「息子のまなざし」 2005年12月19日 | 映画 「労働」の描写をこれだけ丹念にやっている映画は近頃珍しい。カメラワーク、演技ともにドキュメンタリー調というか、リアリティを重んじている作りなのだが、その割に話の設定が「作った」ものに思えた。やや他人事みたいに思えてしまう感じ。 シーンとシーンの間の飛ばし方、ちょっとづつ謎をかけて次第に明かしていくような語り口が魅力的。ただ、いかんせん長い。