ミステリー小説なんですが~~、
普通は「事件が起きて、その犯人を突き止めるまでの過程」に「ワクワク」「イライラ」「ハラハラ」~~等の感情を持ちながら読みます(苦笑)、
が~~、この本は「犯人を逮捕する二人組の刑事」にものすごい興味を惹かれました!
「連弾」 佐藤 青南 著
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『 自分の生い立ちをベートーベンに重ね、少しづつ狂っていく男性。
「ディスレクシア」という障害のために、楽譜を読むことはできないが、絶対音感」という特別な才能で音楽への道を進むのですが・・・。
小学校時代にピアノの上手な少女を好きになり、大人になって再会したときは彼女は人妻。彼女への愛を貫きたくて、ある手段を使って彼女の家庭を壊します。彼女の息子に慕われるように、いろいろ手助けをするのですが、彼女は振り向かない。
彼女の息子が交通事故で亡くなり、まもなく彼女も自死する・・・。
それを知った彼は、狂ったとしか思えないある計画を立てます。
ある日、東京都内の公園で、殺人と思われる事件が起きます。
この事件を捜査し、犯人を突き止めるために担当となった「捜査一課の刑事と、所轄署の刑事」の二人組~~~、
その一人の若い刑事が、すごい才能を発揮して、犯人を追い詰めます。』
音楽隊を志望して警察に入ったという若い女性刑事の描き方が、とってもユニークで興味深いキャラクターになっています~~♪
彼女は「相貌失認」というハンデを持っています。
彼女と捜査一課の刑事~~二人の組み合わせは、まさに「連弾」というタイトルにピッタリ~~♪
ディスレクシアのことは、知識としてありましたが、「相貌失認」は知りませんでした・・・。
調べてみたら(ネット上だけですが)、ある程度の数の方がいらっしゃるんですね! いろいろ大変なことが多いみたいです・・・。周囲の方たちの理解が一番必要だとか。
そうそう~~、佐藤 青南氏の作品~~、
「白バイガール」を2016年に、
「市立ノアの方舟(はこぶね)」を2017年にUPしてました~~♪
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