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Kobby loves 埼玉&レッズ

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柏戦マニアック分析

2013-10-29 17:58:22 | 浦和レッズ
前回の記事で、柏の3バックは成功とは言えないと書きましたが、それでも浦和の弱点を分析した成果は出ていたと思います。最大のものは浦和が4-1-5に組み替えたときの柏ボランチの飛び出しです。ナビスコは大谷が出場停止になるので同じ手は使えませんが、大谷が前目に出て浦和の中盤のぽっかり空いたスペースを狙う攻撃は有効でした。

この攻めに浦和が対処するためには、2シャドーが帰陣するしかありません。柏木が腰痛明けという事情はありましたが、2シャドーが前に残りすぎて、中盤が空くミシャシステムの弱点を動いてカバーしようという気持ちはあまり見られませんでした。ミシャがよく「相手より動け」というのは、こういう自らのシステムの弱点をカバーしろという意味もあると思います。

また、柏の攻撃は1トップ、クレオの頭狙いは効いていました。中盤で組み立てるより、カウンターやロングボールを繰り出した柏ですが、クレオが自分でゴールを狙うよりは2シャドーに生きたボールを供給すると割り切った攻撃は有効でした。工藤、田中順也の2シャドーも、4-2-3-1のときのウイングより真ん中に近い位置に陣取れる、この形で機能していました。

後半、浦和が押し込まれたのは、いつものポゼッションサッカーが機能していなかったことも理由だと思います。阪野がオフサイドトラップに何度か掛かったのが不満だったらしいミシャは最初に1トップを関口に代えますが、関口の1トップは何度も動き出しこそしてくれますが、興梠のようにロングボールで体を張ってキープするような形作りはできていません。

また、マルシオが出場しなかったので、彼の状態はわかりませんが、負傷明けでアップ中に膝のテーピングが見えていたので、できれば使いたくなかったと推測しています。柏木、原口、マルシオあたりは信頼して出せますが、梅崎は負傷明け以降あまり機能しておらず、柏木がナビスコを欠場するようだと苦しい展開になると思います。

ナビスコはベストメンバーが戻る浦和は、いつものメンバーに戻していつものサッカーで臨むでしょう。柏の出方を見極め、アウトサイドとシャドーのどちらが使えるかと判断して、正しい攻撃を選択すれば勝機は十分と思います。
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