無事に今年も誕生日を迎えられました。
SNSなどで各方面からお祝いをいただきありがとうございます。これからも健康に留意して頑張りたいと思います。
というわけで今年56歳になった私ですが、生年月日は昭和33年9月19日。この日に何があったか、ということを探してゆくとプロ野球界に燦然と輝く印象的な一日だったことがわかります。
この昭和33年というのは読売巨人軍に長嶋茂雄選手がルーキーとして入団した年で、それまでの新人による打撃記録をことごとく塗り替える大活躍をした年。なにしろ並み居る先輩選手に混じって、本塁打王と打点王の二冠を獲得。
打率は、大阪タイガースの田宮謙次郎と首位打者争いをくりひろげ、最終0.305で惜しくも二位となりましたが、最多安打で新人賞まで取るという華々しいものでした。
さて、そんな長嶋さんですがまさに昭和33年9月19日に後楽園球場で行なわれた対広島戦では、鵜狩道夫投手から当時の新人記録となる28号本塁打を放ちました。
ところが走塁の際になんと一塁ベースを踏み忘れて(!)本塁打を取り消されたのでした。
この年長嶋さんは、打率0.305、37盗塁を記録しており最終のホームラン数は29本でした。
プロ野球では「打率3割・本塁打30本・30盗塁」を「トリプルスリー」と呼んで、打って良し走って良しの偉大な選手の証なのですが、もしもこのベース踏み忘れによるホームラン取り消しがなければ、新人にしてトリプルスリーを果たしていたところでした。
ベースの踏み忘れを見ていた広島の一塁手とそれを認めた審判も立派だといえるのでしょうが、まあそんなドジな長嶋さんのルーキーイヤーの一大エピソードを生んだのが56年前の今日この日だったというわけです(笑)。
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そんな長嶋選手には、伝説とも呼べるすっとぼけた発言が数多く話題になっています。
大学の試験の時に英語の問題で、「"I live in Tokyo(私は東京に住んでいます)"
を過去形にしなさい」という問題が出たのですが、長嶋さんは、"I live in Edo(私は江戸に住んでいます)"と答えたそうです。過去形にするところをちょっと間違えたようです。
「好きな四文字熟語はなんですか?」と訊かれた時には「長嶋茂雄です」と答えたとか。長嶋さんだから言える発言ですね。私はとても言えません(笑)。