見えない電波を受信して相手の声が聞こえるって点は空気を読んでるようなもんかな。ここで言う空気読めるってのは携帯電話の持ち主の地理的な位置情報とインターネットへのアクセス動向から 「 こんな店どう? 」 って調子で情報を送ってくるってものらしい。そこまでしてレストランを知りたいか、というか教えたいのか。
この前、和太鼓コンサート行ったらやはりいましたよ、携帯電話鳴らした人が。しかもそのオバサン、というより婆さんかな、電話に出て喋りだしたんで係の人が慌てて駆け寄って来た。だいたい鳴ってる時も暫く無頓着だったんだけど、まずは自分が持ってる携帯電話かどうかを気にして欲しい。
で、どうせ位置情報が分るのならコンサート会場情報なんてのも把握しといて欲しいね。コンサート中は着信拒否とか余計な音を鳴らさないとか、そういう機能が先に欲しい。でもその程度の気配りも機械にやって貰うようだともっと困った事になりそうかな。
もし透明人間になれる薬があったとする。それを飲んで誰にも干渉されずに何処かで静かに佇んで居たいなんて思う人は少ないだろうな。で、盗撮なんだけど、昔だったらこういう人達はこんな事を絶対しないだろう。というより、やろうと思ったとしても、たった20年前でも機材が大き過ぎて実行不可能。
ところが手の平に乗せて手を握ったら隠れてしまうようなマイクやカメラを持つってことは超能力者になったようなもんだ。だからそれを活用しようと魔が差す。それで死傷者が出るわけでもなしってところかもしれない。
今存在する機械の中にはそれを悪用しないようにと我慢する心が必要な物が多い。それほど科学技術が発達したってことだ。では使う時はほどほどにしろよと教えるのは誰かというとやっぱり家庭なんだろうなぁ。それとも学校の道徳の時間、って今あるんだっけ?