蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

念願だった唐松岳へ

2020年10月10日 | トレッキング

またしても我がままの虫が頭をもたげる。

登山を始めたきっかけは移住後2年の年「松本市制100年記念 常念岳登山」で62歳でした。自宅近辺や散歩道や農免道路から見える北アルプスの山を登ってみたいと、ぼんやり考えていた。

その後、13年をかけて南から蝶が岳・常念岳~燕岳・有明山・爺ケ岳・鹿島槍ケ岳・(唐松岳)・白馬三山(白馬槍ケ岳・杓子岳・白馬岳)と連なる山を登った。

残ったのは大滝山・餓鬼岳・五竜岳。大滝山はまだ望みがあるかもしれない。

そして唐松岳へ。有明山と雲の平でお世話になった川口ガイドさんにお願いをしました。ポピュラーな山という印象だがそこはそれ北アルプスである。昨年9月からコロナ騒動もあり全くトレッキングをしていない。思い切って最後の御嶽山を決行した勢いで念願の唐松岳へ。

10月5日 穂高6時30分発 8時過ぎ発の八方ゴンドラーリフトーリフトで登山スタート地点へ。宿泊の唐松岳頂上山荘へは14時までに到着を目指した。

御嶽山から下山(9月29日)後の翌日も翌々日も筋肉痛はなく自身でも驚く。結局風と雨の中でも順調に、岩場をこなせた。

まもなく男性3人が身支度しながら大声で「ウルトラマン〇$▲&&・・・」と、聞こえた。3人は久しぶりの登山に歓喜していたのです。少年隊と名付け、抜きつ抜かれつで楽しみました。彼らはテント泊。

そうそう画像はほとんどガイドさん提供です。とほほ雨天ではスマホがうまく使えない。

 

ハイマツ地帯に入り期待通りライチョウに出会う。悪天候時は天敵に狙われにくいので、ハイマツから出てくる確率が高いのだそうです。

いました!しかも初めてのツートンカラーです。

まもなく頂上小屋へカーブを切るあたりで、ガイドさんが私にカラビナとロープでサポートしてくださった。崩落があり迂回路を設営された岩場です。このような修復も小屋や登山案内人組合などのボランティアで行われます。県からの補助金はあるかと思いますが、大変なご苦労の上に我々は安全に楽しませていただいているのですね。

無事14時前に小屋に到着。早速ガイドさんはお湯でインスタントのコーヒー(いつも紅茶やお汁粉を持参)を作ってくださり、冷えた体も心も温まります。

小屋は美しく整備されており、雨の中にやってくる登山客の誘導に加えてスタッフは、コロナ感染予防対策にも気を使っていました。大阪からの3人組の男性が、お約束のビール乾杯に盛り上がり声も大きくなってきた。食べたり飲んだりだから当然マスクなし。

とうとう「館内のお客様から恐怖を感じるとクレームが出ています」と注意を受ける。のんき者の私は、体調万全の上で登山にきているだろうし、では就寝時は個室で1人を確保しているかといえばそうではないしなぁ。山でクラスター発生のニュースも聞かないし。案の定同室だったガイドさんは「大声の雑談にまた注意されていた」とのことでした。

夜中の暴風に翌朝の登頂は思いやられるかと思ったが、ぐっすり眠り結局霧ではあったがリュックをデポし7:00 いざ!

見事なハイマツ

 

マスクをしているのは鼻先の冷え対策。胸からおなかあたりの膨らみは、防寒対策に手持ちの衣類をすべて着込んだため。

 

30分ほどで到着~。踏ん張り方がいかにも素人っぽい

 

山小屋の上のほうにかすかに富士山(八ケ岳の右側だけど)も見えました。この画像は私撮。

 

五竜岳は手が届きそうに近いお隣さん

圧巻の五竜岳(これは私の7:38撮影分)

復路で見た唐松岳頂上。凛々しく美しい!やはりエイヤッと来てよかった。

 

右へ白馬連峰方面

 

左の3ツこぶの右側切れ落ちているのが有名な不帰キレットですって。時に墜落事故があるところ。(これは6日9:30私の撮影分)

 

リフト近辺の、昨日より一段と進んだ紅葉。私へのご褒美とありがたく頂きました!

はい無事に予定通りの時間に下山し、リフトとゴンドラを乗り継ぎ大町へ。ランチは青木湖畔にある「らーめんはうすゼーブリック」へ。私のお勧めはネギラーメン。コロナ禍では定休日他要確認。現在禁煙です。外テーブルありました。

絶品ネギの下に厚めの柔らかいチャーシューが潜んでいます。しつこさのない半透明の汁で黒コショウがばっちりです。外食でラーメンを頂くことはまずないのですが、ここは特別。

 

余談:小屋館内のトイレ入口の張り紙

  

HAT-Jとは・・・私は田部井淳子さんを通じて知りました。

山と人の間には沢山の問題が起きています

かつて、内外の観光地には、ゴミがあふれ、トレッキング客で賑わうヒマラヤ山麓は薪を取るせいなどで森林破壊もおきました。高い山に登れば、遠征隊が残した装備や、酸素ボンベが氷雪の中に無惨な姿をさらしています。このようなことは、自然の景観を損なうだけでなく、地域に暮らす人々の生活環境を脅かすことにもなります。

ゴミ問題への取り組みは進みつつありますが、人の移動が増え続ける中、トイレの問題やペットの帯同、野生動植物の生態の変化など、温暖化も加わり、山岳地帯の自然への負荷が心配される状況は残ります。

 

13年間の登山経験は私の人生を豊かにしてくれました。登山を通じて知り得た方々も忘れ難い人ばかり。75歳の今 もう高い山は卒業して、里山ともうちょい高い低山にシフトしてゆこうと思います。

昨年も宣言したが、現況のていたらく。『女性は嘘をつきます』(笑)

 

付録:ガイドさん情報

信州の登山ガイド・ヤマンザイ

日本アルプス、信州の里山をガイドいたします。山岳遭難捜索、山岳調査を行なっております。

YAMANZAI MOUNTAIN GUIDE AND WORKS

 

 

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3度目の御嶽山へ・・2日目

2020年10月07日 | トレッキング

今日もいい天気。晴れ女はお得がいっぱいです。

朝焼けはややぼんやりながら、好きな景色です。

早朝立ちの方を送り、京都から来ている方と二人でコーヒーを頂きながらのんびり時を過ごし、

噴火時に石が天井を突き抜けた部屋を撮影し

今期薪ストーブが設置されていたが、滞在中は燃えませんでした。10月の宿泊者には披露されるでしょう。

 

友人からのプレゼントだそうで、麻のような暖簾から「いないバー」よろしく顔を向けるオーナー。

 

さて今日のスケジュールはあってないようなもんですが、美しい三ノ池を通り『摩利支天』まで行きたいとスタートしたが

結局行き着かず、乗越から引き返しました。ここから摩利支天までが岩場となるそうです。

下山途中で、昨日からヒュッテに滞在の”NHK小さな旅”撮影隊メンバーに会いました。放送日はいつかな?放映を見つけられるといいのだが。

ヒュッテに戻り美味しい担々麺を頂き、少し時間の空いたオーナーの高岡さんから、山小屋を立ち上げ時のご苦労や3年目の思いなどを伺うことができました。私はおそらく来年の再会はかなわないだろうと考えていたので、お元気で活躍されることを伝えました。

2時半頃に出発し今夜の宿、八合目「女人堂」に向かい下山しました。

途中九合目の「石室山荘」内に登下山道の通路があり、トイレ休憩やお茶タイム・お土産を購入するなど結構人がたむろしている面白い山荘1階になっています。

さらに下り

女人堂へ到着

室町時代に参拝登山が盛んになり明治時代初期まで女人禁制であったので、女性はここで留め置かれて滞在した宿です。

平日とはいえ大きい広間に3人の登山客で食事をするのは寂しかった。

 

29日(火)にはいよいよ下山です。

朝焼けはイマイチでしたが、雲海は見事!ちょいボケぎみですが・・・

 

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三度目の御嶽山へ・・1日目

2020年10月01日 | トレッキング

へ~3回も?と驚くのはまだ早い、なんの20回続けておられる男性に会いました。2020年9月27日、山小屋「ニノ池ヒュッテ」夕食後の団らん時でした。

実はこの方は、2014年の噴火当日頂上におられたが祈祷所(?)の庇の下にいて、難を逃れたそうです。しかし目の前に多くの亡くなった犠牲者がおられ、地獄の中を誘導されて下山したそうです。そして2018年から小さな花束を持ち、慰霊登山を続けておられます。

噴火以前、「ニノ池ヒュッテ」として再開前の山小屋へ毎週土日に京都から来てスタッフとして働いていた、という女性の話も聞けました。今でも当時の石の案内ペイントを残している。

これほど濃い会話ができたのは、私はその日とは記憶がなく9月27日(日)~29日の晴天狙いの登山だったのです。のんき者!

 

早朝自宅を出て御岳ロープウエイ8時半頃発でスタートしました。

残念ながら紅葉は美しくない。

開山の祖とされる覚明行者の霊廟碑。以前からあったのでしょうが、今回初めて気が付きました。

3回目ですから、しんどいとは思うものの先が読めるのでまずまず楽な登山でした。

午前11時51分にサイレンが鳴り、今日が2014年の噴火当日であることを知る。52分その場で全員が立ち止まって黙祷を捧げました。

登山を続け、今夜の宿舎「二ノ池ヒュッテ」到着手前にて尺八を吹く男性がいました。

標高が高いせいか音が出にくいとのことでしたが、さわやかな澄んだ空気の中で気持ちよく聴かせていただきました。

意気投合し、ヒュッテ内のカフェコーナーでコーヒーを飲みながらしばし歓談。今夜は九合目の「石室山荘」に投宿とのことで下って行かれました。

 

ヒュッテの裏がすっきりきれいになっていました。今季のスタッフさんがマメな方であちらこちらが片付き、オーナーは喜んでいました。

 

やがて夕食となり思い出深い一夜となったのです。

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戸隠トレッキングコ-ス

2020年09月25日 | トレッキング

戸隠を起点にした近い山には、戸隠山・飯縄山・黒姫山・高妻山がありますが、高い山はもう行けそうにありません。

今回は飯綱町に住む山友と合流して、3時間ほど遊べる「戸隠スキー場トレッキングコース」を歩きました。

中央の🅿(標高1200mくらい)から右上の瑪瑙山(めのうさん標高1748m)方面へピストン行程です。因みに左方面が奥社入口、越水地区に前夜宿泊の山小屋があります。

広々としたスタート地点に我々だけでした。

ウメバチソウ。

戸隠山をバックに、ミヤマリンドウ。中央の建物付近がスタート地点。

そこそこ高度があります。

紅葉が始まっています

瑪瑙山は標高1748m。その近くにリフト乗り場があるのですが頂上は目指さずのんびり、景色を見たり花を見つけてそそくさと下山しました。こんなハイキング気分もいいね。

ランチと美味しいケーキを頂きに中社近くの「カフェ ランプ」へ。チキンカレーだったので、ちょっとがっかりしましたが、バラのケーキはなかなかの一品です。

お手製のマスクスタンド。

何度か伺っているので親しくして頂いています。人気のコーヒーカップがやっと入手出来ました。

 

余談:夏野菜は9月23日現在「秋田庄内の茶豆5号」のみになりました。

さすがに遅れて植えたので実はささやかですが、小ぶりでも味は一丁前です。雨ばかりでよく育ったものです。あっぱれ!!

 

 

 

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久しぶりに北信へ

2020年09月18日 | トレッキング
戸隠神社と軽トレキングへ
 
晴天を狙い15日から一泊。鉄道ではかなり時間がかかるので、ジムニーに活躍してもらう。ルートは大町市→小川村→鬼無里→奥社入口へ。山を越えるがのんびり運転で2時間ほどで奥社へ到着。
 
奥社は通常はかなりの人出です。コロナ禍でもそれなりの人が歩いてはいるが、以前に比べれば雲泥の差です。完璧以上のソーシャルディスタンス。面倒だがマスクは装着している人が多い。
 
お馴染みの杉並木が続くが、樹々が弱ってきたな・・・と感じた。
ほこらのような空間のある杉
 
ここで思わず中島みゆきの♪倒木の敗者復活戦♪を口ずさむ。力強い若葉の恵み。
 
中は綺麗に掃き清められ、祀られているが真新しい。
果たしてこれは何を祀っているのか?
 
神社社務所に伺うと・・・
以前吉永小百合さんが中に入ったことで有名になり、多くの人がこもりに来て困ったと。
JR東日本の大人の休日倶楽部の撮影だったとのことでした。
こうして厳かに祀れば、断り看板より撃退できるね。
 
鏡池へ通じる入口に『熊出没注意』ここでも騒動があるのか。随神門を超えてやや登りが始まり、カップルは相変わらず多いが当然高齢者も多い。
 
やがて大きな石の階段が続き傾斜も大きくなる。
ぶらぶら降りて来る人を避けるため、ジグザグ歩行です。
 
冷気を感じながらお参りを済ませて下山。
美味しそうなソフトクリームがあったが、すごもりで増えた体重を戻すため我慢!
 
明日のトレッキングのおやつに並木道の側溝にたくさん落ちていた栃の実のお餅。
 
ランチは行列ができる有名なお蕎麦屋さんの向かい側「宿坊 極意」のお蕎麦を頂き今夜の宿へ。
 
山宿 戸隠小舎
 
代表は佐々木常念氏。ちなみに妹さんのあずみ(漢字はわかりません)さんは在フランス。
山小屋へ泊り滞在の楽しみを、昨年見つけた私の新スタイル。山と小屋にはどこでも歴史と文化を持つ。
ここは標高1200メートルだから稜線上にある山小屋とは趣は違うが、60年前に切り開いて今に至る。父上は有名な登山家だそうで、やはりというかご出身が現在の安曇野市堀金です。書庫には
同じ安曇野出身の写真家中沢義直氏著「安曇野雑記ーある映像作家の生活記」が並んでいました。私は中沢さんとは以前ご自宅の前でお会いしたことがあります。
なんだか呼ばれてここに来たんだな、信越トレイルの本と2冊を読み終え眠りにつきました。
 
昨日埼玉からの女性2人組は飯綱山に登り、今朝の明け方5時には朝食を済ませ黒姫山へ出発してゆきました。登山者の送迎をしてくれる宿です。
この窓が好きです。小学校の校舎に似ているから
 
 
父上はすでに他界され、お元気な母上と明るく話し笑う奥方と保育園児さんの家族経営です。
 
清算の折驚きました。
私のじゃらん1000ポイントが今月末に消滅するので利用して -1000円
じゃらんGoToトラベルクーポン -4235円(これは当日知りました)
推し店プラチナチケット利用で -2000円(長野市のクーポン、当日知りました)
 
ということで、支払い額は4865円。本来は1泊2食12100円、豪華な夕食でした。
 
帰宅後ホームぺージを見ました。シンプルで好きです。
明日は飯綱町在住の山友と合流し、戸隠スキー場のトレッキングコースを歩きます。
 
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久々の光城山

2020年09月11日 | トレッキング

2020年1月から8ケ月振りの軽トレッキングです。以前と同じアクセスだがずいぶん交通量が多いと感じる。8時10分に歩行開始。案ずるより快適に進んだ。

中間あたりからの安曇平

もうすっかり黄金色です。

つい最近まで夏野菜やそば畑とともに美しい緑だった稲が・・・

頂上手前の桜並木に、クララの幼木

見回すとすぐ近くに

鞘が黒くなっています。10月になれば種が採れるのでしょう。

光城山に続く長峰山には自生のクララがたくさんあるそうです。

2019年にはクララの葉で染色をする講座もあったようで、いつか参加出来れば嬉しい。

 

歩けばあれこれと興味が広がる。これは昔からの『犬も歩けば棒に当たる』は、今では「何かをしているうちに思いがけない幸運があるという」使い方になっている。

そして久々の軽トレは体も心も快適に!

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山の雑誌

2020年08月31日 | トレッキング

夏山には行けなかった。

10月上旬の御嶽山へ・・・と淡い期待はしていたが訓練不足で難しそうです。時折山の雑誌を取り出しては、うーんと唸りながら閉じる。

本を並べていて思わず「おっ!」と新鮮な発見をした

 

1995年 山と渓谷社発行 「空撮登山ガイド」ほぼ標準的な構成だ。

 

2014年 サンエイムック 「男の隠れ家 特別編集」

ネット検索では、2018年も2019年も発行年の文字の位置が違うくらい

 

2020年発行 サンエイムック 「男の隠れ家 別冊」

なんてことないけど「おっ!」と新鮮な構成に声を上げた。わかりますか?

岳人憧れの美しい山『鷲羽岳』が、タイトル「夏、山へ。」の手前にあるのです。

余談:中央の小さな赤屋根が、昨年7月に3泊も(1泊は台風襲来のため)してしまった「三俣山荘」です。コロナ禍の今年でなく昨年でよかった! やはり私は強運の女神に愛されているようだ。

 

 

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連雀ふたたび

2020年01月21日 | トレッキング

20日朝 光城山へ

頂上へ向かう広場に、改めて見るとヤドリギがたくさんあるではないか

 

見上げると15羽ほどの小鳥の集団が上空で周回している場面を目撃。

このまま待てば戻ってくるかもね。

ピンポ~ン

チィチィと小声が聞こえるた直後

木々に止まると三角に整列。

 

ちょっと拡大加工するがスマホの限界(1/21差し替え:別の画像で拡大加工を試みた)

じーっと観察しているとやや右手下へ移動した。

やはり画像は限界

慣れてくれば↑の画像が、次は↓

こんな写真が撮れることを期待しよう・・・としても

一眼レフカメラでないとまあ無理ですな

1日の幸せ気分をありがとさん。

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二の池ヒュッテ再訪2019 ②

2019年10月25日 | トレッキング
10月6日
ぼんやりですが日の出風景


小屋入り口前のオブジェはほっこり癒してくれる。


今日は小屋から北方向にある摩利支天、五の池小屋へ向かう。
五ノ池小屋はおいしいケーキが評判で、お茶して山々の景色を堪能するテラスもある。
ヨーロッパで人気の山岳リゾートを目指しているようです。

賽の河原にある石積みと草もみじ


賽の河原とは、子どもが死んでから行くといわれる冥土の三途の川のほとりの河原のこと。
昔から親より先に死んだ子供は親不幸・・・と聞いていました。
その子どもは親の供養に石を積み塔を作ろうとするが、大鬼がきてこれをこわし、地蔵菩薩が子どもを救うと伝説にあります。(サイトから引用)

昨今は情け容赦なく子供が殺害されています。この不幸は誰が助けてくれるのでしょう。

摩利支天には登らず五ノ池小屋へ向かう。

途中から三ノ池を見下ろす。


噴火前は今では灰をかぶった二の池が三ノ池を上回る美しさだったと御嶽好きは話していました。

まもなく五ノ池小屋到着。

ずいぶん混んでおり、シフォンケーキがなくなりかけだったがギリギリセーフでした。
テラスも座る場所がありません。

急ぎ二の池ヒュッテに戻る。
実は二の池ヒュッテの担担麺が美味しいと評判になり、
高岡さんから「11時には戻って来て、売り切れるよー」

はいセーフ!


小屋の前のベンチで頂きました。
賽の河原をもう一度眺め感謝しながら「ごちそうさまでした」


京都の有名な麵屋さんで、独自の生めんを作って頂いているとか。
優しい食感で美味しかったです。
実は担々麵は初体験なので他店と比較はできませんが・・・・。

夕食まで書庫にあるシェルパ斎藤氏の「ニッポン10大トレイル 」を読んで過ごしていた。
カフェタイムは「大きな焼きマシュマロが載っているココア」500円
写真なし

今夜の夕食は、2泊目の私のために特別メニュー「マーボー豆腐」
今日は中華三昧!明日の下山はきっと元気モリモリ、のはず。


今夜もアクシデント発生
団体40人のゲストの中の一人(若い女性)が、寒さでストーブを抱くように暖を取っている。
雨の中を歩いてきたので寒いのだろうと思ったが、高山病のようだった。
高岡さんは、体をさすりながら毛布や布団を十二単よろしく重ねる。
水分の準備をしながら行ったり来たり。

「絶えず話しかけて眠らせないで!」
心配そうに取り巻くお仲間たちは物静かな方々ばかり。
大阪のおばちゃんよろしくお笑いネタで励まし続けました。
「眠ったら即往復ビンタが飛ぶよ~」
「応援団がたくさんいてるね~。ギャラリーは多いほど頑張れるしー」
などなど・・・・

20時半の消灯で引き上げました。
翌朝出発前に顔を見せてくれました。
病気じゃないから、元に戻れば平気で歩けます。頂上まで行き下山するとのことでした。

さて私も下山準備へ
雨模様の中、大きな石を踏みながら九合目へ。あたたかいお茶を

八合目へ

冷えた体を温めるためホットミルクを

花には恵まれなかったが、シラタマ


七合目。高岡さんから勧められた、なめらかお餅入りおしるこを。

ロープウエイに乗る頃には晴天になり、夕刻帰宅しました。

2019年のトレッキングは、ここで最後。
来年からはロープウエイ利用の横ばい山小屋めぐりトレッキングになる予定です。


余談: 二の池ヒュッテ 担担麺誕生秘話(face bookから)
ニの池ヒュッテの軽食人気メニュー「担担麺」!
なんと京都にある名店、
『屋台ラーメン まる担 おがわ』さんの監修なんです!
 
標高2900m=沸点91℃。その環境で出せる最高クオリティの担担麺を!
さらにはどの山小屋のラーメンよりも美味しく!
をコンセプトに、ご主人の小川さんご本人がニの池ヒュッテ現地にて試作調理し、配合や仕入れまでご尽力いただき誕生した一品!
 
本年はさらなる改良により、"山小屋ラーメンの極み"へと挑みます!
 
先週、スタッフ篠田が
京都のまる担 おがわ"本店"にお伺いして撮影したのが今回の映像です。
もちろん、ヒュッテオーナーの髙岡も、本店に伺い舌鼓を打っております。
 
それにしてもやはり…本物は桁違いにウマい!
いや、ニの池ヒュッテでもその名に恥じぬ「山でこれが食べれるとは!」な担担麺を出さねば!
関西にお越しの際はぜひ「まる担 おがわ」へ!
そして今年、ニの池ヒュッテでも味わってみてください!
 
『屋台ラーメン まる担 おがわ』
京都市西京区樫原山ノ上町7-19
090-3973-5093

4K映像はヒュッテYouTubeにて↓
https://youtu.be/xA2CNfU5oo4

参考:
二の池ヒュッテを隙間なく伝えてくれるyama hackさんの記事をどうぞ(注:2019年8月の記事)

今回のおみやげは


cozy and homely 居心地のよい家庭的な
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二の池ヒュッテ再訪2019 ①

2019年10月20日 | トレッキング
台風19号の被災地の皆さまに、深くお見舞い申し上げます


2018年
ローカル紙「市民タイムス」の記事や地元局のテレビ放映から、御嶽山大地震で壊れた二の池新館(当時)を再建する後継者の話題を知った。

御嶽山二の池ヒュテとして10月の期間限定でオープンした。
以前からいつかは登りたいと思っていたが機会がなく、”今回こそ登るべぇ”と
慰霊を兼ねて決行した。
御嶽山へ

あれから1年
もう一度オーナーの高岡ゆりさんに会いに行こう!
10月5日出発し、帰宅は7日の夕刻になりました。

ロープウエイ乗り場まで車で2時間で到着。


歩き始めて

遠くに乗鞍岳が見えた


ぬかるんだ木道の階段からやがて石の階段になり2時間後には


振り返ると八合目女人堂


全山総慰霊碑と読める


八合目で会った高岡さんが登ってきました。

「女性で歩荷してるのは私くらいでしょうね」と笑う。
まもなく小屋閉めになるのでヘリを頼めず、不足の食材などは背負って荷揚げするという。
20キロ!だって

得難いシーンを逃さず記念写真をお願いした


高度とともに紅葉しているナナカマド


もうすぐ二の池。彼方に八合目女人堂


二の池は今も灰に覆われ、仏像が見守る


はい、左がヒュッテへのアプローチ。右は今回歩きたい賽の河原方面


おっ! 戸を開けるとにぎやかに進化している。提灯はお知り合いからですと。

多くのご友人たちの応援に支えられているようです。

夕食は鶏肉に野菜ソースかけ。スープと食前酒、サラダ、デザート
調理師免許を持つオーナーの食事は旨い。
優しい香りが漂う食事タイムです


木曽の酒を飲み比べ。かなりベテランのカップルがオーダーしていました。
2000円くらいだったかな?


この3酒

高岡さんは下戸のようです。

こうして夜は更けてゆきました。

実はこの夜はアクシデント勃発!
夕食が終わりかけた頃、20人の登山客が到着。
ツア会社のミスらしく、山小屋への予約が出来ていなかったのだ。
なんてこった!

さぁ高岡さんどうする?
とにかく夕食とふとんの確保。
「夕食はカレーを急ぎ作ります。自炊者用の食事室で待機してください」らしき指示でした。
「宿泊は近くの二の池山荘へ依頼します。食後全員で移動してください」らしき指示でした。

1件落着

久しぶりに『ハンサム ウーマン』に会いました。

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