prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「シンデレラマン」

2005年10月21日 | 映画
大不況時代の話なのだけれど、映像そのものは随分ゴージャスなのですね。
比較するのはなんだが、「怒りの葡萄」みたいな貧困の匂いがあまりしない。風俗的・考証的にはよくできているのだが。

期待を満たす範囲内だが、主役二人は実績十分なだけになかなか感心するところまでいかない。口八丁のマネージャー役のポール・ジアマッティと、傲慢なプロモーターのブルース・マッギルが印象的。よく見る顔です。
実話と聞いていなければ、出来過ぎと思うような展開。

アメリカの入りが悪くて、気に入らない客には無条件で返金する劇場が出たとか。
(☆☆☆★)



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