北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

声には迫力を込めること

2017-03-24 23:51:59 | Weblog

 

 立場上、大勢の人たちの前で資料の説明をしたり、司会進行をしたりする機会が結構あります。

 若いときは結構緊張をしたものですが、やはり場数を踏むと言うか、回数をこなしているうちに次第に慣れてきました。

 そんな人前で話すときに、私が最も気をつけているのが「声が聞こえているかどうか」ということです。

 会場にはマイクを用意しているところもありますが、だからといってマイクに頼り切ってはいけません。

 マイクなどなくても聞こえるくらいに声を出して、それでも届かないところのためにわずかにマイクで助けてもらう、というくらいでなくてはいけません。

 自分自身の中に「ちゃんと伝えよう」と思う心があればと、声の張り方も良くなって音圧が強くなります。

 反対に、「マイクで拾ってもらえば聞こえるボリュームになるさ」などと高をくくっていると、資料ばかりに目がいって周りが見えなくなります。

 言いたいことを伝えるために声を張る。それも単に音量が大きい大声ではなく、音圧が高い「迫力」ある力で声を出すという事。

 この「迫力を出す」という一点を注意するだけで自分は変われます。


 大勢の人の前で話すときばかりではなく、もっと数の少ない人数での会議でも同じことが言えます。大声ではなく迫力ある声を出すこと。

 そのこと一つだけでも意識していると、漫然としゃべるという事がなくなります。

 言葉を発することが「一期一会」であり、一瞬一瞬を生きることなんだ、と思えてきます。

 
          ◆  


 神社をお参りするときに、お賽銭を投げ入れて二礼二拍手一礼をします。

 お賽銭は硬貨である方が良くて、それは投げ入れた時に音がすることが必要だから。

 拍手をするのも、自分の手から音というエネルギーが出ることが大切なのです。

 迫力のある人は、皆、そういう話し方をしていることに気が付きます。

 声にエネルギーと魂を込めましょう。 

コメント
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