先日、NHK-BSで放送されたイングランド・プレミアリーグのアストンビラ対マンチェスターC(以下シティ)を見ました。アストンビラの本拠地、ビラパークはロンドンとリバプールを結ぶ高速道路から見える丘の上にあって、ツアーで同行した仲間がこのビラパークを見つけると拍手をして盛り上がったことを思い出します。
今回、初めてビラパークの内側の映像を見ました。アストンビラというチームは決して優勝争いをする強豪ではありませんが、2階建てで屋根付きのサッカー専用スタジアムを持っており、相手が強豪シティということもありスタジアムは超満員でした。
アストンビラはバーミンガムという、ある程度の大都市が本拠地ですが、ここにマンチェスター2強、リバプール、アーセナル、チェルシーが来る試合は地元にとってはお祭りのような感覚なのでしょう。
試合は、ボールポゼッション率がシティ67%、アストンビラ33%と圧倒的にキープされた、アストンビラにとっては格下サッカーに徹せざるを得ない相手でした。しかし、結果は驚くべきもので、3-2でアストンビラの勝利です。5-3-1-1の極端な格下サッカーのアストンビラは、シティのポゼッションに防戦一方でした。
試合を通じて一番目立った選手が、シティのボランチ、コートジボアール代表のヤヤ・トゥーレ(42番)だったあたりはアストンビラの格下戦術ゆえで、3ボランチと5バックで徹底して引いたアストンビラは、たぶん長時間0-0でしのぐゲームプランだったと思います。しかし、前半終了間際のCKからヤヤ・トゥーレのゴールでシティが先制点を入れ、結果を知らなかった私はこのままアストンビラが敗れたと思っていました。
しかし、ほとんどワンチャンスかに思えた、7番のスルーパスに反応したモロッコ代表MFエル・アハメド(8番)のシュートで同点に追いついたアストンビラは、勝負の期待をつなぎます。シティもテクニシャンのナスリ(8番)を下げてスピード型のヘスス・ナバス(15番)を投入して、相手左アウトサイドのルナ(14番)のところを仕掛けさせます。
2点目がジェコ(10番)のバックヘッドでシティに入ったときは、今度こそ勝負あっただろうと思っていました。しかし、一方的に押し込むことをゲームプランとしていたシティは、両SBが同時に上がりCBコンパニー(4番)、ナスタシッチ(33番)の2枚しか最終ラインに残していませんでした。
それが、シティの隙になりました。7番の直接FKで同点に追いついたアストンビラは、GKからのロングボールでわずかに触った10番のシュートをクリアできず、そのままコロコロとゴールに吸い込まれた3点目が決勝点になりシティは内容では完全に勝っていた試合を落とすことになりました。
これだからサッカーは面白いのですが、サッカーにおいてリスクマネジメントは大切で、勝っている試合を確実に逃げ切る方法も必要です。シティは前監督のマンチーニ時代も欧州CLのグループリーグで敗退するなど勝負弱さが気になっていたチームだけに、少し気になる終わり方でした。
今回、初めてビラパークの内側の映像を見ました。アストンビラというチームは決して優勝争いをする強豪ではありませんが、2階建てで屋根付きのサッカー専用スタジアムを持っており、相手が強豪シティということもありスタジアムは超満員でした。
アストンビラはバーミンガムという、ある程度の大都市が本拠地ですが、ここにマンチェスター2強、リバプール、アーセナル、チェルシーが来る試合は地元にとってはお祭りのような感覚なのでしょう。
試合は、ボールポゼッション率がシティ67%、アストンビラ33%と圧倒的にキープされた、アストンビラにとっては格下サッカーに徹せざるを得ない相手でした。しかし、結果は驚くべきもので、3-2でアストンビラの勝利です。5-3-1-1の極端な格下サッカーのアストンビラは、シティのポゼッションに防戦一方でした。
試合を通じて一番目立った選手が、シティのボランチ、コートジボアール代表のヤヤ・トゥーレ(42番)だったあたりはアストンビラの格下戦術ゆえで、3ボランチと5バックで徹底して引いたアストンビラは、たぶん長時間0-0でしのぐゲームプランだったと思います。しかし、前半終了間際のCKからヤヤ・トゥーレのゴールでシティが先制点を入れ、結果を知らなかった私はこのままアストンビラが敗れたと思っていました。
しかし、ほとんどワンチャンスかに思えた、7番のスルーパスに反応したモロッコ代表MFエル・アハメド(8番)のシュートで同点に追いついたアストンビラは、勝負の期待をつなぎます。シティもテクニシャンのナスリ(8番)を下げてスピード型のヘスス・ナバス(15番)を投入して、相手左アウトサイドのルナ(14番)のところを仕掛けさせます。
2点目がジェコ(10番)のバックヘッドでシティに入ったときは、今度こそ勝負あっただろうと思っていました。しかし、一方的に押し込むことをゲームプランとしていたシティは、両SBが同時に上がりCBコンパニー(4番)、ナスタシッチ(33番)の2枚しか最終ラインに残していませんでした。
それが、シティの隙になりました。7番の直接FKで同点に追いついたアストンビラは、GKからのロングボールでわずかに触った10番のシュートをクリアできず、そのままコロコロとゴールに吸い込まれた3点目が決勝点になりシティは内容では完全に勝っていた試合を落とすことになりました。
これだからサッカーは面白いのですが、サッカーにおいてリスクマネジメントは大切で、勝っている試合を確実に逃げ切る方法も必要です。シティは前監督のマンチーニ時代も欧州CLのグループリーグで敗退するなど勝負弱さが気になっていたチームだけに、少し気になる終わり方でした。