約一週間にわたる関西の旅ですが、今までとはちょっと違うアプローチを試みました。
一つ目は、移動にレンタカーではなく公共交通を使ったこと。
関西は鉄道やバスが充実しているので、下手にレンタカーを借りるよりも早くて便利で安価に移動ができると考えました。
結果的に、一週間の移動のための交通費は一人1万円ほどで済んだ勘定です。
二人で2万円であれば、レンタカーを借りるよりもずっと安く済みました。
そのために逆に歩く歩数が増えて足が披露することにはなりましたがそれも健康的な側面と思えば、都会の観光は公共交通や特にバスを上手に使えば安上がりになりますね。
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二つ目は、連泊のホテルを作ったことです。
今回は初日こそ1泊でしたが、二日目から3泊のホテルと、五日目からはホテルで2泊とする行程でした。
そうすることで荷物をまとめたりそれを持って移動する手間をだいぶ省くことができて身軽な観光ができました。
ただその際のホテルは狭い部屋での連泊はちょっと疲れるので、少し高くても部屋が大きめのところに泊まる方が良いと改めて思いました。
以前友人が「退職して時間が取れたら、国内を旅行するのに一つの町でウィークリーマンションを借りて、そこを拠点に10日間くらい過ごして周辺を隈なく敢行して歩きたい」と言っていましたが、同じところに何泊もすることの効能を感じました。
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三つめは、連日予定を作ってスケジュールを忙しくするのではなく、何も予定を立てない日を二日間作ったこと。
これによって、朝の疲れの度合いや現地へ行ってこそ行ってみたくなる観光地をそこで決めるという柔軟な旅ができました。
今回は、手塚治虫記念館やあべのハルカスなどを思いついて入れてみましたが、ゆとりのある旅になって気持ちに余裕ができました。
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最後に、飛行機やホテル、USJや寄席など事前に予約したものはしっかりとプリントアウトして旅のしおりになるようなファイルを作ったことです。
これは出張の時もそうしていますが、今回のように長旅になりホテルや訪問先などの予約記録が多い場合は特に役に立ちました。
今では予約確認をQRコードを読み取ることで確認するところが多く、全部スマホでやろうと思えばやれる時代です。
しかしそれでも通信や充電環境、不意のトラブルなどを考えると、やはりプリントして紙で持っているという安心感は格別なものがありました。
昭和世代の旅のスタイルかもしれませんが、「旅のしおり」を作る癖をつけるようにするのはやはり良いことだと思いました。
若い人はそんなことはしないんでしょうねえ(笑)。