蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

思い出常念

2007年07月25日 | 安曇野とその周辺
昨日の朝5時の外気温17℃。今朝も19℃。涼しすぎる・・・・
今日は昨日とうってかわって曇天です。
昨日は久しぶりの上天気に「そうだ!きっと常念岳がよく見えるにちがいない」と走りました


穂高からでは山容がよくないので、掘金まで足をのばした
登頂以来初めての晴天だ

やはり美しい山です。郷土の誇りとして松本や安曇野では”市民登山”は定着するような気がする・・・

そうそうわが有明山へも途中まで登ったんだっけ


電線だらけの遠くにも有明山が見える
  大きな畑にたった1本のヒマワリ

しかし梅雨明け宣言はまだだ

おまけ
穂高から常念岳はこのように見えました(ふたこぶの左の▲)


【お知らせ】
今日から8月6日ころまでお休みいたします。
滑って転んだ腰の調子が悪いんじゃないかって?
いえ、大丈夫です。親孝行の帰省です
大阪はきっと暑いだろうなぁ・・・・。ぶっ倒れるかもしれない、とほほ

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アボガドとマンゴー

2007年07月24日 | 暮らしの積み木
寒くて目覚めた午前5時の外気温が17℃・・・・
久しぶりに太陽は笑い青空も輝いています。今日は梅雨明け宣言日でしょう、きっと!

さて表題
どちらも皮剥きに苦労する果物である
そこで”知らぬは私ばかりなり”かも知れないあほな報告

【アボガド】
皮がやや茶色くらいが熟して美味しいね
  

アボカドは森のバターと呼ばれるくらいに脂肪分が多く含まれ、栄養価の高い食品です。
コレステロールの心配をする人もいますが、そのほとんどがコレステロールを下げる不飽和脂肪酸だから心配なし。動物性脂肪を控えている人も安心です

■さて皮の剥き方
①熟し気味がよい。縦向きに種に当たるよう丸みに沿って包丁で切れ目を入れる
②上下を逆方向にねじるとパカッと外れ、種つきと種無しに分かれる(写真)
③皮はつるりと剥け無駄がない
④種は包丁かスプーンで取り出す

ついでに簡単和風サラダはいかが?
アボガド適当切り・いちょう切り大根塩味スライス・たまねぎスライス・さっと炒めたじゃこ
酢と塩で味付けです(わさびとマヨネーズを少々加えても乙な味でした)

【マンゴー】
マンゴーの栄養価は高く、中でもビタミンAは特に多く含まれている。
ビタミンCも、イチゴ、レモン、ゆずと並ぶほどという
  
ぼけた写真ですみません。食材はすでにお腹に入ってしまって・・・

■さて皮の剥き方
実が桃のように柔らかいので、皮を先に剥くのはダメですね
(1)ヨーグルトやアイスクリームにかけたり混ぜる時に使う手法は
①魚の3枚下ろしの要領で中心のタネを避けて片側づつ切り落とします
②ひとさし指の先を皮と実の間に1~2mm入れたまま、指をグルッと一周させます
③一周したら、実と皮の間に包丁を入れ押しながらスライドさせて実をはがす
④皮に残った実も種の周りの実もこそげとる。
 (種の周りは取りにくいので、台所の隅でかぶりつく。が繊維が歯の隙間に残る。とほほ)

(2)来客時のデザートに格好よく食卓に上げたい時は、この方法で
①3枚おろしは同じ
②皮を舟に見立て、実との間に包丁を滑らせる
③縦中央と横に何本か切り目を入れ、サイの目にする
④皮をそらせて松かさ状にする
⑤種の部分はやぱりこそげ取るかかぶりつく

余談
友人を訪ねてアフリカ・ザンビアに行ったことがあります。マンゴー好きにはたまりません!
それはそれは安くて美味しくて、庭にもたわわにぶらさっがていました。

写真の巨大マンゴーはサファリツアで出されたもので、長さ20センチくらいはあったか?
  別格とろとろマンゴーでした
  
彼女は今パキスタンにいます。私は夏の終わりに訪ねる予定です。
”もうマンゴーの顔を見るのもイヤ”というほど食べて来ようと楽しみにしています。
しかし、現在イスラマバードでは緊張が続いています・・・・が
外務省から渡航禁止令は出ていません。ビザもチケットも準備できたことだし。
世界の争いは、宗教が問題を大きくしていることが多いですね。
日本人の宗教無関心もどうかと思うけど、ここまで過激なのもねぇ~と考え込みます

付録
彼女とご主人の奮闘ぶりを覗き見したい方はこちら
おまけ
ヒマな方は、わがザンビア旅行記もよろしければ・・・・

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上高地のケショウヤナギ

2007年07月22日 | トレッキング
22日の夜、ヒグラシが啼く。庭のナラの樹だ。
しかしヒグラシって・・・・たしか季語は秋
■梅雨明けず 夏の終わりを 告げるセミ   稚拙川柳でした

さて表題
21日の硫黄岳(八ケ岳連峰のひとつ)トレッキングが雨模様とのことで、中止になった。
荷物が出来楽しみに待っていたので、気になっていた”ケショウヤナギ”鑑賞と洒落てみた
やまたみ登山学校の資料に掲載されており、ネットや図鑑で調べたが詳しくはわからなかったので、百聞は一見にしかず。


ケショウヤナギは北海道十勝川流域とここ上高地だけにしか分布していないそうです。標高1500~1600メートルのほぼ平らな谷が15キロも続くほかに例をみない地形を持っている。そして周囲は3000メートル弱の山々に囲まれ、人間が入って来たのは江戸時代からだという。
昭和2年に日本を代表する植物分類学者中井猛之進が上高地のケショウヤナギを発見した。
初夏に柳絮(りゅうじょ)という現象が見られ、ヤナギの綿毛が空を飛び、また地は雪の積もるがごとく白くなるそうです。
勿論今その様子はみられない。
その代わり山側から梓川に続く川筋が風の通り道となり、吹き上げると葉を揺らし、葉裏の白と緑がグラデーションを描きます。画像がイマイチだなぁ
カメラと三脚を肩に背負った男性に聞くと、今朝はもっと美しかったそうです。撮影のポジションも、彼がわざわざ戻ってきて教えてくれました。それっ今だ!、ヨシヨシそれでいい!とね。横浜からの撮影旅行だそうでした。
左:河童橋5千尺ロッジ前の大木ケショウヤナギ
右:葉裏
余談:雨上がり、川の水の↑色の美しさが見えますか?

予習不足は否めない。今度行く時はゆっくりビジターセンターを見学してみよう。

せっかく来たので標高1500メートルの涼しさを届けます
  明神橋(明神館前から)
   
  清流と霧と苔むす森

水もしたたる いい花々

  かと思えば、役目を終えたイチイの老木

嘉門次小屋の調理場では、生簀の中から役に立つ大きさの岩魚の頭をコツンと叩き
塩焼きの準備にとりかかる(遠くから隠し撮り)
    

河童橋へ向かう木道

木々の間から見える梓川

夏休み最初の土曜日は観光バスラッシュ(バスセンターにて)

こうしてケショウヤナギに連れられ、自宅から沢渡駐車場(マイカー規制)まで細いトンネル、クネクネ林道を一人で車の遠出が出来ました

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巣立ち

2007年07月21日 | 庭まわり
ちょっと恥ずかしいドジな話
7月10日頃に準備していた記事をアップ忘れしていました
そんなに価値のある日記でもないけど、せっかくなのでお目汚し致します。

この初夏は2回の巣立ちを見ることができた
一度は、ヘビに襲撃されながらも危うく巣立ったシジュウガラ


新しい巣箱でも旅立ちがあった
つい最近までせっせと餌を運んでいた3号巣箱から、かすかに小鳥の鳴き声が聞こえていた



雨の中、そばの木々で小ぶりのシジュウガラが小さく旋回し、飛行訓練をかさねている
と家族からの観察報告があったが、画像なし

旅立った
今日はすっかり姿も声もない。また寂しい朝を迎える日々となる
遠くで聞こえる鳴き声はきっとウチの子にちがいない!
などと感傷にふけるのだ。ヒマ人やなぁ・・・

鳥も花も木も農作物も山も川も田んぼも林も森も近所の子供たちでさえも・・・
なんと我ら人間の生活に豊かな思考と時間をくれることか。
地球や自然環境を壊してはいけない--------と主張だけは立派!

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Potatomato!?

2007年07月19日 | 庭まわり
新潟中越沖地震の余震はないようですが、生活は大変と伝えています
午前7時の外気温19度と冷えましたが、雨は降っていません

これは何でしょう?



ヒント1:キタアカリの茎から緑の実が2個ぶらさがっている
ヒント2:そばにはミニトマトが実をつけている

6月下旬頃見つけてなんだろうと思いつつ放置していた。
今朝見ると大きさは変わらないが、緑が少々深く、房が2つもある。つまり球体は4個。
どうもトマトの花粉とじゃがいも(キタアカリ)の花粉が結合して実が出来たらしい。
吉兆!開運? そんなわけないか。かといって昔のように「タタリじゃぁ~」でもなさそうなので、しばらく静観。

野菜を作っている人から情報がくるといいな!
 今後どうなるのか?  食べていいのか?食べごろは?
いやいや、食べないほうがいいのか?

いずれ割って中を見学してみようっと

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地震報道

2007年07月18日 | つれづれ思うに
被災地の皆様にお見舞い申し上げます

多くの方がたから安否のご連絡を頂きありがとうございました。
せっかく楽しんでいる信州で被害にあったんじゃ、さぞかし慌てているだろう・・・と
3年前の新潟中越地震から能登地震、そしてまた新潟中越沖地震。
日本海側に集中している。
賑やかだった東南海地震の予告は、今どうなっているのだろうか?

そりゃテレビも新聞も大見出しは「新潟・長野 震度6強」とくれば、わぁぁぁ~~~となります。
だから電話や携帯電話がかかりにくくなるんです。
本当に連絡が必要な方がたに席を空けておきましょうよ。
正確には「新潟県中越地域・長野県北部 震度6強」です。長野県は南北に長~い県です。
おっと友人・親戚はどうかいな?と。詳しく調べると離れているな、とりあえずもう少し詳しい事情がわかるまで待ってみよう、となります。

地元紙市民タイムスによれば「松本で震度4 戦後初」の大見出し。
測候所では震度4以上を観測したのは昭和19年の東南海地震以来63年ぶりだそうだ。
穂高支所で震度3だったそうで、我が家では電灯の笠が少し揺れ、10秒ほどでおさまりました。
わが棟梁は先の新潟地震の時、早速新潟まで行き(たぶん応援だったと思う)、耐震についての勉強をしてきました。まだ建築前でしたが「おらの建てる家は大丈夫だで。100年はもつで」と瓦屋根構造を引っ込めませんでした-------私は信じています------

阪神淡路大震災以降、対応が少し早くなり被災者の数字もやや小さくなってきました。
民放の報道を見ていると、深刻そうな声や必死な形相で現地報告を放映する。コマーシャルタイムにはばかげたキンキンCFが鳴り響く。あれこそ何とかしてくれぃ!
被災者の気持ちを逆なでしていないか?

19日に追記


昨日偶然居合わせた松川道の駅で、高瀬川堤防を糸魚川方面に走ってゆく自衛隊のトラック4台を見送りました。
若い隊員たちが道の駅でランチを済ませ、物資や機材を運ん行ったようです。松本には駐屯地があります。その存在はともかく、災害時の自衛隊の活躍はなくてはならないものとなりました。

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登山・里山・トレッキング

2007年07月17日 | トレッキング

オダマキの種。放置しておくと来年は群生状態になりそう(狭い庭にまさか!)

常念岳登山から帰って2日経つのに、まだ動きが鈍い体。そこでこんな内容にしてみた。
【登山とは】
▲三省堂辞書から
山に登ること。山上の社寺に参拝すること
余談:季語は夏です

【里山の定義】
▲広辞苑から
人里近くにあって、人々の生活と結びついた山・森林
▲goo辞書から検索
集落の近くにあり、かつては薪炭用木材や山菜などを採取していた、人と関わりのふかい森林。

【トレッキングとは】
▲広辞苑から
山歩き。特に、高山の麓を歩いて風景などを楽しむもの
▲ジーニアス英和辞典からtrekk
ゆっくり旅行する。牛馬で旅行する。歩いて旅行するなど
▲パーソナルカタカナ語事典から
登頂を目指すのでなく、山麓をのんびり楽しみながら旅すること。ネパールで、ヒマラヤ山麓を歩いて楽しむ観光が有名
※十数年前ネパールでトレッキングのチャンスがあったが、11月にしては大雪でシェルパから断られた

【ハイキング】
私が若い頃はハイキングが一般的でした。トレッキングという呼び方は比較的新しいのではないかな?
▲広辞苑から
自然に親しむため山野などを歩くこと。徒歩旅行をすること
▲パーソナルカタカナ語事典から
山野を歩き回って楽しむ野外レクリェーション
※リクレーションと言って笑われたことがあったっけ・・・・

余談
ウィリアム・ガウランドが日本アルプスの命名者です。
彼は明治政府がイギリスより大阪造幣寮(現造幣局)に招聘した化学兼冶金技師。
有名なウォルター・ウエストンは著書で、ヨーロッパに日本アルプスの名を知らしめた人。
日本ではどうもウエストンの方が有名で、各地の山に足跡を残しています。

おまけ
こんな分類もありました
レベル1:運動靴で歩け、高低差があまりなく、歩行時間が2時間半以下のコース。
レベル2:運動靴でも歩けるができればトレッキングシューズ(軽登山靴)が望ましく、多少高低差があり、歩行時間が2時間~4時間のコース。
レベル3:トレッキングシューズで歩く軽登山コース。高低差がかなりあり、(岩ごろもある)歩行時間が3時間を越え、体力と装備(地図・食物等)が必要なコース。

体力と好みでいうとレベル2で里山トレッキングがピッタリのようで・・・・
標高差600メートルが里山トレッキングの限界線という説はどうだろうか?

  里山の霧の深緑

  時間と体力の余裕で寄り道も出来る

でも燕岳には登っておきたい。後悔にうなだれる日がきっと来るから

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常念岳登山

2007年07月15日 | トレッキング
松本市制100周年記念事業
信州の山岳ガイドと行く『100周年に100名山に登ろう』
6コースの第2回目は7月13日14日常念岳

信じられますか?里から眺めては感嘆し写真を撮ってるだけだったのに・・・・・
せっかく毎日見える山だから燕岳に登ろうと決心し、春から里山歩きを始めたばかりなのに・・・
なんと無謀な!------------でも登ってしまった

↓2007年4月15日掲載の桜と常念岳
  蛇足だけど、今は雪は筋にみえるくらいだよ

午前7時30分集合
スタッフ6人 参加者22名。女性がやや多い
分乗して歩き始め場所まで移動。昨年の土砂崩れ復旧作業現場の横だ。
標高1260メートル一の沢登山口から山へ入る。9時スタート
ベテランガイドFさんが私たちのリーダー。
私は山歩きに慣れていないこと、歩行に安定感がないことなどを告げて指示を受ける。やや蟹股歩きが安定する、ゆっくりで良いこと、呼吸法等を教わる
■ちょっとここで寄り道
高山病にかからない呼吸法とは、息を吸う吐くを左右の足移動とあわせる。
踏ん張りを右足にするなら、左足を着地する時は息を吸い右足を着地する時は大きく吐くのがコツ。
おかげで頭痛や吐き気もなく楽しく食事もいただきぐっすり眠れた

さて先を急ごう
■当分写真はなし。事務局の方(登山学校のスタッフが当たっている)から「あなたは写真を撮らないように」と言われた。たぶん安定感が悪いのにアングルを決めたり、夢中になるクセがあるからだろう。まッ事故防止でしょう。二度と来ないかもしれないのにと残念だったがとりあえず守った。

小さな鳥居がある「山の神」に無事を祈り通過
「王滝ベンチ」1500メートル付近通過
いくつかの丸木橋があるが、長い丸木橋には手すりロープがあり、やれやれ。
足元ばかり見て歩いていたので花や景色を見る余裕がなかった。急に涼しくなったと感じたら
「笠原沢」1700メートル11時頃に到着。ここまでの標高差440メートル、まだ大丈夫だ。
■ここで約束を破り
美しい水流をみていると、安曇野を潤す田やワサビ田の湧水群になり代わり感謝する

斜面の残雪・新緑と濃緑・遠くの霧の四重奏


その後「胸突八丁(胸に迫ってくるような急斜面をふうふう言いながら登る場所)」から急登となる
そして「最後の水場」たぶんここらあたりで2000メートルを越えたと思う。美ヶ原の標高を越えたのだ。
ここから常念小屋2466メートルまで最後のガンバリ。午後2時半頃だったか突然開けて小屋が近いことを知る

右:ドコモのアンテナ。これは付近の山を含めてどれだけの貢献をしているやらと想像する

常念小屋正面
1919年開設の北アルプスで一番古い山小屋です
多くの登山者を迎えては送り出した老舗小屋は、台風の影響でキャンセルも多かったのでは?
  殆ど貸切状態

荷物を置き、今日のうちに頂上を目指すことになった。
明日では台風の影響をうけるだろうし、せっかくここまで来たのだからと責任者の判断でした。あと400メートル上るのかぁ。
しかし岩ばかりで怖かった。まっすぐ立って登れない。そのため這って岩登りをしているようだ。登山者はこうまでして山頂につきたいのか?と恨めしかった。小屋までにしておけばよかった、来るんじゃなかったと後悔の連続。
やっと到着。標識の周りは石だらけ。周りの山々が見えればもっと感動したのだろうが、達成感はGood!
左:記念写真や証拠写真撮影でなかなか順番が来ない。やっと最後にパチリ
右:祠の周りも石だらけで、怖くてこれ以上離れて撮影できない。とほほ

■山の自然環境を壊さない努力
トイレと各ドアの貼り紙

玄関奥にトイレチップの募金箱が設置されていたが、入れる人は少ないようだ。
例えば1泊で一人3回利用して300円、例えばひと夏2,000人としても60万円の寄付になります。国や県の支援をうけているといっても、その設備費維持費は大変だと想像できる。日本人は寄付の習慣が薄く、宿泊費を払っているんだからということだろうか。
『山の美化のため』の募金箱の貼り紙
「し尿処理施設」「雑排水処理」「自然にやさしい焼却炉」「登山道補修・清掃」
近いうちに環境税導入もありうるかもね

翌朝、部屋の窓から初めて頂上と稜線が見えた。ふ~んというか、
岩ばかりの頂上がこんな風に見えるんだ、と
そっけないほどの感慨しかなかった
よほど岩登りがしんどかったのだろうか。登山は私には向いてないのかもしれない。遅れては悪いなと必死に歩かねばならない、もともと団体行動が苦手な性格も災いしているかもしれない。

里からもう一度山を仰げば、またひとしおかもしれないが・・・・
そして
左:窓から槍ケ岳も見えました  右:小屋の正面玄関の上にも

  中央の薄黒い影は穂高岳

■花はたくさんありましたが、全部覚えられないので気になったものだけ
紅サラサドウダン。房は少ないが、各花の大きさは里で見るより大きい。散ったあとかも?


左:コバイケイソウ  右:コイワカガミ。葉が大文字草に似て、表面が光っている
コバイケイソウは毎年咲くとはかぎらない
ガイドFさんは群生を見つけ「今年は大当たり~来年は望めない」と興奮気味に撮影していました

そして興味深い樹の話も聞きました
下山路で樹齢130年と記した大きな切り株発見(帰りはやや余裕があった)直径40センチくらいだったか?
 
切り口爽やかなシラビソの年輪、イメージわかない絵。写真を撮りたかった
シラビソ(ヒノキ科は間違い→マツ科に訂正)という日本特産の常緑針葉樹で、古くなったり大風で倒れたりすると、そのすぐ近くに稚樹が芽吹いているという。つまり淘汰され倒れたり伐採された樹が「縞枯れ」現象を起こすそうです。うまく説明できないので樹の個性を知るの~シラビソを拝借しました。

余談
登山道が整備されているので感心する。7月上旬に常念登山案内人組合のメンバーや山岳ガイドさんたちが、倒木の除去・伐採・草刈り・道なおし・橋の補修などをしてくださり、我々は安心して登れるんです。

おまけ1
今朝はからだの節々が痛い。立ち居振舞いの度に「う~」
もうすぐ一の沢(ここらは気の抜けるところらしい)という標識の後で、濡れた小さい丸太橋で滑り尻もちをついたので尾骶骨が少々痛い。
これが岩ゴロでとがった石に尻もちを~~~、あぁクワバラクワバラ
おまけ2
せっかく登ったので記念に半袖Tシャツを購入。そして登頂記念に頂いた冊子や手ぬぐいや焼印の通行手形(?)
 もう一度登頂の機会は訪れないかも・・・・

やったぜい!スタッフや仲間に助けられ標高2857メートルに立った
荻原碌山が眺めた常念、欧米留学中もふるさとの山を想った常念岳。
「常念を見よ」と臼井吉見の通った学校の校長先生が口癖だったという。
何があってもくじけるな、この山のように気高くあれと常念岳は諭しているのかもしれない。
全国何処へいってもきっと郷土が誇る山があるのだろう。大切にしたい

初志貫徹なら燕岳2762メートルが待っている。さてどうしたものか?

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作庭

2007年07月14日 | 暮らしの積み木
図書館で借りた『夕庭』  朝日新聞社刊
文・作庭  丸山健二
撮影    荻原正美

 樹木・花・庭越しの北アルプス写真もすごいぞ

かなり硬派の作家です
23歳で芥川賞を受賞した1943年生まれの長野県出身。で現在は安曇野のとなり大町市に居を構える。
「350坪の庭に、もしかしたら著作業より力こぶかもしれない作庭」と窺える文と写真です。
小説を庭のようにして作り、庭を小説のようにして作る(本文引用)
数ページ読んだけど肩が凝ってきた
彼の作風をまとめると
”庭は広さではない。情熱・出会い・センス・色調感覚・バランス感覚が大切である”
小さな庭でも愛情込めて手を抜かない!といわれても、丸山さんのような根性を持ち合わせているヒトはそうそういないと思う。が私には学ぶべきこと多し。
・山野草ばかりでなく園芸種にも見るべき目を持つこと
・花の名前をたくさん覚えるより、その花の周りの風景や存在感を感じ取ること
・白といっても多種多様の白がある(白い花が好きだから)
・雑木林風が好きでも、ごちゃごちゃと植えればいいという感覚ではダメ
・最近植えた”しゃくなげ”は、絶対炎天下にさらしてはダメダメダメ
など
まだ読んでる途中だけど、ターシャ・チューダーさんの庭作りの方が
私には向いているような気がする・・・・・

余談
↓春の散歩道で撮影し、マイピクチャ”調査中の木・花”ファイルにお蔵入りだった画像
パラパラとページをめくっていたら、よく似た花があった。原種チューリップのようだ。
下を噛まないように------「トルケスタニカ」に似ている
または「タルダ」かも知れない
合ってるような違うような、きっと似た種類がいくつかあるんじゃないかと思う。
違っていたら教えてください



本文から引用
植物の出会いもまた人間のそれに似て、常に運命的である

困った難ありコメントやトラックバックも、出会いだとは思うけど
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意地悪推理

2007年07月12日 | つれづれ思うに
白い花が好きです。雑草といえども凛として----シロツメクサ


子供の頃、幸せの四ッ葉クローバを探したっけ。でも山野草ティアラを被った記憶はない
色黒の顔には似合わないことを、子供心に感じていたのだと思う

さて意地悪ばあさん
その1  400万円の使いかた
先日から役所の男子トイレに置かれた1万円札と手紙は、誰が何のために?と喧しい。
私の意地悪推理は
『何時何処へいくら設置したかメモを残している。報道を見ながらチェックし、最終的に●●市役所と▲▲役場は届け出ておらん!ケシカラン、誰か着服しとるぞ。責任者出て来い』なぁんて公務員の姿勢を糾す。
きっと巡礼だろうとは思うけど・・・・
後は知~らない

その2  大リーグ、中国のプロ野球選手に触手
育つかな?日本人より安く獲得したものの、途中解雇選手も多くなるんじゃない?
だってかなりあぶない農薬を使った野菜や防腐剤で食品加工しているもん。
輸出用はそれなりに検査しているというけど、昨今の事情からして・・・・
国内流通用はどうでしょう。メンタル面は強いと察せられるけど、体が持つかどうか?
今後のスポーツニュースに注目!
以上、誰も本気にしないブログ記事にも生意気ながら
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