4度目の”南風安曇野公演”は3月21日アートカフェ清雅で、昼と夜。
演奏者車組2名は、高速道路で大風に車体が左右に揺れたという。
一見華奢なピアニストIZUMIさんが千葉から運転をしてきた。さすがに「怖かった~」
演奏者鉄道組2名は”あずさ”の松本到着が1時間近く遅れ、リハーサル時間がとれるか?とやきもき・・・
まっどうにか冷静な顔で演奏が始まった。オーボエ堀子さん、ピアノ澤井さん
昼(春待ち)公演はランチボックスを頂いたあと、クラシック&ポップスを2時間弱
サンサーンスの白鳥、ヴィバルディのオーボエ・ソナタ、バッハのオーボエ・ソナタほか
嬉しかったのはヴィバルディの四季から”春”。でも一番好きなのは昔っから”冬”だった
ショパンの「革命」と「ノクターン」をピアノソロで。
ポップスは竜馬さんと、作曲もされるピアニストのIZUMIさん
お待ちかねの大地とkokoro。ピアノソロで”たそがれ色のパン屋さん”ほか
桜をテーマにした新曲ほやほやに、お題をつけてくださいなだって
。
蔵コンはじめてのIZUMIさんは、弾いている間ふわふわと浮いているような心地よい感じがしたと話す。
アンコールはピアノ、ヴァイオリン、オーボエの合奏でビートルズの”Let it be”
「そのままにしておきなさい」・・・私は失敗した時『あるがままでいいんじゃない』と勝手な解釈をしてやり過ごす
ピアニストが一人足りないよ。特等席で鑑賞している
ノリのいいおばあちゃまがおられて、感心したり演奏者のトークに相の手をいれたり。
その方の83歳のお兄さんご夫婦が、山梨への帰宅途中に蔵コンへ
「次も来るきに知らせてくれや」と言い残し、夕暮れ前に運転して帰られた。
お元気だわ~
観客数は少なかったけど、和気あいあいのあったかいコンサートだった。
私の山梨の友人も駆けつけてくれ、ほうとうと並ぶ名物
「くろ玉」をメンバーにプレゼント。
中央高速道の山梨近辺のサービスエリアならあるので、是非試して!
信玄のお国はほかにも美味しい和菓子があるよ
ヴァイオリニスト竜馬さんは、夜公演までの2時間にそばを食べたいという。
昨年味をしめた、あさかわさんやふじもりさんに電話するも「売り切れごめん」
無理だってこんな時間に!
さて夜(旅だち)の部
5時からの開演は、家族連れやカップルで昼よりは賑やかに始まった
クラシック→ポップスへ同じメンバーでつなぎ、2時間弱
アンコールに応えた「Let it be」夜バージョンにサプライズ!
クラシック専門ピアニストの澤井さんが、やおら譜面を手に登場
ん?
コピーの譜面で初見連弾となった。盛り上がったのは勿論
午後6時
蔵の外ではぬかくどのお釜から湯気があがっていた(顛末は次ページを楽しみに)
今夜は終演後、演奏メンバーも交え、ビュッフェスタイルの、ほのぼのお食事会。
そのテーブルに出来立てほやほやの「ぬかくどおにぎり」が登場したってわけ
観客もメンバーもスタッフも”愛すべきぬかくどおじさん”も・・『おこげも混じったおいしいおにぎり』に
舌つづみ・・・
高校進学の決まった吹奏楽部青年のテーブルでは、クラリネット奏者堀子氏と話が弾んでいた。
主催者カフェ清雅・岡村さんの「若い人にぜひ聴いて欲しい」企画は、成功したようだ。
ぱくぱく食べて画像なし、トホホである
余談
今日、オーボエ堀子さんから後日談メールがきて
----雄大な山々に囲まれた、澄んだ空気の安曇野から新宿へ帰ってきたとき、夢から覚めたような気持ちになりました。
部活でオーボエを吹いていた、という高校生の男の子がいましたね。
その部活の後輩の子から電話があり、「オーボエの音色を良くするにはどうすればいいでしょうか?」という質問をしてくれました。
電話で伝えられる限りのことは話しておきました。次回の公演で会えればいいなあ、なんて思っております----
目に浮かぶような楽しい光景だな、と披露した次第。
小さな小さなサロンコンサートだけど、いにしえの蔵が醸し出す人間模様に、蔵好きにはたまらない