今日は早朝から東京へ飛んで、ガールスカウト日本連盟の評議員会に出席でした。
ところがJRに乗ったところで苗穂駅でのポイントトラブルによりダイヤが大幅に乱れ復旧の見通し立たず。
「新千歳空港へお急ぎの方は他の交通機関にお乗り換えいただくようお願い申し上げます…」
JRが早々に白旗を上げてしまっては致し方ありません。空港行きのバスに切り替えて空港へと向かいましたが、予約していた9時30分発の飛行機には到底間に合いそうにありません。
飛行機は「旅割り21」という変更の効かないものだったのですが、航空会社に連絡をしてみたところ、「JRさんからの遅延証明があれば同じ料金で他の便に振り替えられます」とのこと。空港の窓口で遅延証明書を見せると二時間遅れの便に振り替えてくれました。
飛行機の予約変更はダメだと思っていたので助かりました。
会議には1時間半の遅刻ですが、とりあえず会場までは着くことができました。
◆
札幌における飛行機利用上の最大のネックは、空港までのアクセスがJRに偏りすぎていることです。
ある調査によると、空港利用者の約半分がJRを使っているのですが、JRが不通になったりトラブルが発生した場合のバスなどの代替交通機関が弱く、しかも残念なのは乗り換えたら絶対に予定に間に合わないという高速性の弱さです。
これは高速道路のインターが市の外周部にあって、駅など中心部から高速道路までのアクセスが弱いということで、内外から改善が求められているにも関わらずなかなか実現しない札幌市の弱点です。
ある国土計画の専門家は、「新幹線が札幌まで来るというけれど、本来より高速に結ばなくちゃいけないのは、函館~小樽~札幌よりも、札幌~新千歳空港なんじゃないの」と言っていましたが本当ですね。
札幌から新千歳までを新幹線で結ぶくらいの構想力で北海道を力強くしたいものです。