私の読書は、「押入れや本箱」にある本を、手当たり次第に読むんですが(苦笑)~~、
あまり「ハズレ」と感じることはありません。
多分、家族全員の好みが似ているからかもしれません。
が・・・、
今回の本は、タイトルに魅かれ、裏表紙の説明に興味を持って、私が購入した本です。
結果・・・、「読まなければよかった」・・・(涙)。
「モンスター」 百田 尚樹 著

《 小さい頃から醜いと言われ続け、性格まで暗く醜くなっていった一人の女性。
東京の短大を卒業した時点で、家族からも縁切りをされ、周囲の人たちからも冷たい目で見られながら悲惨な日々を生きていくのです。
ある日、目の整形手術をしたことで自信を持ち始め、その後莫大な金額をかけて完璧な美人になります。
若い女性がそのお金を稼ぐ手段としては、風俗という職業を選ばざるをえない。
外見は美人になっていくも、その身体は病魔に蝕まれていく・・・。
名前も変えて、故郷に舞い戻った彼女。洒落たレストランを経営しながら、中学・高校の頃に憧れていた男性との出会いを待つのです。》
「女性の美しさは内面にある」という言葉を「うそ」と思い、男性は、女性の顔の美しさにまず魅かれると信じ、整形でまったくの別人になっていく主人公。
その凄まじいまでの執念と、彼女をあざ笑った人たちへの復讐。
主人公の考え方や生き方には、とても共感が持てませんでした。
小説だから・・・とは、思いますが・・・。
最後に、彼女が幸せになれれば「ほっと」したかも知れませんが・・・、恐い最後でした。