北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

定額給付金とのし袋

2009-03-05 23:17:49 | Weblog
 定額給付金が支給開始となりました。

 定額給付金を含む第二次補正予算案は成立していたものの、関連法案が野党の反対でなかなか成立していなかったものです。

 この給付金を「真っ先に支給する自治体」というのはニュースバリューがありました。北海道の西興部村(にしおこっぺむら)と青森県の西目屋村です。

 事前のマスコミ報道では給付に反対が7割以上という報道がたくさんった一方で、「給付されればもらう」という人が8割に上った記憶もあって、一体何をどう理解したらよいのかわかりませんでしたが、決まった以上早く給付してほしいものです。

    ※    ※ 【以下引用】 ※    ※

定額給付金「もらった」 北海道・青森の2村、全国の先陣切り支給

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090305AT3B0404405032009.html 総額2兆円規模の定額給付金の支給が5日正午、全国の先陣を切って青森県西目屋村と北海道西興部村で始まった。西目屋村では職員が現金をのし袋に入れて、役場窓口で手渡しで支給した。

 西目屋村の支給対象者は537世帯の1595人で、給付金総額は2546万円。当初は9日から配ることにしていたが、「村民から『早くほしい』という声が多かった」(関和典村長)ため、急きょ給付開始を5日に繰り上げた。

 定額給付金は景気の急速な悪化を受けて、政府が国民の生活支援と地域経済活性化を目的に導入した。1人1万2000円で、65歳以上と18歳以下には1人2万円を配る。これを機に、地元商店街などと連携し一定額を上乗せして買い物ができる「プレミアム付き商品券」を発行する市区町村も多い。

    ※    ※ 【引用おわり】 ※    ※


 この定額給付金を第一号でもらったのは西目屋村の山下さんという女性だそうで、取材陣が殺到。

 印象的だったのは、西目屋村は村民の人数が少ないこともあって各家庭ごとに現金で支給したのですがそのときにちゃんと「のし袋」に納めて配っていたことでした。

 受け取った山下さんは「もう、ありがたくて・・・仏壇に供えてから使います」とコメントしていたのですが、「のし袋」といい、「仏壇に供え」たり「ありがたくて」というあたりに素朴な日本人の感謝の気持ちが現れていて実に暖かい気持ちになりました。

 現金1万2千円を無機質な役場の茶封筒ではなく、のし袋に入れて配布した西目屋村に拍手を送りたいと思います。
 
 こんなちょっとした気遣いで、心が温まることが景気復活に繋がることを信じたいですね。
コメント
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