Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

真夏の夜の夢(8/7清水対鹿島)

2010-08-08 10:10:41 | 他チーム
昨日はチャンネルを変えながら、大宮対湘南、清水対鹿島、山形対磐田の3試合を斜め見していました。真夏の今の時期は、全試合ナイトゲームなので、複数のチームの情報は得にくいのですが、できる限り見てみました。熊谷(大宮対湘南)観戦は体調不良で見送りました。

やはり首位攻防戦ということもあって、清水対鹿島が熱く燃えた好ゲームでした。追う清水は勝って首位に立っておかないと、鹿島に逃げ切られてしまうということで、必死に攻めて鹿島を叩いておこうという意思は強く感じました。清水は今は4-3-3で、アンカーの本田拓也の両側を小野伸二と兵働でカバーする戦術になっています。

それでも、小野伸二には攻撃の自由度は与えられていて、パスを味方に預けてするすると前線に出てシュートを狙う場面は多く見られました。これほど調子の良い伸二を見るのは久しぶりで、今は敵ですが調子がいいことは浦和にいた選手ということで嬉しく思います。

また、清水はヨンセンがキープ力で効いています。年齢的には36歳と、そろそろ後釜を考えておいた方がいい年齢にはなってきましたが、足元もうまくさすがは元ノルウェー代表です。岡崎が決定力不足で目立ってしまったのが残念ですが、清水の決勝点がいかにも首位攻防戦らしい形で印象的です。

岡崎が胸で落として、DFラインの裏側に枝村を走りこませる形でしたが、伊野波の方が先に追いついてクリアしました。しかし、なんとこのボールが枝村の胸に当たって跳ね返ってゴールになり、清水は2-1と勝ち越し、そのままこの試合を勝ちます。清水サポにとっては格別の思いの一日だと思います。鹿島に勝って首位というのは、優勝も当然視野に入っていると思います。

対する鹿島は踏んだり蹴ったりの一日で、マルキーニョスがどうやらじん帯損傷をやってしまったらしいのは負けるより痛かったと思います。接触の怪我ではなく、自爆の怪我ですから、普通に考えると長期離脱は間違いなく、これまでの鹿島を支えてきた功労者をこんな形で欠くのは本当に痛いでしょう。
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神戸戦プレビュー

2010-08-07 15:57:31 | 浦和レッズ
昨日は腸炎から来る体調不良で、本来の夏休みの前日でありながらダウンしてしまい、ブログもお休みにして結果的に夏休みが一日長くなりました。もちろん、いいことではなく、この体調では夏休みにアクティブに動き回るのは無理そうです。家でブログの更新ができれば精一杯かなと思います。

それはともかく、明日浦和は神戸とアウェイで対戦します。今の神戸の本拠地のホームズスタジアムはあまり浦和にとって相性の良いスタジアムではなく、去年も負けていますし、一昨年も引き分けでした。神戸ユニバー時代はほとんど負けた記憶がないので、それだけ浦和が弱くなったのかと寂しい気分です。

しかし、今浦和が置かれた状況を考えると、この試合は勝利が求められる試合です。現在7勝7敗2分けという位置は、後半戦よほど連敗街道を進まない限りJ1には残れそうですが、それを避けるためには下位の神戸からは確実に勝ち点3を取っておくことが要求されます。

神戸は大久保は出場停止から戻ってきます。2トップを組む相手は草津から加入の都倉になりそうで、この都倉のところでボールが収まると大久保が生かされることになります。スピラノビッチが都倉を潰す役割になるでしょうが、そのミッションが達成できないと坪井と大久保の「競走」という可能性もあります。

また、大分時代、いい選手だと絶賛していたエジミウソンを久しぶりに見られそうなことも楽しみにしています。攻守両面に効くボランチですが、神戸ではどちらの役割をしているか、テレビでどこまでわかるかは微妙ですがわかれば嬉しいです。

浦和サイドから見ると、田中達也の負傷は気になるところですが、GGRの予想スタメンはサヌのFW起用でした。確かに、左SBに攻撃力のあるタイプの宇賀神とサヌがポジションを争うのはあまりいいことではなく、どちらかのポジションを動かせればそちらの方がいいはずです。

サヌのFW起用が良かったと言えるかどうかは、宇賀神の出来にかかっていますが、この両者がポジションを入れ替えるような流動性を出してくれれば、神戸守備陣は相当戸惑うのではと思います。
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背番号5のFW

2010-08-05 19:14:57 | 浦和レッズ
日曜日の神戸戦、負傷の田中達也に代えてサヌのFW起用が有力という新聞記事を見ました。サヌの背番号は5番なので、背番号5のFWが出現するのは、浦和の歴史でも珍しいです。いくつか記憶をたどってみます。

・堀孝史(1996年)

1993年シーズンは本当にFWだった堀ですが、このシーズン無得点の不振で弱い浦和の象徴にされてしまいました。翌年の横山監督が堀を右アウトサイドにコンバートして、堀自身もFWをきっぱりあきらめたことが彼の選手生命を延ばしてくれました。

しかし、そんな堀も、1996年にFWに負傷者が続出したシーズンにわずかな間ですがFWをやっています。当時リーグ戦は固定番号ではなかったですが、天皇杯は固定番号だったので、突然出現した背番号5のFWには相手チームも驚いたことでしょう。

・室井市衛(2002年)

今でも思い出す初めてのナビスコ杯決勝、CBの控えとしてベンチ入りしていた彼ですが、敗色が濃厚になった終盤にFWとして投入されます。しかし、時間が短かったこともあってあまり有効なプレーはできずに不完全燃焼で試合を終えます。

・ザッペッラ(1999年)

当時の原監督が苦しいときに一度だけ打った手です。しかし、FWとしては決して向いていたとは言い難く、ペトロビッチのFWとともに原監督の采配ミスの一例として覚えています。

・ネネ(2005年)

当時のブッフバルト監督が敗色濃厚の展開で闘莉王をFWにすることはよくありますが、同じ長身DFでありながらネネをFWにしたことは一度しか記憶にありません。当時は当然のように闘莉王がCFに入っていて、前後逆転布陣になっていましたが、効果なく敗れました。

こうして振り返ると、機能した背番号5のFWは堀だけです。サヌもどちらかと言えばスピード型なので、堀を再現する可能性はあります。最初はどういうプレーをするか相手も知らないので、大きな驚きを起こす可能性もあります。
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堤俊輔取説

2010-08-04 19:06:01 | 浦和レッズ
ちょっと古い話ですが、浦和のDF堤俊輔選手が、J2のロアッソ熊本にレンタル移籍しました。先週末の試合には出ていたようで、カテゴリーはともかくプロである以上試合に出られるところへ行くのは正しい選択だと思います。

堤はユース時代からサテライトの公式戦に出ていたので、年齢的には若いですが浦和サポにとっては結構古株の部類に入ります。プレーもインパクトがありました。平本、森本らトップの選手が多く出場していた東京Vとの一戦でリベロで出場した堤は、厳しいプレッシャーをもろともせずに、絶妙なパスを出していました。

これならトップ昇格は間違いないと思いましたが、トップで試合にコンスタントに出られるようになったのはエンゲルス監督が抜擢した2008年シーズンです。闘莉王の存在で、リベロで出場することはなかったですが、落ち着いてパスをつなげる能力は高かった印象があります。

また、年齢別代表にも呼ばれて、U-20アジア選手権で左SBに入るなど、早熟の選手でした。残念ながら本大会のメンバーからは漏れてしまったので、世界で活躍することはできませんでしたが、若いうちから輝いた選手の一人ではあります。

ただ、今のJリーグは、「ユニバーシアード日本代表」や「U-20日本代表」の肩書きを持っていてもJ2やJFLでプレーする選手は結構多いです。1999年ワールドユース準優勝メンバーでも、今は現役を退いた選手もいます。堤も、スピード不足という弱点を抱えており、J1レベルでは相手に徹底的に狙われてしまいました。

熊本のサポがうちのブログを見ている可能性は低いですが、読みとカバーリングでどこまで4バックのセンターをこなせるか、わかれば嬉しい気もあります。ひょっとしたらユース時代の経験でSBに入っている可能性もあります。
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消耗戦(2007年シーズン)

2010-08-03 20:33:14 | 浦和レッズ
今の浦和が連戦の消耗が言われていますが、もっときつい消耗戦を戦った経験はわずか3年前にあったはずです。2007年シーズンのACL優勝のことですが、あの当時はアウェイの地で見事なサッカーをする浦和より、リーグ戦で疲労を抱えながら辛勝して優勝争いに踏みとどまった試合の方が印象的です。

特にきつそうだった試合はアウェイの準々決勝、全北現代戦に勝利した直後の雨の中の新潟戦(埼スタ)と、準決勝の城南一和戦のアウェイ戦を引き分けた後の大分戦(駒場)でした。当時のオジェック監督が主力選手に休養を与えず、ほぼ全試合ベストメンバーにこだわってしまったので、主力選手の疲労はスタンドから見てもわかるほどでした。

新潟戦は最後の最後まで得点が動かない苦しい試合でしたが、最後のロスタイムにポンテが決勝弾を叩き出して1-0で勝利しています。当時のゲームレポートを読み返したら、闘莉王のヘディングにかなり頼っていたようです。この試合が終わると、週1試合のペースで戦う他チームはオフの日に、韓国への移動が入り、リフレッシュする時間もない状態でした。

大分戦はもっと苦しい試合になりました。疲労している浦和のコンディションを狙おうとした大分は、左アウトサイドの鈴木慎吾を中心に、厳しいプレスで浦和を圧倒してこようとしました。当時、右アウトサイドが永井だったため、鈴木慎吾のクロスに対応が効かず、苦しい試合になりました。

最後はワシントンとポンテの約束で、「真ん中を見ないで上げていい」というワシントンの言葉通り真ん中を見ないで上げたクロスに、ワシントンの反応が追いついて2-1と辛勝することができました。しかし、この試合を見て思ったのは、たとえ隣国の韓国といえども、異国で試合をした次の試合は苦しいということで、もし準決勝で中東の相手を引いていたら優勝できなかったかもしれません。

これほどの困難を乗り越えた浦和のはずなのに、今はどうしたと檄も飛ばしたくなりますが、あの当時の主力も海外に行ったり移籍したり、残っている選手も少しずつ力が落ちてきています。あの当時の夢をもう一度実現するには、山田直輝、原口たち若い選手が主力に成長して新たな黄金時代を作るしかないのかもしれません。
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驚異的なキープ力(ラファエル)

2010-08-02 19:58:32 | 他チーム
本来ならば今日は「大宮戦マニアック分析」の予定でしたが、あれだけのハーフコートマッチで点が入らないというのが論理を超えているので、理詰めの説明はできません。後半こそ浦和のプレスの前に消されましたが、間違いなくおとといのヒーロー、ラファエル選手を取り上げます。

ラファエルはブラジルでは無名選手でしたが、まさに大宮が見つけた「掘り出し物」で、足元のテクニックに優れ、ヘディングも強く、パスを出してもうまいと、自分で点を取る以外の要素は全て兼ね備えた選手です。おととい浦和はそのラファエルに点を取られてしまいましたが、基本的にはアシストの方が得意なFWです。

そんなラファエルですが、おとといのプレーを見て印象的だったのは、その懐の深いキープです。浦和MFが二人がかりで取りに行っても取れないほどで、守備的な大宮はラファエルにボールを入れれば、そこで時間を作れるので、信じて味方が上がってきます。ワンツーのパスを出しても正確に足元に出せます。

これほどの選手がいて、なぜこの順位?と思うかもしれませんが、大宮はしばらく負傷でラファエルを欠いていました。もしフル稼働していれば中東からオファーが来てもおかしくない活躍をした可能性もあります。これから、大宮はラファエルの力で勝ち点を取り、残留を目指すことになるのでしょう。

そのため、浦和の後半の戦略は「とにかくラファエルに入れさせない」でした。阿部勇樹や鈴木啓太が高い位置でボールを奪い、ラファエルを孤立させることでハーフコートマッチに持ち込みました。戦い方としては正しいのですが、いかんせん大宮の守備の前に、エジミウソンの前のスペースは空きませんでした。

どうやらマトがついていたらしいのですが、エジミウソン一枚消されただけで、あれだけ優位に運んでいる試合を落とすようでは、とても上位チームの戦いとは言えません。大宮も今回はたまたまうまく行きましたが、この手は何度も使える手ではないことは確かです。
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敗戦の中の光(ウィルフリード・サヌ)

2010-08-01 17:03:26 | 浦和レッズ
昨日の大宮戦は結果は敗戦でしたが、一つだけ思わず「これを見るために埼スタに来ているんだ」とつぶやいたほどのプレーはサヌ選手の長い距離のドリブルです。サヌは京都戦でJ初ゴールを決め、今乗りに乗っている選手だと思いますが、こういうタイプの選手は浦和では初めて見ます。

確かに、ボリ、エジミウソン、ネネら黒人選手が在籍したことはありますが、ボリとネネはCBで高さとパワーが武器で、エジミウソンはいいボールに反応するタイプの選手です。昔こんなプレーを見た記憶は、アトランタ五輪(1996年)当時のナイジェリア代表のババンギダという高速ドリブラー以来です。

当時、ババンギダのドリブルは「ゴムまりが弾むよう」と例えられていました。それだけ急角度に切り返し、長い距離を持ち上がるドリブルはそれだけでナイジェリアの武器でした。正直、今までサヌにこういうプレーができるとは思っていませんでした。サヌは確かにサッカーの技術という意味では成熟していて、右でも左でも高い精度のボールを蹴れますが、スピードという意味では単純に縦に走るだけと思っていました。

そんなサヌから出た、スーパープレー一歩手前のプレーはスタンドがすっかり沸いたほどで、シュートが決まっていれば伝説の選手になれていたかもしれません。惜しくも、このシュートが入らなかったことで、試合は敗れ、このプレーも忘れ去られてしまうかもしれません。

こんなロングドリブルは、かつて浦和時代の永井雄一郎も見せたことがあります。永井の場合はスピードでなく、テクニックで抜くタイプの選手ですが、埼スタの東京V戦で、永井と山瀬功治の二人がハットトリックを決めた圧勝の試合で、永井がハーフウェイライン手前で奪って次々相手DFをごぼう抜きしたプレーを思い出しました。

ただ、昨日のサヌは永井よりババンギダの名前を思い出すほど、強烈なインパクトのあるプレーでした。サヌはフィンケ監督を慕って来日した可能性が高く、フィンケ監督が解任されるようなことがあれば浦和には残らないと思いますが、これだけ能力があるなら是非残り試合での活躍を期待したいと思います。
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来場所の番付編成会議

2010-08-01 14:51:16 | 他スポーツ
浦和敗戦のため、今日は違うところからネタを引っ張ってきます。皆さんご存知の通り、大相撲は野球賭博の一件で揺れに揺れ、琴光喜の解雇を筆頭に大量の力士が謹慎処分を受けるという異例ずくめの体制で行われました。この影響を大きく受けるのが、来場所の番付編成会議です。

ご存知ない方のために説明すると、大相撲の番付はコンピューターで決めているのではなく、手作業で親方衆の合議のもとで決められています。原則として勝ち越し1(8勝7敗)で1枚、勝ち越し3(9勝6敗)で3枚番付が上がることになっています。そのため、大体これくらいの成績だったら来場所の番付はこれくらいと、力士は予想がつきます。

しかし、今場所はある親方が「100年に一度の変事」と語るように、想像もつかない新入幕や新十両が出そうです。理由は謹慎力士の処遇で、謹慎力士は必ず階級を落とす(幕内→十両、十両→幕下)と決めているからです。また、幕内は定員制のため、琴光喜の解雇で空いた分も十両から補充します。

既に新十両、再十両は発表されていますが、7人が幕下から十両昇進という事態で、中には幕下11枚目で6勝1敗という成績で昇進した力士もいます。普通、幕下10枚目以下なら全勝以外は上がれないとされているので、異例中の異例です。苦労して幕下上位に張り付いてきたベテランの琉鵬、十文字らは苦労が報われたと感じたことでしょう。

また、幕内昇進はもっとドラマ性が高いものになりそうで、先日の新聞記事を見たら、幕内が9人空くとすると、東十両11枚目で8勝7敗の豊桜まで昇進の可能性があるとのことで、十両の上位陣は総入れ替えに近い状況になります。

幕内昇進は番付発表までわからないことになっているので、どういう事態になるかは8月末の番付発表を見ないとわかりませんが、痛みを伴う改革に乗り出す相撲界が、この番付総入れ替えでどこまで変わるか、土俵の上以外は見られない私たちファンも注目しています。
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