インドの民族画【ミティラー画とワルリー画】を展示する、おそらく全国唯一の
ミティラー美術館
1982年オープンのこの個人美術館を知ったのは、かれこれ20年前。
大阪・海遊館近くのワークショップ会場でこの絵を2枚購入し、現在我が家の寝室を飾る。
これはワルリー画(サイズ21.5×16センチ)。米汁と先の細い竹で描かれている。
美術館の展示品とはそのサイズ・精度・密度・価格は全く違うけどたいそう気に入っている。
さて新潟県十日町大池。大阪に比べれば安曇野からだと随分近くなったので、やっと訪ねた。
さあ行くとなると、えらい交通不便なところである。電話口で「不便ですみません」。。。。。
廃校利用でかなり古い建物だが、緑あふれる里山に建つ。
先の中越地震による被害で壁が剥げ落ちひびもはいっている。作品のいくつかも破壊されたそうです。
展示作品保護のため照明が暗いせいもあって、美術館というより倉庫のような感じ。大きな作品もあり堪能した。
他県への出張展示会が多く、広い敷地を利用したイベントやワークショップが開催されることもあるそうだ。
オープン当時は賑わったが、最近ではかなり減少しているとタクシードライバー氏。
折りしもインド南部・タミールから来日のテラコッタ制作の二人が作業中。
手前の粘土がテラコッタ作品製作中の馬
型にはめて作るのでなく丸みをつけ、線を引き飾りもつける手作業である。
成型した粘土を焼く窯を、レンガで丸く積み上げる。
ずんぐり丸く背高な作品は、頭胴脚に分割して、焼成・乾燥後にはめ込んで出来上がり。
滞在中彼らは離れた家屋で自炊しながら、制作している。
ん?Tシャツの背中に「五所川原○○」
来日後、イベントで青森へ行き、ここでの滞在が終わると次は東京・代々木のワークショップ会場へ移動。日本滞在は2ヶ月だから、9月末に帰国するんだそうです。
余談1
車で行くと高速料金とガソリン代が------
結局鉄道(ジパング倶楽部で最寄駅・十日町間は3割引)で行った。
経路(JR東日本+ほくほく線)
最寄り駅(午前8時発)~長野駅~十日町(新潟県)~タクシーで美術館まで
美術館~タクシーで美佐島駅~ほくほく線で十日町~長野駅(午後7時着)
ふう~
美佐島「トンネル駅」乗車初体験のため、ポツンとひとりで電車待ち30分
看板見ながら待つ
つくづく暇人やな~
余談2
9月27日~28日東京・代々木で開催の
ナマステ・インディア
余談3(他サイトから拝借)
前衛音楽グル-プ「タ-ジ・マハル旅行団」でボ-カルをつとめた音楽家が館長。
美術館の土地を求めて十日町に来たのではなく、都会が嫌になって十日町に住んでいたのにリゾ-ト計画がもちあがり、それを阻止するために人寄せの事業として始めたというユニ-クな美術館
こんな話にめっぽう弱い