ヨメのバッグ

　今から７～８年も経つかな、ヨメが長年使ってたバッグがボロくなったので買ってくれようと思った。買ってくれるってのは佐久的言い回しで標準語だと買って上げるという意味だ。しかし買い慣れない物を選ぶのは難しいので月日は過ぎるばかり。

　ある時、店頭に並んでるのを見てこれは良いなというのがあった。そこでようやく買うことが出来たのがこのバッグ。でもここに至るまで５年くらい経ってたかな。気の長い話である。


店頭で見た時はスッキリした形だったのだが…

　前のバッグがボロくなった理由の１つがこれ。入れ過ぎ。といってこの中に日々使う物は全体の４分の１くらいだ。これでもまだ良い方だ。以前は貯金通帳から始まって何故これを持ち歩くのかなんて物が沢山入ってた。もっともいまだに４分の３はそういう類の物だ。その習性は変らない。


メタボ鞄だ

　カバンを漢字にすると鞄。あまり書くことは無いし靴と似てるのでちと違和感がある。でも良く見ると革で包むっていうからこれで良いのかな。ちなみに革が化けると書いて靴(クツ)ってのは今一つピンと来ない。

羽化をうっかり

　生き物の世界は生き抜くのが大変。庭の木に蝶の幼虫が何匹も居ても数日のうちに数が減ったりする。恐らく鳥に食べられちゃうのだろう。だから蝶になるなんてのは至難の業。なのでこういう蛹を見つけるとよくぞここまでがんばったと思ってしまう。


玄関の屋根にあった長さ３ｃｍくらいの蛹撮影2011年7月3日＠ボッケニャンドリ家

　玄関の屋根に長さ３ｃｍくらいの蛹があるのを見つけた。何の蛹か分らなかったけどヨメ調査によるとゴマダラチョウ。そしてこのオレサマに何処かの大臣のように 「 ちゃんと観察しろよ 」 と。

　そんな話をつい忘れて数日後に急に思い出した。時刻は朝の９時２０分頃。見ると丁度蝶が出たところだった。その時点で１枚撮れば良かったのに緑の蛹を撮った時のように脚立を出したのが敗因。蝶は飛んでっちゃった。


蝉と違って抜け殻は白撮影2011年7月5日＠ボッケニャンドリ家

　緑の蛹から茶色い蝶が飛んだ後に残ったのは白い抜け殻。で、何という蝶なのか定かではないが羽の裏の模様の微かな記憶を頼りに調べるとコムラサキのようだ。飛んでった時に表の柄も見ているがまるで違うという事は無さそう。幼虫は何を食べるんだろうと調べたらヤナギ。直ぐ近くに自生したバッコウヤナギとイヌコオリヤナギがあるので辻褄は合う。コムラサキは2006年08月13日にこのブログでも書いている。