自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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皮膚感覚から生まれる幸福  2  オキシトシン

2021-10-24 05:58:51 | 生き方


p.89 人間にとって、愛とは生まれながらに備わっているもの
   ではない。人は生まれてからの母親との接触によって、
   オキシトシン反応としての愛を学ぶのである。

   (中略)その反対に、生まれて間もない時期に虐待や
   ネグレクトなどの不適切な養育を受けた子供は、
   オキシトシン細胞が増えず、オキシトシンが少なくなってしまう。
 
   すると将来も人を愛したり信頼したりすることが
   難しくなってしまうのだ。

本当に、昨今は実の親による子供への虐待・殺人・育児放棄など
信じられないような事件が起きています。そのような行為をする親も、
きっと愛情薄い幼児期を過ごしたのでしょう。

でも、有難いことに、大人になってからでも、知らない人からでも、
温かくタッチ施術を受けると、穏やかに、幸せな気持ちになれると
いうことが科学的に説かれているのです。

p.160 虐待を受けた子供の71%は、適切に触れられることで、
   自尊感情を回復し、自分自身が治療の主役であることを
   実感していることがわかった。
   (中略)
   幼少期に虐待やネグレクトを受けた子供は、成長後も
   オキシトシン濃度が低いままになってしまい、他者を
   信頼しいにくい状態になっていることもわかっている。
   しかしこのような人でも、オキシトシン濃度は
   常に低いわけではないという。

つまり、一般的には、善意のタッチは多くの人に快感であるが、
虐待を受けた子どもの場合は、反応が色々なので、ケアには
注意を要するようです。

私の経験からいうと、高齢女性はタッチされることを快感と捉え、
男性は、どの年代も、タッチやマッサージをあまり好まないようです。
もちろん例外も多々あると思いますが。

なので、いかに簡単だから!といっても、押しつけは駄目なのです。
あくまでも下座に居て(=仏教用語)、「触らせていただく」という
へりくだった気持ちが必要だと思います。


ただし、
コメント
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