

笛吹市の山火事 ようやく鎮火(山梨県) |
30日に笛吹市で起きた山火事は、発生から19時間以上たってようやく鎮火した。 |
・・・・・略・・・・・ |
警察と消防は出火当時、現場近くでロッククライミングをしていたグループが「火を使っていた」と話していることから詳しく事情を聞いている。 |
1/31 11:20 山梨放送 |
火事の原因に暖を取るために火を使ったなんて話があった。この岩場、日当たりが良くて真冬でも暖かい。ここで寒いなんて言ってるようじゃ戸外遊びなんて止めた方が良い。
まさか焚き火じゃぁないとは思うけど、この乾燥した冬、そして岩場の辺りには水なんて全く無い所での火の使用は出来れば避けたい。と書いたものの俺も先日この岩場で昼食を取る時に久々にガスコンロを使った。
山火事になると消防署員だけでなく周辺地域にいる大勢の消防団員に招集がかかる。消防団員は消防署の職員ではない一般の人だ。彼らは会社を早退したりして手弁当で消火作業にあたる。それだけにこういう火事に対する風当たりは強いと思われる。今回のような火事だとロッククライミング禁止なんて話もでかねない。

何故岩壁を登るのか。そこに岩壁があるからだ、と言うほど単純なことではない。フリークライミングの場合、自然のままの岩には登れる事は少ない。開拓クライマーと呼ばれてる人達が苔だらけの岩をブラシで掃除し、そこにロープをかける事が出来るようにしてくれるからだ。その人達なくして一般クライマーは遊べない。しかも手弁当。消防団員といい実に奇特な人達によって世の中成り立っている。
そのロープをかける場所も時と共に劣化する。するとその奇特な人達は何処からともなく現れてハンマーやらドリルを使って修理する。こんな有り難い人達が居るというのに出入り禁止になるような事をしでかしたら申し訳ない、そんな気分でたまには登ってみるのも良いと思う。もっとも本人達に言わせると 「 好きでやってるから 」 なんだけどね。
