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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

防火への神頼み~なんですね。

2018-02-11 | アート・文化

姑の命日は、明日12日ですが・・・、天気予報では明日は寒いとか・・・。
今日は気温も上がり暖かくくなったので「お墓参り」に行ってきました。




菩提寺の本堂の屋根~~、「茅葺」です~~♪
最近では茅も栽培されている地が少なくなり、屋根を葺く職人さんも少なくなったそうです。
(ここは、数年前に、会津の方から職人さんに来て頂いて葺いたものです)




本堂の屋が根作る三角形のところに「水」という文字が書かれているのが分かりますか?



昔~~、神社仏閣では「火災避け」の意味で、

「水に縁のある魚の形をした飾りを屋根に懸けて火除けのまじないとした」のだそうです。
これを「懸魚(げぎょ)」と呼ぶらしいのですが・・・、

魚の身代わりを屋根に懸けることが「水をかける」という意味にも通じているとか~~。

日本の木造建築ならではの神頼みなんでしょうね~~。


そこから、飾りを略して、「水」という文字が書かれるようにもなったのではないでしょうか。



庫裏の屋根も茅葺ですが、こちらの文字は、「草書体?」



よく分かりませんが(苦笑)、やっぱり「火避け」なんでしょう。


これを見るたびに「お寺さんらしい」と思う私です(笑)。