先月、チャーが一晩帰って来なかった。幸い翌朝発見。キツネに襲われたなどの悲惨な事にならずホットした。だけどその頃はまだ夜寒かってせいかかなり衰弱してた。それから体重はどんどん減った左目と左耳がただれたりした。後で思ったけどもしかすると他の猫に噛まれてた可能性も。
チャーは2年半ほど前に山梨の別荘から引っ越してきた。山梨での喧嘩に負けたことがないという生活から一変、先住猫民に気を使いながらの居候生活。怒りもせず大人しく過ごしていた。そんなわけで晩年はお猫好しを絵に描いたようだった。
何故かヨメにはよく甘えていた。寂しかったので心の拠り所だったのかもしれない。俺は邪険に扱ったわけでもないし餌の世話から全部やってたのに甘えては来なかった。でも外では呼ぶと小走りで近づいてきて擦り寄ってきた。
チャーは最後まで毅然としてたって感じかな。足元がおぼつかないのに渾身の力を振り絞ってトイレに行った。2日前にちょっと外に出したら早速爪とぎ。爺なのに最後まで身だしなみを忘れなかった。死はどんな死でも後悔があり何かを考えさせられるとシミジミ。猫を2匹同時に飼ったのは初めてだった。毎日面倒臭いなぁ、猫だらけだと思ってたけどいざ居なくなると寂しいもんだしこの寂しさを居る間に想像できなかったのも情けない。