蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

わが棟梁

2009年04月19日 | モダン古民家建築記
もう移住後3年半になる。今でも何かとご縁が続く、小林工務店の棟梁と大工さんたち。
高い所の梁や窓ガラスの清掃、屋根の落葉おろし(雪おろしはないけど)などメンテに来てくださる。ありがたいことだ。

たまに我が家の見学ご希望のお客さんと共にやってくる。
建築を決めるかどうか参考に、私も紹介されて訪ねた経験があるので協力させていただいている。
今の現場は池田町の東山の中腹で建築中だというので見学に行った。

以前会った施主さんがおられた。
ロケーションはこのとおり。安曇野一望。北アルプスもわが有明山も。


私「懐石料理なみのご馳走で、満腹です~」
施主さん「白馬の迫力には負けるなぁ」
白馬村の寒さと雪おろしがこたえたので、古民家から脱出の移住です。

敷地は600坪。うひょう~、しかも鵜山桜並木のそば、ぶどう畑の上。

大きな建物に、お~早ばやとストーブの煙突が立っている。


ん、あの納屋は? 母屋にあわせた棟梁お得意のデザインもの。
建築中のお施主さんの居室兼寝室にもなりそうだ。

棟梁のこだわり健在にニンマリ

しかし、上下水道は麓から自己負担の引き込み(引き上げ?)なので、思わぬ経費となったようだ。しかもその地中内設備は町の所有物になるという。
今後居住する限り税金を収めるわけだから、ちょっと首を傾げますねぇ。どんな事情があるのか理解できないが、町外からの移住者受け入れには積極的でないのかも知れない。まさかね
池田町は安曇野市と違い合併浄化槽は許可されていないから、引き込むしか選択肢がないのだ。

裏山に自生の大きな「タラの芽」を頂く。甘くて香りよし、早速てんぷらで頂いた。

広告板も立派だ。桜並木の標識板に負けてない。
小林工務店のますますの繁盛を願い現場を辞した

技と知恵とこころをもって・・・。
小さい我が家にどれほどの知恵と工夫をしてもらったことか。看板に偽りなし

余談1
道順を聞いて行ったが、案の定間違えた。離れた角で待機している棟梁発見。
「下の道を横ぎった運転席を見たから」という。結構な距離だよ。短いが濃い付き合いということか。

余談2
昨年研修中だった若者が現場にいた。いやいや~入門していたのだ。
ちょっと逞しくなったように見え嬉しい限りだ。

余談3
我が家は合併浄化槽、つまり「水洗トイレからの汚水(し尿)や台所・風呂などからの排水(生活雑排水)を微生物の働きなどを利用して浄化し、きれいな水にして放流するための施設」です。
3ケ月に一度業者が点検に来る。
浄化槽の負担を小さくするため、台所の排水は4重の網をくぐらせている。
排水口に2個の網籠を重ね、三角コーナーにも網袋をかぶせる。
ごみっこホルダーなら楽だけどなーと思いつつ、後のメンテ経費を考えると・・・
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古民家解体現場をゆく

2005年11月15日 | モダン古民家建築記
11月8日午後
棟梁の好意で、小谷村中土の民家解体現場へ行く。標高700メートルくらいだろうか
我が家の梁も小谷村青鬼の民家からの移築再生である。
この家も築100年以上の民家で、もともとは茅葺屋根であった。何らかの事情で
トタンをかけたのである。



写真左:トタン屋根を外す        写真右:藁を落す

写真左:藁がそっくり無くなった   写真右:屋根部分の拡大。ここを再生利用する

秋真っ盛りの中、作業は進む(しかし午後から冷たい雨が・・・)



写真左:1時間かけて、強い水圧で煤を洗い流す  写真右:材木をブラシで洗うと光ってきた

解体前に、後で組み立てに必要な記号をつけてゆく
残念ながら現場は遠いので、その作業をみることは出来なかった

解体までに出た
竹はすべて保存し、今後の利用を待つ
その他の材木の一部は近所のお宅からの要請で謹呈、残りは防寒焚火と廃材に
トタン板は????
では、あの大量の藁はいずこへ? 
実は若棟梁の提案で、近くの栂池スキー場の花畑の肥料として再利用されることになった。
2トントラック満杯で21回往復したという。まるで藁畑である



ゴミにならずスキー場も経費節減になり、リサイクル上手となりました。
しかしそんな大量の藁が屋根に載っていた事に、改めて驚いた。木の家はすごい!
そしてこんなご苦労のおかげで、我等夫婦は日々快適に暮らしているのである。感謝

もうひとつ感謝
実はその家の庭に、すでに割ってある薪が残されていました
2トントラックにスリキリいっぱいの薪を頂き、(写真右)ごちそうさまでした。

60~70束くらいはあったようです。試しにストーブにくべたけどしっかり燃えました
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薪ストーブの準備着々

2005年10月15日 | モダン古民家建築記
10月15日更新しました

10月10日午前中に薪小屋完成

10月3日の工具・資材購入から雨天をはさんで1週間かかりました。
ストーブの機種はヨツールF3号。
本音をいえば「ベートーベン・ジュニア」が欲しかったのだが、在庫なしとのこと
サイズ、デザイン、もちろん機能面が我が家にピッタリでした。残念無念・・・・



男のロマン代は高くつきます
まずは薪小屋を作らねば。幅:3.6メートル 奥行き:0.9メートル 高さ:2メートル

材木の調達(これも再利用材)、刻みと墨付けは棟梁が、組み立ては私達がすることになり
「小屋をつくることから始めれば、愛着も湧こうというもの」との棟梁の暖か~い配慮です

写真左:材木が届く     写真右:組み立てに必要な工具類

工具・資材類:
ショベル     ・・・・石の多い地面の整地のため
脚立(足場大) ・・・・長さ1メートル 高さは2段階調節
ドライバードリル・・・・材木の組み建て用
ブロック 10個 ・・・・土台 床材を載せる
水平器      ・・・・まっすぐに立つよう土台で計る(棟梁から拝借) 
一輪車     ・・・・材木を載せたり工具を置いたり。今後も必需品
木槌       ・・・・柱と梁をかみ合わせる
のこぎり     ・・・・材木をカットする
隅金物(J型)12個 ・・・ 転倒防止のためより頑丈に柱と梁を固定
波板  7枚    ・・・・(ポリカーボ)連結傘釘で山にとめつける
連結傘釘    ・・・・150個使用
かすがい    ・・・・突風で柱が浮かないよう土台材木と固定
コースレッド(ネジ)・・45ミリ・65ミリ
水性塗料(約800cc)  防虫、防腐のため

写真左:記号をあわせて底部を組み立てる(ここで水平器が活躍)
写真右:夫が書いた製図をもとに、左右の細い柱や垂木をカットする

写真左:底部、柱、梁が組み合わさって建前終了(家の建前の大変さをつくづく実感する)
     今夜からの雨予報にブルーシートをかけておいた
写真右:雨続きで、数日後波板を載せるための垂木の取り付け(9本)

みごと完成
仕上げに防虫防腐のため塗料を塗る(垂木は工作前に塗っておく)
中央のパテーションは、大阪のマンション・ベランダで使用していたものを再利用
ぴったりサイズに大感激


薪はストーブを設置してもらった「ウッドストーブ彩紋」さんに依頼しました
薪は1年分を春には用意をし乾燥しておくのだそうだが、
今年はすでに丸太で乾燥済みの物を分けてもらいます
来年からは「柴刈十字軍」に参加して確保するつもり。

今冬分として200束(200そくと読む)必要ですが、とりあえず第一弾50束を
15日に松本市の倉庫へ買いにゆきます
1束とはワイヤーで輪にくくられた単位で、太さでも本数でも重量でもない規格です。
面白い

1束価格調査 
ホームセンターで¥500(丸太を1/4~1/6くらいの太さにカットしてある) 
NPO柴刈十字軍で¥200(丸太) う~ん、ひと冬分は? 恐ろしい

さて丸太の薪割りがうまくゆくんかいな?
友人からの応援メッセージ
1.薪を割る
2.薪を部屋に運ぶ
3.焚いて部屋と心を暖める
3回も暖めてくれます・・・・


10月15日が降ったりやんだり

「NPO柴刈十字軍」の薪置き場へ行ったが、あいにく時折雨が落ちてきた
それでも初体験に心は躍る

連絡の手違いがあってか担当者の姿が見えない。探索していると、どうも奥にある
かごに詰まれた薪が50束分くらいだと見当をつけていたら、大当たり
料金を払ってX-TRAILに積み込む。ブルーシートを敷き詰め、後ろ座席を倒し、
目いっぱい押し込んで帰途につく。
先日テレビで紹介されていた「寿司あっちゃん」松本市村井店
(長野県松本市芳川村井町653 0263-86-0360)
横を偶然に通りかかったので、久しぶりの重労働のご褒美に頬張った。



回転すしは嫌いです。なんだか皿に載ってぐるぐる回るあの景色が哀れで仕方ない。
しかし番組につられて・・・・  だから今日が人生で3回目の回転すし体験。
ネタは新鮮で、注文できるメニューもあり、なかなかでした。
ただし味噌汁のアサリが、蜆より小さくてすこし悲しかったが味はまずまずでした。

往復2時間 積み込み1時間 昼食30分 荷おろし30分で本日は無事終了しました
次回はいつかな?今度は軽トラックを調達したほうがいいかもしれません。車が可哀相。。。
写真左:窮屈な荷台。丸太だと思っていたが、太いのは割ってありました
写真右:小屋の左半分の容量半分が50束分なので、ひと冬200束は収納OK

やれやれ大騒動でしたが、先日報道の長期予報では、今冬は暖冬とか、とほほほ・・・
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家づくり最終章

2005年09月16日 | モダン古民家建築記
9月16日モミジの参加で更新しました

2月28日の建前から数えて半年がたちました
残工事も完了し、狭い庭には少しずつ木や山野草や花が増えてきた
きつつきがコンコンコンコンと木をたたく音を二度聞きました
早速双眼鏡を手元の置くことに・・・・・
朝夕の気温は20度の日があり、すこしづつ秋の気配です

そろそろ暖房の準備をしておかなくては・・・・
思い切って薪ストーブを導入しました。夫の「男のロマン」に引きずられた感じ
ホンマに使いこなせるのか心配です。高いおもちゃにしないで
写真左:設置するかどうか決めかねていたので設置できるような準備だけしておいた
写真右:瓦を破って煙突工事が済んだ様子

機種はヨツールF3号  小さいのにしました


まずは薪小屋を作らねばなりません。材木の調達(これも再利用材)・カットと刻みと墨付けは
棟梁が、組み立ては私達がすることになりました
「小屋をつくることから始めれば、愛着も湧こうというもの」との棟梁の暖かい配慮に違いない

薪は設置してもらった「ウッドストーブ彩紋」さんに依頼しました
春には用意をしておくそうだが、今年はすでに丸太で乾燥済みの薪を確保していただきました
来年からは「柴刈十字軍」に参加して、薪を確保するつもりです


杉木立が邪魔で映りの悪かった衛星アンテナは、スッキリポールの高さを延長し、
(高さ8メートルくらい)衛星アンテナを一番上に設置して、こちらも無事解決 ホッ
しかし台風の時ブンブンと揺れないか心配
スッキリポールとは電灯・電話・TVアンテナの取り付けと回線を一本化してすっきりまとめたポールです
これも設置後の手直しで、大変!
集電波レベルを計るマシンでOKになりました。設置前に計測しておけばよかったのに・・・

スッキリボックス。これはスッキリポールと組み合わせた計器盤で電気の検針もここで
車のミラーで壊さなければよいが・・・・・



最後のトホホ工事は、私のチョンボの後始末でした
台所の作業台壁にコンセントを設置することが抜けていた
現在は支障がないが、将来の住人のことを考えると、今工事をしておくべきと判断しました
すっかり出来上がったキッチンパネルに穴を空け、床下から線を立ち上げて無事に追加工事が完了
とかく手直しは手間暇がかかります



写真左:ガーデンテーブルとベンチの塗装
「狭いながらも楽しい庭つくり」で紹介のテーブル天板に食器がよく映える黒色を、
カッコイイ足とベンチの座部にライトカーキー色を塗装しました


写真右:
さて残工事も手直しも済んで8月最終日のイベントは・・・・七輪で秋刀魚を焼く
いつか実行したいとかねがね思っていたが、マンション暮らしではままならず、ここ穂高で
やってみるかとホームセンターで思いつき購入
しかし秋刀魚にはまだ早いので、予行演習として大きめ一夜干し鰯と残り牛肉数枚と
あり合わせ野菜で準備しました。
結果は???
いやぁおいしいもんですね。油脂が適度に落ち、身が堅くなりすぎず、これは噂どおりです
子どもの頃風呂焚き経験のある夫が、上手にすばやく火起こしをして、
午後5時半には夕食を食べていました

こうして建築は終わりました
捨てられる古材の再生利用と、日本の木で建てる家はなんとか完成しました
これからはその暮らし方にも心がけて、自然をできるだけ壊さないよう知恵を働かそうと思います

「エコキュート」の採用で空気を汚さない、深夜電力で経済的に暮らす
自宅に「合併浄化槽」を設置して水質汚染を防ぐ



ストーブの薪はボランティア活動で獲得した材木や廃材をもらう
太陽光発電は松木立が多すぎて集電力不足だったのが残念(もし可能だとしても予算が・・・?)
ごみをださない工夫とうるさいごみ分別も嫌がらず、キチンとする
(指定ゴミ袋に地区名と個人名を記入する制度です)

などなど身近に出来ることからコツコツと・・・・

・・・・で朝日がいっぱい当たるこんな家になりました


隙間だらけのアプローチ付近に七変化という名のモミジを植えました
春先の芽吹き時の葉色の変化を指すそうです(HAMAフラワーの半額セールでラッキー)
?回目の結婚記念樹ということで・・・・
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けっこうこだわった安上がりのトイレ

2005年08月23日 | モダン古民家建築記
トイレの壁は漆喰仕上げと聞いていたので、素材を生かしたちょっとモダンな道を探った結果
こんな造りになりました.。まず1階

ゆくゆく必要になるであろう車椅子が充分入れる広さの確保
白い壁に映えるアイアンの採用
予備ペーパー収納に工夫を・・・・で

写真左:
アイアンはWeb「ガラム・カール」で見つけました。商品群は立派過ぎるので、
ねばりに粘ってシンプルかつ骨太なタオルハンガーとペーパーホルダーを
探してもらい格安で調達。担当の石原さん、お世話になりました。
手洗いボールはINAX製品
写真右:
予備ペーパーの保管には、アイアンの3個組入れ子バスケットの(大)を活用し、フリーマーケットで
買った布をふわりとかける。バスケット購入の「作家屋」マダムからアイディアを頂戴しました
(サイト紹介はじゃらんから拝借)
このほか拾ってきたあちこちの松ぼっくりを手持ちの籐かご(30年前頃の手製)に、
道端の野草や花を酒瓶に挿しています



さて2階。来客用もかねてトイレ&洗面室にしました
しゃれて言えばパウダールームっていうものですが、工夫しているうちに結果的にそうなっただけ・・・・

デッドスペースを利用した小物棚(写真右)や、化粧道具などを置く棚、古材利用の額に
鏡をはめたりとユニットにはない工夫はしてみました

面白いのは写真左:
高さ1.5メートルのアイアンにグレーを彩色してある花やグリーンを置くスタンド
これは上田市の花屋の店先に¥250の値札が・・・・
スタッフがセールのための値札付け替えに¥2.500と間違えたもの。正価1万円の商品だったそうな
店としては訂正するわけにもゆかず、送料のほうが高くついたお気に入りです
さて大阪のポトスが信州のトイレで無事に冬を越せるのか?

中央のアフリカ・ジンバブエ土産の布リュックに予備ペーパー2個が入っています



このほかタオルリングとペーパーホルダー・4枚かかるタオルハンガー(来客用)・コスメミラーなど
「life Room」扱いの「DULTON」製品をWeb Shopで揃えました
リングの奥は停電に備えたキャンドルスタンド
ここは明るく風通りもよく、椅子を置いて読書ルームにもなりそうです。BGMを流しながら?・・・

DULTON製品については余談ながらスペースをさきます
以前松本市中町をぶらついていた時、店先のしつらえがいかにも京懐石料理店のように見えるので
面白がって店内に。ネットで見たDULTONのランプや帽子掛けがあります
やはり以前は京料理屋さんだったのを店内だけリフォームしたカフェでした。話が盛り上がったのは
勿論ですが、店の若いマダムは私の棟梁の娘さんとゆかりがある方で、またまたの偶然に笑ってしまいました
なんだかんだと地方では世間が狭いというか、縁者に行き当たることが多いのです


ついでといってはなんですが1階の洗面所も紹介します

鏡は京都の骨董屋さん「ブルーパロット」で調達しました
写真にはありませんが、化粧品他の小物は洗面台下の古タンス(これもブルーパロットさんで、
しかもふたつとも長い間預かってもらっていました)へ収納

洗面台はINAX製品
大阪のINAXショウルームへ3回通って、このアンティーク家具に合う洗面台を何度もサイズ点検し、
ここでもスタッフは根気よく付き合ってくれました

ちなみに2階の洗面台は手洗い器と兼用です

いずれもユニット仕様よりは安く仕上がりました
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リビングのトップスター

2005年08月14日 | モダン古民家建築記

それは図面の中に記載があり、当然設置されるべきものでした
しかし  スゴスギル

リビング北側に、電話器やテレビを載せる長いカウンター(厚い杉材)を設けることになっていました
その下の左右に棟梁手持ちの古タンスを2棹置きましょうという設計です
ワーォと喜んで待っていた5月23日、棟梁の倉庫へタンスを見にゆくことに・・・

ところが4棹ありました。つまり2段重ねの2棹です。隙間をあけず4棹並べよう!と提案いただき
その場で決定しました。強運につきる!とほほまたまた予算が・・・

その様子を紹介します
並べてデザインを見る、採寸すると「ぴったりじゃん」と歓声をあげながら早速磨きにかかりました

写真左:虫干しにもちょうど良いと、しばらく眺める  
写真右:7月20日めでたくリビングに収まりました 3段が2棹 2段が1棹 小引出し付きが1棹の陣容です

現在、文房具・ストック用ポリや紙袋・古新聞など収納たっぷりで重宝しています
が、引き出しが堅くて少々疲れるので、蝋をぬって滑りよくする予定です


付録
棟梁からのお祝いというか勢いというか、頑張った私へのご褒美というか、
棟梁宅に持ち込まれた黒柿の茶タンスを和室用にプレゼントしていただきました



これらは解体された民家の、潰されごみになる運命だった家具たちです
大切に再利用させていただきます
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ほっとする灯り

2005年08月11日 | モダン古民家建築記
8月11日一部追加して更新しました
(引越し準備に時間をとられて久しぶりの更新です)

7月24日 灯りは大切だと思う
できればひとつでもガラス製の昔ながらの電燈笠を揃えたいと憧れていたのが高じて、
ほとんどを大正から昭和のはじめ頃のものを集めてしまった。
当時のガラスは品質がよく、白熱球の暖かさがたまりません

図面の段階でイメージを膨らませて購入したにも関わらず、全く違和感なく居場所を得ているのは
我ながらすごいと自画自賛です

写真左:赤い電燈
所在地:玄関の土間の上
出 身:明治時代の瀟洒なお宅 鉛を含んだガラスの色合いを出している
寸 法:大きい直径 17センチ 高さ 18.5センチ
特 徴:赤い色が珍しいらしい(光の加減でオレンジ色になっている)

写真右:六角形の座敷用
所在地:和室
出 身:大正時代のお屋敷からと店の女将の話
寸 法;直径 19.5センチ 高さ10センチ
特 徴:チューリップのすかしがある絵本のような電燈


写真左右:六角形の座敷用
所在地:キッチン
出 身:大正時代のお屋敷からと店の女将の話
寸 法;直径 19.5センチ 高さ10センチ
特 徴:チューリップのすかしはないが同じ大きさの電燈


六角形を3個購入したので安くしてくれました

2個をキッチンにさげる。トステムのシステムキッチン(グレー基調)にも立派にマッチしました
キッチンではべとべとと汚れそうだが、洗えるのでまっいいか

小ぶりながら存在感のある灯り
所在地:寝室
出 身:大正時代のカットガラス
寸 法:直径 18センチ 高さ 10センチ
特 徴:白い透かし模様の電燈



以上京都の「夢工房 吾目堂」で、今なら怖くて絶対買えない分不相応なあかりたち。割れるなよ!と手をあわす。

「タチバナ商会」は面白い!ネットサーフィンする価値あり
京都の木屋町通りをぶらぶらしている時ぶつかったお店で、あまりの面白さに長居しました
以下タチバナ商会で調達の灯り紹介

蔵の移築再生と聞いただけでイメージして買ってしまった大ぶりの電燈
所在地:2階蔵の間
出 身:昭和初期建造の洋館、木の玄関扉を入った真上にあった
特 徴:七宝という愛称
写真右:鎖の長さを調節している大島電気の青柳さん

写真左:ブラケット ポーチのタイルとマッチしてるかな?
しっくりいってると思う
所在地:玄関
出 身:瓦屋根の古くて立派な家の玄関中央にひっそりとあったもの
特 徴:しずく型の笠と鋳物土台のデザインがシンプル

写真右:一文字笠 永遠の定番
所在地:洗面所 トイレの3箇所
特 徴:デザインに迷ったらこれ!


一文字笠の名前の由来は、一という字のように飾りすぎないキリリとしたその姿・形から呼ばれる
ようになったそうです。
写真左:乳白ガラスは白ですが、点灯すると黄味を帯びます
写真右:クラシックな洗面所の灯りにもぴったりです



写真左
手 前:大阪から引越荷物で旅をしてきたあかり
所在地:食卓の上
特 徴:4年前の松下電工製、違和感無く収まっている

写真奥:ランパス
所在地:リビング
特 徴:保谷クリスタル硝子製造所が、1958年に製造したもの。
「溶けたガラスをるつぼから引き上げた時のような美しい形」



写真上右
写真右:六角シェード
所在地:廊下
特 徴:昭和初期、東京の新橋にあった「島田硝子社製」の商品と思われる

タチバナ商会 佐藤さんからのメッセージ
昔の職人が作ったこれらガラスの照明器具は木の家の「色艶の良さ」を充分に考えて作られています。
木の色、壁の色の持ち味を最大限に発揮できるように、それぞれの形状が工夫されているので、
実際につけたときには「はっ!!」と感動されると思います

工夫したあかり
ダクトのステンレス色に合わせるため最後まで悩んだ灯りは、1階の家事室
偶然から生まれたアイディア商品は・・・


大工さん達が現場で使う小サイズのランプ(写真右)と、
アジアンショップで偶然見つけたインド製ブリキの植木鉢カバーを逆さまにした笠
いい味だしています
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オリジナル傘立てを作ろう

2005年07月25日 | モダン古民家建築記
7月25日 ピッタリの水滴受け陶器を見つけたので更新しました
7月14日 傘立てができたので更新しました


建前(柱や梁がたちあがって)からもう4ヶ月と1週間がすぎました
7月6日のち
作ろうではなく、作ってもらおう!です

白馬の国道沿いで見かけた「村の鍛冶屋」なる看板が気になっていた。
玄関土間に置く傘立てを、ホールに置く予定のアイアン・イーゼルとマッチさせたいとかねがね
思案していたので、コンタクトをとる。まずメールでイメージを送ると、大体の見積もりが翌日届いた。
イーゼルとイメージをあわせるためその写真も添付しました(写真右)

「底には先日見本にもらったABC商会のタイルを敷き、水滴受けには好きな陶器を置く予定です」
と伝えてイメージを膨らませてもらいました。
その上で本日タイル持参で注文に行ったというわけです
さあ10日後の作品が楽しみ・・・・

座間さん  
彼はれっきとした日本人です。でも”インドのあの人に似てる”  国道沿いの「鉄工房」スタジオとショップ


14日、オリジナル傘立てが出来ました。早速車を飛ばして白馬の「村の鍛冶屋」へ
想像どおりの出来栄えに感謝感謝です(19センチ角 高さ60センチ
写真左:鍛冶屋さんの庭の花をバックに
写真中:傘立てのトップの飾り   
写真右:ピッタリの器を骨董屋さんにて500円で見つけました



店内で見つけた作品
工房Keyさんのガラスとのコラボレーション(日本酒の瓶照明)作品。お気に入りの器を載せてもいいですね
アイアン台の寸法は「ご要望にあわせて作成します」と座間さん




「白馬道の駅」で遅いランチ
キョロキョロと物色していたらこんなのぼり発見。「豚まんのまるよし」のアンテナショップである
なんで白馬で豚まんやねん!と大阪人のおちょくりで話しかけると、なんと大阪からの移住組、
しかも長野県の地産地消としての事業に認定(信州匠選選定会に入選)されている有名人らしい
防疫管理のSPF豚生産システムを白馬村の特産品として始めたのを機会に「豚まん」つくりに
繋げたというわけです。その奥様が屋台の中で店番しているところへ行って
「写真とっていいですか?」
「では綺麗しなくちゃ」
「ううん気にしないで、豚まんが主人公だから」と久しぶりに大阪のおばさんのノリで応酬する
ふたつ食べて現場の職人さんにもお土産を用意しました。
大変おいしかった。が少し甘くて、大人の私には「からし!」と叫びたくなる心境ではありました


ちなみに「豚まんのまるよし」のまるよしはご主人のヨシカツさんからとっているそうだが
慌てものの私は、まるまる太ったヨシカツさんを連想してしまいました(失礼)
確認するには、キーウィハウスまでどうぞお出かけください。
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外壁の塗装と玄関ポーチ付近

2005年07月23日 | モダン古民家建築記
7月23日更新しました


7月22日ラストスパート第2弾
外壁塗装日です

ここに至るまでの経過を説明しましょう
外壁は2種ある。その1 玄関ポーチ付近
7月9日
蔵戸にあわせた雰囲気をとは棟梁の意見。私は「エッー、そこだけ色を変えるのですか?」
しかし仕上がってみれば、棟梁の意見が大正解!ピシと決まりました


材質は珪藻土(色はアサ工法No.4)ベージュ

欄間の周りは厚く丸みをもたせて、重厚感たっぷり


その2 外壁
7月21日養生編
晴天続き予報の今週、一気に外壁塗装です。まずは養生
薄いポリシートで出っぱっている部分すべてを隠し、蚊帳のような生地で外堀をセット


7月22日塗装編
外壁はリシン吹きつけ塗装、色は薄いグレーがかった白です
午前9時過ぎ、私の到着を待って色の再確認  OKです


7月23日 雨が降らずラッキーな日々が続く

昨日塗装の壁は乾燥してこんな仕上がりになりました


「壁の色がいいよ!」と、棟梁からの知らせに急ぎ現場へ向かう
長い間設置されていた足場が外れる

写真左:上から順に3人の息もピッタリで慎重に外してゆく  写真右:「おっ 色が落ちてる」と見逃さず補修


写真左:玄関の上を見上げるとうだつの下に可愛いアクセサリー(棟梁の木工手づくり)
写真右:玄関の小屋根を北側から見て、気づかなかった美しさを発見する


写真左:屋根の上の枯れ松葉を清掃する原口さんと舛田さん
写真右:裏へ回るとこんな綺麗に出来上がっていました


大きな石が運びこまれた
タイル貼りのポーチ前に敷石を置く。これもどちらかの民家で使われていた敷石の再利用です
石は大変な役者だと思います。そこにあるだけで充分です
この石はもう今では手に入れるのが難しいそうです。それは手切りだからです
今では機械的にカットされて、いぼいぼがない綺麗すぎる表面が多いそうです
貴重な敷石を使っていただきました

スリムな3人でエイヤッ、御影石です

奥行の寸法が違う台形なので、狭い方をアプローチ側に

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不似合いだけど必要な物置

2005年07月21日 | モダン古民家建築記

7月20日ラストスパート初日
物置を設置する
無粋だが必要でしょうな。
西北に決めていたら、こだわりの棟梁から「東側から見ると美しい建物の奥に物置はかなわんなあ」と
やんわりダメ出しがきた。私達は少しでも土地の有効利用、勝手口から近いなど実用本位に考えてしまう
結局建物から離れた西南の角に設置する

地元の大手ホームセンターの「カインズホーム」に依頼する。「ヨド物置エルモ」寒冷地用 W2200 D1100 タイプを選択
比較的色合いが落ち着いているし、我が家にも合いそうである
工事は朝8時30分から11時で完了。塩尻からご苦労様でした

写真左:この建物の右奥に物置は、棟梁ならずとも遠慮したいか
写真右:まずは土台  9個の半ブロックの上に土台が載る

写真左:柱と屋根が出来る  屋根は後ろに傾斜があり、雪がすべり落ちた時、隣地に積もらない間隔をあける
写真右:壁板を貼り、3枚の引戸をはめる

転倒防止のアンカー工事はプラス1万円で、周りりに建物がなくなるので風に弱くなるだろうと加算しました
穴を掘り、鉄パイプを差込み、セメントを流して終わり。4箇所といえども少々高いと思うのだが・・・
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