蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

建具はいりま~す

2005年07月21日 | モダン古民家建築記

7月20日 今日はラストスパートの初日

こんな立派な建具が次々と誕生しました
作業工房へは一度も訪ねなかったので、突然の登場に感激しきり
ご夫婦仲良く、穏やかに淡々と仕事を進める地元の等々力建具さん
現場で切ったり削ったり取っ手を付けたりと丸一日お世話になりました

写真左:ふすま 高級縦じま模様と迷ったあげく予算内に落ち着いた墨絵の抽象画
写真右:吹き抜けのリビングに面した小窓は、木島平で見つけてきた「手すき内山和紙」
この手すき和紙は私の体験作品ではありません

写真左:開閉式の蝶番や真鍮製ストッパーの取り付けにご苦労が・・・
写真右:リビングから見上げると和紙の凹凸に影が出来て、想像以上の出来栄えでした。灯りがともると・・・

小川村の民家の庭にあった書院風障子を格安で譲っていただき、棟梁が再生した小窓です
建具屋さんはよく似合う取っ手とストッパーをつけてくれました  灯りがつくとさぞかし・・・

写真左:障子は1階リビングと寝室に使いました。東と南の太陽をうけます
枡目を縦長にするか横長にするか、希望を聞かれた時迷わず縦長にしたのですが、正解でした
写真右:玄関の靴収納の引戸は4枚で、取っ手のデザインは戸の邪魔をしません
色は柱・梁・カウンターと同色で違和感がありません。しかしほこりは目立ちそう・・・・


写真左:
ホールをかこむ板戸4枚はすべて引戸で、将来の車椅子生活に配慮したバリアフリーです。
見積書の中に「板戸」とありましたので、てっきり雑誌などにある古材パーツを想像していましたが、
手作りとは驚きました
白い部分はアクリル製で、1枚だけ3段にしました

ほかに1階の寝室入口の引戸です
トイレの鍵は目立たない工夫がしてありますが、私ではなく棟梁の配慮です
むしろ私は、ネットで探し出したアイアンのペーパーホルダーやタオル掛けを見せびらかしたい心境です
「ガラムカール」
すごすぎる商品群にひるんだが、もっとシンプルで安いのはありませんか?と粘って見つけた
ものです。いずれご披露を・・・

写真右:
家事室の書庫のドアには、消し忘れ防止の灯り確認窓がついています
インド製真鍮の壁に掛けるインテリア(10センチ角)ですが、すかし彫りを利用しました
取っ手とともに大阪の「シサム工房」

ドアはほかに2階の蔵の間と洗面トイレ用が2枚あります

ここまでの材木(欄間利用の小窓以外)
枠は「スプルース」カナダのアラスカひのき。板は「ピーラ」米松をスライスしてはってあります

キッチンの階段下ドア3枚
観音開きの食器棚が1種類とこまごま収納用が1種類
掃除機などが収納出来る方開き縦長ドアが1枚。
いずれも取っ手の色まで合わせてスマートに仕上がっています。材料はナラ

写真上右:引き出し4段プラス2段が収まりました
これで階段ダンス風食器収納庫は完成です
すごい職人芸の集大成。こんなワザを見てしまうと、大切に使わんとバチがあたります
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土間とポーチのタイル

2005年07月16日 | モダン古民家建築記
7月15日
今日の下地と明日のタイル貼りで、玄関回りはひとまず完了します
途中で材質を変更したため、業者さんには慌てさせてしまいました
しかし今度もまたこだわりの強い職人さんです
今までお世話になった職人さんは、誰ひとりとして「まあいいか!」という態度の人はいませんでした

細かい石を混ぜた「荒出し」の土つくりだったが、タイルへの思い入れ忘れがたく棟梁には無理を言いました
しかしこうして出来上がってみると、古民家にタイルも決して相性は悪くない

第一日目  タイルを貼るための下地づくり
朗らかなご夫婦で仲良く作業をしています

写真左上:実は先月の土間下地のコンクリ塗りを手伝いました




第二日目 8時30分にはもう作業が始まっていました。主素材は「珪砂5号」 まずは土間から
凹凸のある櫛のようなこてを使いセメント生地を波型に塗り、その後タイルを載せてゆきます。
これはタイルを押し付けた時隙間ができない工夫です。土間の端から順番に敷いて、最後に真ん中を埋めます
タイル一枚一枚の柄と色が微妙に違います。彼はそのバランスをとりながら貼る場所を決めてゆきます

写真右:敷き詰めた後こんこんとたたきますが、音で隙間の有無がわかるそうです

さらにポーチへと作業は進む
蔵戸横の丸みの部分は一枚ずつタイルの角をカットして敷きます
ポーチには水が溜まらぬよう外側に勾配をつけてあります。実に顧客の側に立った配慮です
当たり前だと思いがちですが、世の中には雑な工事はいっぱいあるそうです
写真右:ポーチの角も直角に出来ました

写真左:ポーチの左右の角もカットしたタイルをはっています
写真中:目地用セメントをたっぷり塗ったあと、それをふき取ると
写真右:目地が綺麗にできました 完成です

立派な職人さんは塩尻の戸田さんでした。「もういいんじゃないの」と言いたくなるほどのこだわりさんです。
ご自分で貼ったタイルを、数年後割ってしまったお客さんちの貼り替えに行った折、丈夫すぎて剥がすのに
苦労したことがある、と苦笑する奥様とは素晴らしいコンビぶりでした。
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屋内壁の塗装始まる~完成へ

2005年07月13日 | モダン古民家建築記
12日にリビングの塗装が完成したので、更新しました
庭にある山椒の押し葉(乾燥させたもの)を壁にあしらいました
素晴らしい職人芸を披露します


7月7日 大阪から彦(夫)がやってきました。単身赴任中の妻へ慰問である。
今日は七夕!信州でのお祭りは翌月です

8日、屋内の壁塗装がはじまりタイムリーな来信である
屋内の壁は
和室はジュラク(ベージュ色)
蔵の間:珪藻土(アサ工法SRNo.14 淡いベージュ)
リビング:珪藻土( 〃 )
その他はすべて漆喰(白色)
に仕上がります。いまでは職人が手で塗ることも少なくなり、職人の数も減少していると嘆く
こだわりの左官屋さんちも「平均年齢が高くなってきて、ひと昔前なら職人仲間で野球を
していたのに、昨今はマレットゴルフ年齢やなあ「と苦笑い


和室のジュラクは現場を離れている間に済んでしまいました
細かく刻んだわらをまぜています。旅館やお店の壁にならないよう配慮したつもりです
写真右は4日後の乾燥した色です。光の加減で2枚とも白っぽいですが、淡いベージュ色仕上げです


蔵の間の珪藻土
珪藻土とは
藻類(プランクトン)の死骸が、海底や湖底に長年にわたって堆積してできた粘土状の泥土で、表面に微細孔が
無数にある為に保温・断熱・防露・調湿・遮音・脱臭などの機能を持っている。
調湿効果により室内の湿度が高くなると、珪藻土壁材が湿気を吸収し、乾燥すると水分を室内に放出します

なにかと相談にのってくれている職人さんが「いい色を選んだね。No.14は自宅に使っているけど、いいよぉ」と喜んでくれました

細かくきざんだ麻と珪藻土仕上げ材


No.14の色液体と水を攪拌       さて蔵の間塗装の第一歩(写真右)


リビングは来週のお楽しみ
経費のかからないオリジナリティを追求するつもりです

12日 リビングの珪藻土の壁が完成しました
塗った直後、灯りを照らしながら細いコテで葉を一枚いちまい押さえてゆきます

写真左:もみじを壁に貼らないかと勧めてくれた職人さんが「いやぁ、山椒もいいねぇ」と喜んでくれました
写真右:2階からみたリビングの古材梁と珪藻土の壁
虫が這っているいるようにも見えます とほほ


漆喰工法を見守る
1回目は平均的に塗り進める
2回目は灯りをかざしながら念入りに塗る
3回目はもっと繊細な面をもつコテで流すと艶がでてきます

漆喰は日本古来の壁素材で、消石灰が主成分です。防火、吸放湿効果が大きいため、
昨今の健康志向にひと役買っているようですが、塗り壁を採用する家が少ないのは残念です
部分的にでも採用するという方法もありますよ

(注)漆喰は日本古来ではなく、世界でも紀元前数千年のフレスコ画があったといい、
ルネッサンス時代には絵画作品として現れています

優秀な職人さんを多く抱えるブルベリおじさん(こだわりの左官屋さん参照)はスゴイ!



2階担当の、寡黙だが説明上手な職人さん


玄関・土間  と  キッチン


惚れ惚れする壁たちは、棟梁あってこその選択であり、日本伝統の素晴らしい技術発見の日々です
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まさしくシステムキッチン!

2005年07月01日 | モダン古民家建築記

7月1日
空梅雨が一転の大雨のこの日システムキッチンの施工日です

8時30分商品搬入開始 13時終了と、主婦にとってのクライマックス!と期待していた割には早く
終わってしまいました。
親方以下3人の美男美女ベテラン勢でとにかく手際がいい。ダンボールは出るたびに折りたたみ
さっと紐で結ぶ。大きなごみ袋をぶら下げてポイポイと投げ込む。
共通の作業のときは、間に工具を置いてホイホイとシステマティックに進めている

換気口をとりつけ、まずレンジフードから



吊り下げ式食器乾燥器(食器洗浄器なし)と給排水パイプの接続(もぐってるのは女性社員)



勿論男性社員もテキパキと仕事をこなすが、女性が補助ではなく一つのサイクルのなかに
キチンと組み込まれて仕上げてゆく様は同じ女性として嬉しい。
電気屋さんの若い女性しかり、浴室組み立てと建具やさんも奥さん達の活躍がありました。
助手をさせているうちに仕事を覚え女性ならではの細やかさも活用し、地方の社長さんたちはなかなか頼もしいです



完成後は用意しておいたダンボールやポリ袋でささっと養生して、4時間半で終了
まさにシステムキッチンでした
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蔵戸のある玄関と土間

2005年06月27日 | モダン古民家建築記
6月初日、玄関工事始まる

担当大工さんは陽気な原口さん
現場に着くなり、こんな蔵戸がどか~んと立てかけてありました
この蔵戸は梁と同じく元の蔵にあったものを再利用で、材は欅と一部赤松です。
磨いてみました。重い!これが引き戸といえどもホントに動くのか?
重さはたぶん私の体重?くらいはありそう。高さは180センチ



さて、土台作り  12センチ角のヒバです。

おお、敷居にのりました! 100年前の戸が現代によみがえります。
鍵に仕掛けがありそう。写真では見えにくいですが、古いタンスの取っ手金具を装飾してあります。


本来の戸のままだと開閉が重いので、底の深いところにこまをつけて微調整(あらっ、このことは企業秘密だったかしらん?)
ガラス(光を受けると☆のように輝くかたガラス)をはめる作業など手が加えられる


不思議発見!
鍵がどうなっているのか分かりません。棟梁は「3ヵ所にしかけがある」とにやっと笑います。
しかし玄関に3ヵ所の鍵があっても、リビング側の鍵掛けを忘れそうな気がします。塀はありませんから・・・・・

以前行ったことのあるモロッコの鉄製のドア(写真右)の鋲打ちを思い出しました


欄間を増設
透明ガラスをはめて玄関を少しでも明るくします。加えて自慢の赤い電燈を際立たせて照明したい。
これは完成後の大きな楽しみである。棟梁の自宅に使うはずだった20数年前の欄間を頂きました

土間のセメント流し

土台のセメントです。トラックがミキサー車に早代わり
土間に流し込み、こてで平らにのばす


鉄筋をはさんでまた流し込み平らにしてこのこの日は終了しました




6月20日 
蔵戸のある土間とホールにまたがって下駄箱造作はじまり、ノミと金槌で細かい切り込みが造られる
2.5メーターの杉のカウンターがヒノキの柱に支えられて据えられました


引き戸4枚が乗る敷居と鴨居もできました


傘もロングブーツもマイサイズ収納の下駄箱となりました




土間とポーチに未練が・・・

「珪藻土荒出し」仕上げの予定だった。
ところがホールの床の色が思っていたより淡いベージュで、戸をあけた瞬間の印象がぼけてしまうのである。
未練の素材は、以前から注目していた敷瓦とセラミックタイル。濃い目のグレーである

敷瓦のサイズは土間・ポーチにぴったりはまらないので断念した
希望のセラミックタイル150mミリが6月24日現在、在庫なし
300ミリでゆくか、7月中旬入荷の150ミリでも可能か検討中です

ABC商会 ザクサム(色=エイター)ホームページから写真転載


困った施主ではある

27日ABC商会から見本タイルが届く
炭平コーポレーション松本支店の対応に感謝し、早速現場へ写真を撮りにゆきました。
写真左:上がり框の色の実際はもう少し明るい
写真右:蔵戸の前にも置いてみる

うっふん!惚れただけのことはある
色とぴったりサイズの150ミリで決定しました。見本の裏をみてからわかったのだがMADE IN ITALYだったんだ。
また予算オーバー必至

親切な炭平コーポレーションは、「このタイルなら即納品できますよ」と別のタイル見本を宅配にて用意してくれました。
う~ん確かによく合っている。ちょっと重厚感に欠けるかな?打ち合わせ日によく相談することに。

ABC商会 ナチュラルデザイン(色=スチール)ホームページから写真転載


写真左:上がり框の色とのバランスは?
写真右:蔵戸の前にも置いてみる


7月1日午前中
大雨の中、炭平コーポレーションのF氏が現場にきてくださり、棟梁とも相談の結果、提案いただいた
「ナチュラルデザイン」で決定し、早い時期に施工ということで懸案事項は解決しました。ほっ!
屋内も見学してくださり、古材再生民家とイタリア製の渋いタイルとのナイス・マッチングを
納得していただけたと自負しています。リビング一面に敷いてもきっと素晴らしいと思います
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屋内壁の下地塗装

2005年06月25日 | モダン古民家建築記
外壁のモルタル下地塗装とほぼ同時進行で屋内壁の下地塗装が開始しました。惚れ惚れする美しさ!
材料と水をケーキつくりの要領で攪拌する。

梁、柱、けこみ、鴨居との間にテープをはり、塗装開始。一見簡単そうにコテを走らせていますが、これはなかなかの熟練ワザと見た。コテの筋が残らないようスムーズに走ってゆく。

こうしてお見事!画面をさすってみてください。滑らかでしょう。


6月25日
木工工事が終わり、大々的な足場を組んで、残りの内壁下地塗装が始まりました。


大きな梁もまたがって、リビングの吹き抜け部分の準備もできました
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こだわりの左官屋さん

2005年06月25日 | モダン古民家建築記
外壁の準備 (5月13日取材)


登場のトラックのステッカーからしてこだわり?
びっちりとめつけたさわら材板に、黒いアスファルトフェルト(主な仕事は防水)をホッチキスで仮止めする。呼び名がわからないので、文具のホチキスに似ているのでそう呼ぶ。その上にラス網をとめつけてゆきます。これがすごい?


ラス網には凹凸がある。理由はモルタルが複雑に入り込んで、壁をより強度にするためである。
一般的な機械うちでなく、手作業である。
ラス網に打ち付ける2回目の留めの深さは1.2センチで、もし錆びても1回目と足の長さが違うので、外れてこないという。われらが左官屋さんの徹底したこだわりである。2回目のホチキスには赤く塗って区別しています。
「自分の家だと思ったら手を抜けないだろう」という考え方だそうです。じつに楽しそうに説明してくれました。
「新潟地震の折、壁が崩れなかったと嬉しい便りがあった」と胸をはる。
彼はブルベリージャムの美味しい作り方を、
?実と砂糖を1:1とするのが大切
?ミキサーで攪拌してはダメ!
?つぶが残る程度に手でつぶすこと
と熱く伝授してくれました。何事にも情熱的である。

数日後
あらまたブルべりおじさんだと思ったら、その息子さんが登場。こちらは全く寡黙。
今度は角々に糸をさげて壁がまっすぐになるよう、そして角がシャープになるよう金具を使って固定する作業。

ブルベリおじさんの息子はかなりシャイなので、年配の左官屋さん(写真右)に聞くと、塗り壁に押し花状態の歯型ならぬ葉っぱの模様をつけることが出来るという。よ~し、庭にある「 山椒 」をデザイン的に散らしてみよう。
自分のうちに咲いてるものの方が記念になると思うし、ついでにぼこぼこと点をあしらって実もつける?
麦穂や稲穂、もみじはきっと他でやってるにちがいない。早速押し花つくりにとりかかろう。うふふ、おもしろくなってきたぞ

6月中旬
壁下地のモルタル塗装が始まる


4人がかりで実に丁寧な作業が繰り返され、エイヤッと2日で完了する


数日後にはもう乾燥して、淡いグレーのモルタル壁になっている。長い間うっとうしかったベールがはがされ、
これで室内も明るくなります

こうして最終段階の吹付け外壁の準備ができました
窓の角に亀裂のように線があるのは、もし衝撃があった場合この溝に逃げて全体的にゆがむのを防ぐそうです
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木工造作  1階主婦室

2005年06月24日 | モダン古民家建築記
はじめのカテゴリは「書斎」だったが、こっぱずかしいので家事室または主婦室と呼ぼう
希望に夢ふくらませた部屋だったが、ダクトの収納がこの部屋を通ることが後でわかり、慌てている。さらに本棚を置くちょうど良いサイズがなく、急遽階段下の空間に書庫を作ることにした
いつも棟梁から新しい提案をもらい納得してゆきます。

さてさてダクトを囲んでパイプをどのように隠そうか?
いっそ白のテープか漆喰で巻きつけて、隠すよりみせたほうが面白いと思い始めている。
それなら照明器具にも新しい展開が考えられるし・・・・・俄然楽しくなってきました。


カウンタもすでに出来ています 木材は松
パソコンを置き、アイロンがけミシンかけ、音楽を聴きながら本を読む部屋にという計画だが、
掃除と花の手入れで一日が過ぎてゆくような予感がします
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木工造作 1階寝室とリビング

2005年06月23日 | モダン古民家建築記
北壁一面にヒノキ
片流れの1階南の部屋が寝室で、天井は屋根下までオープンになっています。
6帖しかないので空間を設けることで開放感をもたせてあります。北側の壁にヒノキ板が貼ってあり、香りは勿論のこと、
湿気を吸収する力を持っているそうです。


写真右上:クローゼット上部枠組み
舛田さんがとても丁寧にこさえてくれました。
天井のスギ材は塗装なし、このままで仕上がります


6月23日
原口さんの木工工事最後の作品です。ここにも現在利用中の整理ダンスを活用します。奥行きがピッタリで、
やはり大阪から詳細な図面が届いて、無駄のないクロゼットとなりました
原口さんには丁寧な仕事振りと素人カーペンターに根気よく付き合っていただき感謝しています

右側の壁に嫁入り道具(わあ、古い話やな)だった三面鏡の一枚を後日棟梁にはめ込んでもらう予定

リビング東窓のカウンタ
資材がたくさん置いてあるので写真が撮れませんが、窓の下いっぱいに奥行き20センチのカウンタがあります
高さ80センチ。朝日を受けてコーヒータイムとしゃれこむ予定。花鉢を置くとよく育ちそう・・・

リビングのテレビ台
角を利用したテレビとDVDデッキを載せる2階建てカウンタです。
何度も打ち合わせをして苦労した造作です。機器を設置した様子を想像するとゾクゾクする箇所です
あいだの四角い窓は郵便ポストの内側のふた。外から新聞や封書を差し込むとここへ落ちます
冬の寒さに震えない棟梁の絶品アイディア!

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木工造作  2階の巻

2005年06月23日 | モダン古民家建築記
5月23日
日を追って木工工事が進みます
2階ではまず蔵の間にあっと驚く仕掛けが・・・・。窓の下に赤松の板壁を貼っています。

写真下左:当時の板の裏面  右:オイル塗装して磨いた表面

この板は厚さ4センチもあり、当時(明治35年の蔵で)使用していた古材である。
大きさもそのままはめ込んでいる。
下から積み上げて最後の一枚をはめ込む瞬間が、息をのむ手際です。
写真下左:大工の原口さんは最後の微調整。東と北の窓の下に設置されました。お見事!
30才若ければきっと大工志願したくなるだろう



夫のデスクを作り付ける

当初の図面では、現在使用中のデスク(次男の勉強机)を置く予定でした。
古材ボードの写真をメールで送ったところ、あまりのミラクルな趣に机を置かないことに決定。
ごみを出さない約束で移住の準備をすすめているというのに・・・。嬉しいとほほほ
小林棟梁の細工は流々、原口さんの作業は完璧。

柱にかませたボードの角はアールをつけ、下部には同じ材(杉の無垢)で支えを、そして
デスク左奥にはパソコン、プリンタ、電気スタンドなどのコードを差し込む穴を空けています。
目を離したスキに穴の形がひょうたんになっていました。
原口さんも私と一緒に遊んでいます。 写真下右:足元には小さな棚があり、後日支え材がつきます


来客用洗面トイレ
鏡に向かって左手にボックスが出来ました。棚が可動式になっています。面白い鏡を見つけてありますので、
お楽しみに!
写真右:小ぶりのカウンターです。ここのスペースは比較的広いので、いま流行のパウダールーム的に使えると
期待しているところです。
椅子なんか置いちゃったりして・・・・


2階納戸は蔵の間に続いている。
現在使用中の衣装ケースもタンスも押入れタンス(一時期流行したあれです)も有効活用し、なおかつ来客用寝具をシンプルに収める。留守を守る大阪の夫が精密な図面を送ってきたおかげで、無駄のない納戸となった。

6月22日 2階の木工工事が終わりました
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