prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「シリアスマン」

2012年05月11日 | 映画
落第点をとっているくせに単位をくれと担当教授相手に言い張り、賄賂をそっと置いていき、さらには親が来て名誉毀損で訴える(意味わかります? 落第したら不名誉だからということらしい)と言い出す東洋人の学生が出てくるので、韓国系かいなと思っていたら当たり。アメリカでもそういうイメージなのかな。

なんともいえないイライラが重なっていくあたりはコーエン兄弟作ではおなじみといってよく、似たような新興住宅が並んでいる空間がひろびろしているのに芝生の緑まで人工的で何だか息苦しい。
主人公の父親が大学教授というのは、兄弟の父親の投影なのでしょうけれど、ユダヤ教のラビにも微妙にずれながらつながっている。

ひとつひとつのシーンはわかりにくいところはないのに、つながっていくとどういう意味なのかわからない作り。

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