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クリスマスツリー(インテル対フィオレンティーナ)

2013-10-10 17:40:53 | ワールドサッカー
長友佑都が、今年はインテルでもコンサルタントに出場しているので、インテル戦を見るのは楽しみですが、あまのじゃくな私は対戦相手のフィオレンティーナ(以下フィオ)をチェックしてみました。フィオは今オフにエースストライカーのモンテネグロ代表、ヨベティッチをマンCに引き抜かれています。

フィオの監督は、現役時代はローマのFWだったモンテッラで、昨年フィオを4位に導いたことで評価されている監督です。ヨベティッチの代役は、バイエルンからドイツ代表FWマリオ・ゴメスを獲得していますが、この試合は負傷欠場でした。

そのため、ロッシを1トップに置く4-3-2-1という布陣をモンテッラは選択しました。この布陣は並べると三角形になる理由でクリスマスツリーと呼ばれていますが、ポゼッションをやりたいチームが採用する布陣です。確かに、試合を見ていればフィオはボランチのアクイラーニ(10番)やバレロ(20番)にボールを持たせようとしてきました。

フィオの補強の目玉だった、右の攻撃的MF、元スペイン代表ホアキン(17番)は32歳とピークを過ぎていたらしくあまり存在感はありませんでした。また、ロッシも前線で待っていいボールに反応するタイプで、フィオの攻撃が機能するかどうかは後ろ次第です。

これに対し、インテルは速攻主体で対応しました。後ろを3バックでしっかり固め、グアリン(13番)やアルバレス(11番)のスピードで攻めるスタイルは、今季ナポリから移ったマッツァーリ監督がすっかり確立しました。3-5-2の左アウトサイドの長友佑都も、チームメイトに信頼されているようで、いいボールが出てきます。

今季のインテルはファンタジスタやポストプレーヤーに頼らないチーム構成です。少しポストプレーをするFWのパラシオ(8番)も、基本は動き回る選手です。この試合は2-1でインテルが勝ちましたが、昨年負傷者が続出してチームにならなかったインテルが、まとまってきたのを感じます。

また、昨年は9位と低迷して、欧州のカップ戦に出られないインテルですが、やはりインテルの名前は大きく、20歳のFWイカルディはサンプドリアから、21歳のMFテデールはボローニャから、19歳のMFコバチッチはディナモ・ザグレブからインテルの名前に惹かれて移籍加入しています。やはり名門クラブは違うと、こういう若手の活躍を見て思います。
コメント
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