蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

黒姫駅界隈

2008年11月30日 | 安曇野を離れて
22日、D51を追っかけて黒姫駅にいた
午前のD51・1号車到着のあと私も黒姫入りしたのだ。写真撮影後せっかくだからと駅舎を出た。
グッズや物産販売、おでんやきのこ汁の屋台が並ぶ。
あっ一茶君だ! 小林一茶はここ信濃町(旧かしわばら)の出身
  追いかけて後姿を

雪解けのぬかるみ坂道をのぼり、一茶館へ。
小ぶりながら、子どもにもよくわかる仕掛けの展示内容で、郷土の俳聖を称えていた
 チケットに『ゆうぜんとして山を見る蛙かな』

あらら、出口付近に「国営アルプスあづみの公園」の年末イルミネーションのポスターがデカデカと貼ってあった。
 北信の皆様お待ちしていま~す

開業当時はここの地域名である「かしわばら駅」だった。
昭和42年頃だかに町の合併により「黒姫駅」になった


昼食はそば工房若月の霧下そばを食べた。分量がたっぷりで安く美味しかった。
メイン道路から奥まった場所だが、満席だ

余談:
田んぼの畦でD51通過を待っている時、そばにいた地元のリタイア鉄ちゃんが「僕の知り合いの店です」
まっ小さい町ですから・・・

黒姫山は厚い雲の中だった。足元には疎水のような造りのU字溝に勢いよく水が流れている。
駅のすぐ裏は大きな工場があり、山の景観と水流は安曇野のそれとは異なるようだ


駅に戻り、12時57分発長野行き電車を待つあいだ駅前をぶらつく。
線路を跨ぐ通路の壁に一茶君の写真発見(コンテストの作品)。彼は地元では有名な御仁で、イベントにはこの衣装で出かけてくるという。


ユニークな法被を見つけた。生地の色といい材質といいあまりに素晴らしいので、声をかけてしまった

余談:
このおじさんの2軒隣があの一茶君だって。
小林一茶の研究家でもなく、俳句をたしなむでもなく、イベント会場で民謡を踊るのがお好きなそうな。テレビ取材もあるほど有名な方だそうだ

どこへいっても楽しい話はあるもんだ

ホームの賑わいに比べて町の活気はいまひとつで、D51イベントへの期待も当事者にとってはやや肩すかしではなかったか?
晴天は23日まで。賑やかに盛り上がっただろうか?
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ぎんなん

2008年11月29日 | 暮らしの積み木
28日の朝 屋根から松葉を伝う雨雫

枯葉が詰まってメンテが面倒だから、我が家には樋がない

だから雨水も自然貯水



ルビー色の銀杏を初めて見た

生坂村の野菜を販売している農婦人から購入、150グラム200円だった。粒も大きい。
銀杏を炒って渋皮を剥いたら


松川村の道の駅で買ったものは黄金色だった
「樹齢70年余 の天然古木の恵み」
「昔から里山で栄養価の高い幸として珍重され、太古から変わらぬ姿のイチョウがはぐくむ「黄金の実」
とコメントが入っている
 150グラム300円也



今まで見た銀杏はもっと黄色いものばかりだった。

あまりに緑色が濃いので畑の師匠に聞くと「新鮮だから」

いずれも味に差はないが、ルビーのほうがもっちり感がして、やや青臭い香りがした。

しかし美味しいけど殻剥きも渋皮はずしも面倒なものだ。
方法は二つ
①厚手のフライパンで5~6分炒る(または専用の炒り器を利用する)
封筒かふきんにくるんで、 麺棒の頭で叩く。熱いうちなら殻を破ると渋皮も一緒に取れる


②殻を少し割っておいて茶封筒に入れ、口を2回折り電子レンジで30秒くらいチン
おなじように殻を剥く

殻割りは専用はさみや胡桃割り器という方法があり、渋皮はぬるま湯につけておくと取れるという。

両方試したが、従来からの炒る方法が香りが残るような気がする
冷凍保存したら、ルビーは白っぽくなったが味はそれほど変わらなかった。

余談
娘時代の職場が大阪・御堂筋だったので、この季節は残骸と匂いがすごかったことを懐かしく思い出す。
今頃はきっと大銀杏が黄金色に輝いていることだろう

マンションに住んでいた頃、近くの公園のぎんなんを拾ってベランダで熟成(?)させたが、その匂いに鼻がつぶれそうだった。それ以来懲りて敬遠。

クセになりそう
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必要は工夫の母?

2008年11月28日 | 暮らしの積み木
暖かい朝だが霧雨


家族が減り調理器が小ぶりになったので、中型のキッチン用ヘラが欲しい

探してもなかなか見つからない。じゃあ作ろう、といっても1からでは材木の調達が困難だ

先日これで我慢と、ホームセンターで購入(280円也)した竹製しゃもじを眺める。長さ20.5センチ 幅5.5センチはちょうどよい大きさだ

雨の日の手仕事は
ラインを引いてカッターで削って終わり----右から2番目

左から
40年付き合いのヘラ 長さ28センチ 幅7センチ・・・普段は大きすぎるのだ
ジャム作りで色も変わってきた
長年愛用のカッター NTCutter L・500
右端は20年以上前の安芸の宮島のお土産しゃもじ・・・小さすぎる

しゃもじイメージの丸みを削るか迷っている
迷うなら、ついでに持ち手の角も削って


へへへ、1時間半ほどで出来上がり
いいじゃん
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つるし柿

2008年11月26日 | 庭まわり
午前8時半になっても外気温2℃。

信州だけでなく寒い地方ではよく見る風景のつるし柿。
干し柿には日照と風が必要アイテムだが、我が家はどちらも不足している。

11月6日皮むきし昨年同様、薪小屋の前に架けたが


今年は日照不足を補うため、南の壁につるすバーを作った

ホームセンターで材木、棹掛け金具、足元安定用の洗濯物干しブロック
さあ材料は揃った。
上下の横棒2本には、プラスティックの竹棒(キュウリなどのツルを絡ませる用具)

ちょっとぐらぐらするがひとまず完成
 いい感じ

11月20日頃から甘くなった。時々つまみ食いをするので、歯抜けだ

白い粉をふかせるのにはもっと風が必要だけど、このまま”おやつ”として順次食べることにした。
色や形は悪くてもまるで和菓子のように美味しい


「顔をしかめるほど渋い柿がこうして甘くなる」
と思っていたら渋柿と甘柿では成分のタンニンの種類が違うのだそうだ。
干し柿の場合は干すことによって可溶性(口の中の水分で溶かす性質)のタンニンが不溶性に変化するので、
渋みを感じなくなるという。
ふ~ん、味覚に鈍感な私はより甘く感じること請け合い。

先人の知恵はすごい!
いずれにしてもありがたい自然からの贈り物である

余談
もともと柿は渋かったそうな。
カラスが柿をつつき、しばらくしてから食べたのを見た先人が、真似をしたのが始まりではないかという説があると---
読んだことがある。

冬、枝に1個ぶら下がる柿を見る。これは人間が鳥への贈り物=残り柿だと聞いたこともある。
ほほえましい話だが、都会のカラスにはそんな贈り物はあげられないほど被害が大きいのは困ったもんだ。
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信濃路のD51 最終章

2008年11月24日 | 駅&鉄道
22日の午後の顛末

D51見物も無事終わり、黒姫駅界隈の散歩も済んだ
ホームで長野行き電車を待つ間、年齢不詳の”超怪物鉄ちゃん”と横浜から来たというリタイア直後の”飛び込み鉄ちゃん”と隣りあわせになった。

”超怪物鉄ちゃん”は午後の往復を田んぼで撮影するという。計画通りだって。
すかさず”飛び込み鉄ちゃん”は時刻表をぱらぱらめくり、思案後「行こう」で決まった。彼は下諏訪温泉に行くつもりで『あずさ』に乗ってきた途中、本日のD51運行 を知り急遽変更して黒姫入りとなった。つまり未消化状態なのだ。

怪物君の13年前の撮影体験を踏まえ、次の駅「古間」で下車し徒歩で10分戻り、撮影スポットを確保した。長野駅から来るD51を畦道で待つこと1時間半。
私も急ぐ旅じゃなし、山や田んぼを入れた写真が撮れればいいなと思った。


初めての連写に挑戦。大成功!連写の1枚目。うっすら雪山は斑尾山(1382m)


連写2枚目


連写3枚目


尻尾(ディーゼル)を追いかけたが、とぼけた写真。カーブを撮影するベストスポットには大勢のカメラマン。


怪物君は黒姫駅からの最後のD51も撮るからと、田んぼでバイバイ。
飛び込み鉄ちゃんと私は、撮影後すっ飛びで古間駅15時7分発で長野駅へ。
鉄トモのおかげで、楽しい1日をすごした。ありがとさん

付録
超怪物鉄ちゃんは年齢を読めなかったが、とにかくすごい。○年の△線のD51は~~~。
○○年のお召し列車は$△@#&・・・と延々に続く
カメラ3台を抱えて全国あっちこっちだもんね。
衣・食には全く構わない人で、プロでもなく投稿マニアでもないと言う、謙虚な人だった。

余談  
ずっと昔、静岡県の大井川鉄道のSLに乗りに行ったことがある。
(D51乗車とは限らないが拝借サイト)
①現在でも日に数本走らせる蒸気機関車(SL)の動態保存している京都の梅小路蒸気機関車館でも1キロだが、乗ることが出来る
②山口の津和野のSL
③栃木の真岡鉄道
④埼玉の秩父鉄道
などがある。北海道にもあるかも知れない

撮るより乗るほうがきっと楽しいだろうな

追記(25日)
連写はきめが粗い。普通車で2回練習したのに・・・
スピードあるものを連写で撮るのだが、
スタンドなしが原因か別の操作ミスか、単にぶれか、ピントはずれか挑戦の余地あり。
コメント (4)
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信濃路のD51 第2章

2008年11月23日 | 駅&鉄道
長野~黒姫間の所要時間は
D51は1時間6分、通常普通列車は32分で運行している

9時13分豊野駅出発。汽笛を鳴らし黒煙を上げゆっくり巨体を滑らせ北へ向う。
普段なら「なんだこの煙は!」
今日ばかりは無礼講。みんな笑っている。鉄ちゃんばかりじゃない。観光客も地元のジィジもバァバも若いカップルも子どもも少年も青年も・・・・・

一斉に彼方を見つめる。客車6両(予約の乗客)とDD16

9時39分。追いかけ在来列車も出発
鉄路は鳥居川沿いを走るが、水流勢いよく下り、遠くの自動車道を眺めると車が傾いている。つまり勾配が大きいのだ

D51はきっと”なんだ坂こんな坂”で登っていったのだろう

9時58分黒姫駅着。お待たせ~、積雪5センチほど

ホームは黒山の人だかり。落下者が心配だが、かなりの人員で整理していた


D51は10時16分発で長野に向う。ピストンだから、今度は先頭がディーゼル、末尾がD51。

新しい予約客を乗せ長野駅へ向かった

駅舎を出ると関連グッズやおでんやきのこ汁の屋台・お土産コーナーが並んでいるが、お客もD51の後を追い次の普通列車で長野方面へ戻ったようだ


せっかく初めての町なので散策しランチを済ませ、12時57分発で帰ろう。
スニーカーを履いてきたが、雪道に足を取られぬよう・・・・・注意・注意
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信濃路のD51 第1章

2008年11月22日 | 駅&鉄道

黒い巨人が長野駅と黒姫駅間を走る「信越本線開業120周年記念」の主役


乗車チケットを買わなかったので、行かないつもりだった・・・
けどやっぱりうずうず。
22日7時10分明科駅発でスタート
 日帰りなら乗り降り自由の往復切符
後で威力を発揮することになるのだが、今は知らない。
黒姫までと聞いて勧めてくれた駅員さんありがとう。
  
8時12分妙高号にて長野駅発は、8時50分発のD51を先回りで待つため 


サラリーマンらしき背広紳士少々と、他は鉄ちゃん軍団と女性2名


停車駅は長野~豊野~牟礼~黒姫。
地元の地理がわからないから、う~ん。

結局豊野駅で下車し、少し歩いて旧駅舎歩道橋の上から。う~ん邪魔な鉄棒が・・・
来た来た!ピーーー ブォーーー シュッシュッーーー たまんない

きびすを返し、後尾はDD16形2重連(ディーゼル機関車)

つまりターンするのでなくピストン運転なのだ
さてここから豊野駅までダッシュ!→→→トップ写真に戻る

マニアでなくても熱くなる。そして次の在来車で黒姫駅へ

余談
豊野駅の若い駅員氏が「どちらから?」
「安曇野市から」
駅員氏「僕は豊科に住んでます」
大糸線でもSL走る予定はないかと聞くと、冗談とも本音とも取れる
「重いからねぇ」
そうか鉄橋があるからからなぁと納得してしまった 
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ミニカー

2008年11月22日 | 暮らしの積み木
非売品である

そう”クロネコヤマトの宅急便ミニカー”
長さ7.3センチ 幅2.5センチ 高さ4センチ 重さ60グラム
すこぶるスムーズに走る


踏み台もある

クロネコヤマトのキャンペーンでゲット。
家族や友人に宅配便を利用する機会は多いので、10枚で11回利用できる回数券を使っている。
「今回数券を購入すると、ミニカーがついてきます」と勧誘する。

ブリキの缶類が好きなので、この手のミニカーにも弱い。
息子の少年時代にいくつも転がっていたミニカーは、いま何処?

眺め走らせ、手のひらに乗せてしばし遊ぶ

余談
どんな辺鄙な村に行っても、山の中腹の道でもクロネコは走っている。
我が家のような奥の家でも、ちゃんと時間に集荷・宅配してくれる。
雨の日雪の日暑い夏も・・・・。いつだってゴキゲンなお兄さんが来てくれる。
路上駐車が難しくなっても、ガソリンの高騰で無駄足踏みたくない留守宅の配達に文句も言わず・・・・。

ささやかな感謝をこめて、送るも受けるも時間指定を心がけている。
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寒中に暖あり

2008年11月20日 | 庭まわり
全国的に冷えたが、我が家では
午前6時の外気温0℃
午後3時の外気温5℃

有明山の冠雪をみたので、急行したが、雲に隠れていた

すわっイチゴ! 
小雪ちらつく中をイチゴの点検に走ったが、彼らはすましたもの。さすが越冬組だ。フ~

こちらも何食わぬ顔で、いつものようにやってきた
ひまわりの種を啄ばむ時は入れ替わり立ち替わりだが、水を飲む時と浴びる時は同居でも平気なようだ。


全部で8羽いる。うっそ~、たぶんホントです
手前の縁にシジュウガラ4羽
向いにヤマガラ1羽
左寄りにピンボケながらシジュウガラ2羽とヤマガラ1羽

この餌台にも慣れてきた
もともと巣箱だがいまだ所有鳥なし。餌を置いたら餌台になった。窓は四方にある


昨年導入した牛乳パック利用の手製。北アルプス山麓「富より健康」の松田牛乳
設置場所を薪小屋に変え、ひまわりの種を乗せたところ好評だ。
揺れて餌が飛ばないよう足場は割り箸で固定し、翼を薪に挟む。家主もなかなかやるもんじゃろ?

よもやネコに狙われることはなかろうと踏んでいるようだが、甘いと思う。
奴らのジャンプ力を侮ってはいけない

富がないから健康で勝負。おいしい食材に空気と水。適度な運動と畑に感謝。
いつもいいことばっかりあるわけじゃないけど、ささやかな楽しみを見つけたい。
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馬羅尾(ばろう)天狗岩温泉

2008年11月19日 | 温泉へ行こう
今朝6時の外気温1℃、曇天
こんな日は温泉!といきたいところだが、これは過日の晴天日

長い難しい名前だが、すずむし温泉で通じる
お隣り松川村にある銭湯っぽい温泉は天然「ラドン温泉単純弱放射能冷鉱泉」
ちひろ美術館からすぐ南寄り、村営宿泊施設すずむし荘の中にある。
建物はゆったり、冬は素足が嬉しい床暖房。露天風呂も広い。

大きな暖簾『ゆ』が目印

露天風呂は
ごつごつとした岩

広々とした湯船

庭内にノッポのポプラの木


昼食後2時頃の洗い場には、先客5人。すべておばあさん。
2組が、風呂椅子に座り世間話をしながら暢気そうにお互いに背中を流しっこしている。
地域の銭湯的温泉はのどか~~
5時を過ぎれば”いものこ洗う”賑わいになる
営業 10:00~21:00時(受付終了20:30)
定休 木曜日

余談
すずむし荘宿泊棟に和室洋室のほか、特別室(1室)がある。
和室の室内にソファがあり、足の不自由な方やお年寄りには快適そう。
もちろん宿泊者専用の温泉もある
問い合わせ 電話0261-62-8500へ
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