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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

叔父との別れ・・・

2003-01-30 | インポート
早めの手当てをしたのが良かったのか、風邪もたいしたことなくすみそうです。
熱も出ず、ホッ・・・良かった!
ちょっと鼻がグズグズしてはいますが・・・

叔父の訃報が入りましたので、昨日、今日の予定はキャンセルし、お別れの式に参列してきました。
冷たい空気の中で、最後のお別れをする時、見上げた叔父の写真。
その微笑みに、突然、昔のことを思い出しました・・・

私が高校の入学試験に合格した時、お祝いのプレゼントを買ってもらうため、いっしょにデパートの「かばん売り場」を歩いたことをです。
当時の叔父は、「独身で、背も高く、鼻の高い日本人離れした容姿の上、一流企業のエリート」私から見ると、お金持ちのあこがれの男の人でした。
あの頃は「高校生になったら、皮のカバンを持つこと」が夢でしたので、「紺の皮のカバンをプレゼントして!」とねだったのです。

その時の苦笑した叔父の顔・・・遺影の顔と同じでした。

多分、私が考えていた程、叔父はお金持ちでもなく、ごくごく普通のサラリーマンで、お給料からみたら、当時の皮のカバンは、大きな負担だったのかもしれません・・・
ふと、そんな気がしました。
昭和34年の3月でした・・・・

姪のわがままなおねだりに、やさしく応じてくれた叔父に、「安らかに・・・」とさよならを言ってきました。