prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「インストール」

2005年01月19日 | 映画
出てくるMacのOSがver.9だったり、今どきの女子高生があれだけメカに弱いかと思わせたりで、現代の新しいツールの使い方とかコミュニケーションのあり方には良くも悪くもあまり関係ない。ただ、もともと発展性のある話ではないから、さまざまなイメージ・ショットを繰り出して変化をつけても、ダレてくるのは避けられない。
新しくなければいけないという思い込みから自由なのと、エッチ系に傾きがちな内容の割に上戸彩と神木隆之介がイヤらしくなく軽くて明るいのはいい。
(☆☆★★★)


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古新本屋

2005年01月19日 | Weblog
カードリーダーが故障。あんな可動部分のまったくない器械でどう故障するのかと思うが、修理に預ける。3週間もかかるという。どこがどうおかしいかソフトのバグとしか思えず、説明抜きで把握できるのかな。

新宿の紀伊国屋で、式貴士の「イースター菌」などの古本をパラフィン紙のカバーをつけてまとめて置いてある。どこから出してきたのか。「旭屋」で「噂の真相」のバックナンバーを置いてあったり、大型新本屋も苦心しているところ。

「僕の彼女を紹介します」

2005年01月19日 | 映画
出だしのコメディ・タッチでつまずいた。いくら美人だからといって、警官が誤認逮捕して殴ってあやまりもしないのを笑うわけにはいかない。途中で出ようかと思ったくらい。
その後もアクション・シーン、ロマンチックなシーンと、シーンが変わるとまるでトーンが変わり、しかもいちいち演出がオクターブを上げている。

音楽もサティからX-JAPANまでとっかえひっかえという調子で、ずいぶんバラバラな映画だなあと思っていると、終盤で伏線が一斉に立ち上がってきてきちっと全体像が見えてくると、どこまで計算ずくなのか、計算そのものが正しいのかよくわからない分、かえって意表をつかれた。

故人が「四十九日」にこの世に戻ってくるとか、亡くなっても傍にいるといった考え方、風車の使い方やパラパラマンガといった小道具の使い方など、日本でもお馴染みのもので「ゴースト」に似過ぎてるが、けっこう乗せられる。
(☆☆☆)


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