医療従事者の多くは定期健診を受けないそうです。
著者が考える、その理由の一つは、
p.114 「症状があらわれてから検査を受けても
結果は同じだと知っている」から
p.115 がん細胞があるからといて、
それが必ずしも腫瘍になるとは限りませんし、
腫瘍になったとしても、消える可能性もあります。
なぜ消えるのかというと、わたしたちの体に
身体的レジリエンス(自然治癒能力)が備わって
いるからです。
p.116 腫瘍になるかならないかすらわからないような
ステージ0のがんに対して、リスク覚悟で
戦いを挑む意味が本当にあるのでしょうか?
わたしは「ない」と思っています。
治療するのは、腫瘍になってからで十分。
それまでは、治療より自分自身のレジリエンスを
高めることに専念した方が、
よっぽど安全で確実だとわたしは思います。
「患者よ、がんと闘うな!」の近藤誠医師に近いご意見に、
私も大いにうなづき、自分自身でセルフケアを続けていこうと、
改めて自信を持てました。