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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

友人の遺作展に・・・

2019-05-10 | アート・文化

3月に亡くなった友人の「遺作展」に行ってきました。



彼女は「画家」~~。
独身だった彼女が亡くなられた時、お姉さまや弟さんだけで送る「家族葬」なので、お参りはご遠慮くださいということでしたので、遠くから静かにお見送りだけさせて頂きました。

それから2ヶ月・・・、
「遺作展を開きます」というご案内を頂きましたので行ってきました。



祭壇は設けてありましたが、画廊をお借りしての展覧会ですので「お香は焚けない」ということで、彼女が愛用していた「絵筆」を、祭壇に手向ける形でのお参りでした・・・。

若い頃は「写実的な絵」だったのに、いつの頃からか「抽象画」に変わって、特に「大地」を追い求めて描き続けていました!



「独立協会」の会員だった彼女、毎年の展覧会には必ずご案内を下さいました。



場所は「六本木の国立新美術館」~~♪



東京で遊びながら、毎年足を運んでいましたが・・・昨年は、体調を崩していて出品されなかったのです。
それほど悪かったとは思いもしませんでした・・・。

富士山の見える病院で、闘病中にも「絵を描きたい」と願っていたようです。



曇りの日が多く、なかなか富士山が見えず晴れの日を待ちに待っていたとか・・・、
そして、「富士山が見えるわよ」と、看護師さんに窓際に連れて行って頂いて描いた作品がこちら・・↑、
もう指に力も入らない状態がわかります・・・。

そんな彼女が残した何枚もの大作~~、「大地」がたくさん展示されていた遺作展。



昨年、闘病中だった彼女が大喜びしたであろう「RBA」からの「審査委員特別賞」の通知も飾られていました~~♪
「おめでとう~~♪」 
彼女のニコニコ顔~~可愛い笑顔を想像して涙が出そうになりました・・・。



RBA「英国王立美術家協会」
1823年に設立され、1887年に王立の新しい芸術団体として認定、ヴィクトリア女王によって認められたという権威ある団体からの賞です!



彼女の絵は「神奈川女流展」でも毎年入賞していましたので、「県知事お買い上げ賞」受賞作品は、「県庁」に飾られています~~♪

彼女は神様に召されてしまいましたが、彼女に会いたいときは県庁へ行って、その絵を見ようと思っています。



↑彼女「絶筆」のデッサンです・・・。
Dちゃん~~安らかにお眠り下さいね。