love


神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

「何かをして上げる」ことの方がいいですよね~~

2011-08-23 | インポート
主人の親友が「大腸がん」の手術をしたのが6年前・・・。
その後三年の間に、転移が見つかって二回手術をしました。

それからも、小さながん細胞があちこちにあるのが発見されているので「抗がん剤」による治療を続けています。
3~4週間に一度、48時間の連続で点滴による抗がん剤を投与するために、二泊三日で入院します。

主人は、どうしてもはずせない用事がある時を除いて、その方の入退院の際に、車での送迎をしてあげています。

昨日、お昼過ぎに病院へ送って行きました。
夜、彼の奥様からお電話がありました。

「点滴を始めてすぐに、意識を失った!」と・・・。
点滴注射の針を血管に入れて、薬を落とし始めて数分、まだ看護士さんがテープで針を止めたり、落ちる速度を調整している時に、「手足がしびれてきた・・・」と、言いながら意識障害も起きたとか。
血圧は50-30になってしまったとか・・・。
あわてて医師が飛んできて処置。
「Tさん~~!」と、医師が声をかえたら「はい」と返事をし、意識が戻ったようです。

「その後は、まったく普通なので心配しないで下さい」というお電話でしたが、気になったので、今日の午後主人と二人で病院へ様子を見に行ってみました。

ちょうど先生が病室にお見えになって「いっしょに話を聞いてください」と、そのことについて話してくださいました。

数種の抗がん剤を投与していたのですが、その中の一つの副作用だとか・・・。
アメリカでは、そういった副作用が起きる症例がいくつか報告されているようです。

先生のお話では、
「日本でも、0.5㌫の確率で起きる副作用として承知はしていましたが、それは「7~8回」の投与後に起きているので、Tさんの場合は、もう20回以上なので、問題ないと思っていました。
非常にめずらしい、初めてのケースなので製薬会社の方からデーターを欲しいと言われていますので、送っておきます」
というお話でした。

そして、「この薬は残念ながらもうTさんには使えませんので、来週から、別の薬で治療をしましょう。
今回の治療は中止にしますので、今から退院していいですよ」と、おっしゃってくださいました。

奥様にお電話したら「いっしょに乗せて帰って来ていただけますか」とのことで、いくつかの手続きを済ませる彼を二時間ほど待ち、家まで送って、帰宅したのは午後7時(苦笑)。

主人が、
「俺たちって、本当に人がいいよね・・・。いつも他人さまのために一生懸命だよね・・」とポツリ(苦笑)。

私は、
「でも何かをしてもらわなけらばならない方が、つらいと思うわ。
して上げられることの方が、いいわよ~~」と、答えました。
そうですよね?