
俳優座演劇研究所30期生修了公演
作 モーリス・パニッチ
訳・指導・演出 田中壮太郎
ビルの7階の張り出しに一見して自殺志願とわかる男がに立っていて、その背後の窓それぞれの中の住人が入れ替わり立ち替わり顔を出しては男とやりとりするのだが、全員男を救おうとするでもなく揶揄するわけですらなく、ひたすら自分たちの事情から一歩も出ずに勝手なことを言い勝手なことをする。
それらのスケッチの中から人の生死の間に立っているという点では同じキャラクターが自然に現れ、芝居でないと不可能な飛躍を大詰めで見せる。
しかしこういう設定も舞台ならできるのだなと思わせる。
コメディかと思ったら、人生のスケッチと生きる意味あるいは無意味をかなりまじめに描いた芝居。
窓から顔を出したらひっこめたりする芝居が多いので、ときどきセリフが聞き取りにくくなるのは難。
作 モーリス・パニッチ
訳・指導・演出 田中壮太郎
ビルの7階の張り出しに一見して自殺志願とわかる男がに立っていて、その背後の窓それぞれの中の住人が入れ替わり立ち替わり顔を出しては男とやりとりするのだが、全員男を救おうとするでもなく揶揄するわけですらなく、ひたすら自分たちの事情から一歩も出ずに勝手なことを言い勝手なことをする。
それらのスケッチの中から人の生死の間に立っているという点では同じキャラクターが自然に現れ、芝居でないと不可能な飛躍を大詰めで見せる。
しかしこういう設定も舞台ならできるのだなと思わせる。
コメディかと思ったら、人生のスケッチと生きる意味あるいは無意味をかなりまじめに描いた芝居。
窓から顔を出したらひっこめたりする芝居が多いので、ときどきセリフが聞き取りにくくなるのは難。
