朝からかなりの雨が降り続いている今日は、何となく薄暗くて・・・寒い。
海も伊豆半島も雨に煙って見えず・・・。
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そんな雨の日は読書三昧~~♪
大好きな作家・東野圭吾氏の作品~~、数日前から読み始めたのですが、物語の中にグングン引き込まれて、かなりの厚みのある本を一気に読んでしまいました!
「白鳥とコウモリ」 東野 圭吾 著
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白く美しい白鳥は湖に住み、黒いコウモリは薄暗い森の中に住んでいます・・・。対照的な二つ・・・。
私たちも、何かの拍子に「白になったり黒になったりするかもしれない」・・・。
物語の主人公二人は、殺人事件の「加害者遺族」「被害者遺族」として知り合います。
「この事件の犯人が供述していることはおかしい・・・」と、違和感を持ち始めた加害者の息子と、被害者の娘である二人が、真実を追及するために動きます。
そして、時と場所を隔てた二つの殺人事件を巡り、そこに渦巻く嘘と真実をあきらかにしていくのです。
検察も弁護士も、「罪」に間違いなのであればその奥にある「真実」は 踏み込まなくて良いというスタンス・・・。
最初の殺人事件は、すでに時効となっています。
が、新しい殺人事件は、そこに端を発していたのです。
関係する人々の中に、「えん罪」があり、「救済の気持ち」がからみ、二転三転する物語のすごさ!
最後まで息がぬけない物語でした! さすが、東野 圭吾氏~~!
読み終わって、気分転換に外へ~。
雨風の中の磯は、白波がたっていました。
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