代の主力選手がいろんなところでコーチをしている事実を見ると、やはり野球は勝てばいろんなところでおまけがついてくるから、何が何でも勝たなければいけないと、当たり前のことですが強く思います。
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リトリートの相手(U-17日本対スウェーデン)

2013-10-30 16:30:07 | ワールドサッカー
写真は所用で出かけた渋谷ヒカリエから見た、新宿副都心です。今は学生時代に映画を見たパンテオンは既になく、跡地に渋谷ヒカリエが建っています。今日はいつものサッカーネタで、UAEで行われているU-17W杯のベスト16、日本対スウェーデンを取り上げます。

もちろん代表戦ですから、日本を応援するつもりで見ていましたが、U-17なのでまだまだ戦術的攻防には雑さも見られます。それでも、吉武監督が育成重視の考え方でメンバーを入れ替えたり、ポゼッションサッカーのできる技術が備わったりと内容は評価しています。

しかし、結果は1-2で敗れてベスト16敗退ですから、敗因は検証されなければいけません。スウェーデンは2ラインを低い位置に引く4-4-1-1の布陣で、日本にボールをキープされるのは覚悟してカウンターを狙ってきました。そういう相手に中盤でミスが出て注文通りのカウンターを食らってしまったのはまだU-17の雑さが出てしまった格好です。

1点ならともかく、この形で2点を取られてしまったのですから、ポゼッションサッカーで高いラインを引く日本サッカーの理想の高さは認めても、それを完成させるには大人になってからの成長は要求されます。

スウェーデンの2ラインコンパクトサッカーは格下戦術としては一般的な形なので、これを打ち破る技術はプロとして経験を積んで欲しいですが、印象に残った選手はいました。右MFの小川紘生選手とFWの杉本太郎選手です。

結果的には、この技術の高い二人が後半頭からの途中出場だったことも日本代表の敗因になりましたが、この二人には可能性は感じました。小川選手はイングランド代表MFウォルコット(アーセナル)のような選手で、空いているスペースにどんどんかけ上がっていける能力が高いです。日本の1点は相手のオウンゴールでしたが、それにつながるクロスを上げたのは小川選手でした。

杉本選手は鹿島に内定していますが、タイプ的にはスペイン代表MFのシルバ(マンチェスターC)に似ています。ボールにたくさん触れてリズムを出す、運動量の多い選手です。FWとして見てしまうと、ボランチの位置まで引いて受けたがる彼の動きは賛否両論あると思いますが、瞬間的なスピードと技術の高さはプロでも通用すると思います。
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