釣り仲間のグループによる忘年会が開かれました。
ただ飲んで食べるだけではつまらない、ということでメンバーが食材やお酒をも持ち寄りながら賑やかにやろう、ということに。
ハンターが鹿肉を持って来たり、先日マメイカ釣りを教えてくれた水産業者の兄貴はヒラメにアカガレイに大きなツブをもってきて絶品刺身を提供。
モツ煮にザンギにメンチカツ、鳥ハム…と自慢の一品が並ぶ中、私はたってのリクエストで"ゆず蕎麦"を打つところから披露。参加者が26人にもなったので、二回に分けて打ちました。
前回自宅で練習をしたときは蕎麦粉とつなぎ合せて500gに対してすりおろしたゆず5gでやってみたところ、ゆずの分量が足りなくて大失敗。
そこで今回は蕎麦粉1kgにつなぎの小麦粉300gにし、ゆずを33g投入してやってみたところ、実にちょうど良い香りの具合となりました。
ところが一玉目は投入したゆずを加水量にカウントしなかったために水分量が多めになり柔らくなりすぎるミス。なんとか伸しでカバーしましたが、久しぶりはなにかと要領を得ません。
二玉目はこれまでの失敗を糧にして、ちょうど良い生地の感じになり、細くて長く、色良し香良し味良しの蕎麦が打ちあがりました。
さんざん料理が並べられた後でしたが〆食べていただき皆さんに喜んでもらうことができホッと胸を撫で下ろしました。見られながらの蕎麦打ちって緊張するものなんです。
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ゆず蕎麦にすると、蕎麦湯にまでゆずの香りが移ります。
残った蕎麦汁に蕎麦湯を入れるとこれまたなんとも味わいのあるゆず蕎麦湯で、幸せ感倍増、いや三倍増。
ゆずは和食の中でも最強の柑橘系ハーブで、ゆずで冬の季節到来を知ることになります。日本人であることの幸せを感じますね。
会には東京から思いもよらぬ知人なども急きょ参加してくれたりして本当に楽しいひと時になりました。
「小松さんの蕎麦を食べたら釣れなくなるって本当かい(笑)」と悪い一人がささやきました。
「そ、そんなことないと思うけど…(汗)」
釣りはなかなか上手くなりませんが、来年もまたよろしくお願いします。