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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

アンネ・フランク 真実の物語

2004-03-19 | インポート
寒い午後・・・WOWOWで映画を見てすごしました。

「アンネ・フランク 真実の物語」・・前編・後編合わせて3時間半。
もちろん、あの、有名な「アンネの日記」の作者の短い生涯を描いてエミー賞を受賞した作品です。
でもこの映画は、日記には記されていない部分を、関係者から聞いて作られたものです。

あまりにも有名になった「アンネの日記」は、彼女の死後、父親の手によって出版され、世界中で何十もの言葉に訳されて、聖書の次に読まれていると言われていますから、今さら、内容を書くつもりはありません。

戦争という中でのこととはいえ、人種差別の犠牲になった彼女は・・
屋根裏部屋での、他人との共同生活でのもめごとや、少女から大人の女になった揺れ動く感情、可愛い物語・・・そんなものを、書き綴ったのです。
作家になりたいという夢をかなえることなく、収容されていた「アウシュビッツ」で病気のため亡くなったのですが・・・

この映画ではユダヤ人が収容所でどんな生活を強いられていたかも描いています。
ただ、ただ・・・「ひどい・・むごい・・・」
涙が止まりませんでした。

いま、広島県・福山に「アンネゆかりのバラ」があるそうです・・・
花の色が、朱からピンクに変るという・・・
彼女の隠れ家の裏庭には、確かに「野バラ」があるようです。
でも、まったく関係はないとか・・・

戦後、野バラを品種改良し、アンネの書いた物語りに出てくるバラにちなんで、お父様の許可を得て名前をつけたとか・・・
本当のところは分かりませんが、アンネが逆境の中でも明るく生きたこと・・・
家族の中の中心的存在が「バラ」と通ずるのでしょうか・・・