prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

The New World

2005年01月08日 | Weblog
Quicktimeのサイトを見ていて、おっとなったアメリカ版予告編があったので、何かと思ったらテレンス・マリックの新作「The New World」。“新大陸”にヨーロッパ人が到着して間もない頃、現地人とのコンタクトから生まれるドラマみたい。映像を見ていると、明らかにスピリチュアルな世界寄り。

「エイリアンvsプレデター」

2005年01月07日 | 映画
敵の敵は味方というのか、ずいぶんプレデター寄り。エイリアン(宇宙トカゲなんて呼ばれてる)と違って知性があるから、そういうことになるのだろうが、「強い敵」にしておかないと魅力もなくなるのも確か。もともとあまり魅力のあるキャラクターとは思えないが。もっとも、それ言い出したら人間が一番魅力ない。
(☆☆☆)


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「ボン・ヴォヤージュ」

2005年01月06日 | 映画
省略法による笑い、というのは近頃珍しいのではないか。イザベル・アジャーニのワガママ女優(地でやってるわけでもないだろうが)が。シーンがとぶといかにもな勝手な行動に走っているとか。ドアを一所懸命に叩いて開けようとしたら、初めから鍵がかかっていないとか、昔のコメディの骨法を心得ている感じ。
この監督は「うず潮」でカトリーヌ・ドヌーヴにコメディ演技をさせて成功していたが、今回も深刻癖のある女優さんを笑いの方に振り向けた。
隣のおばさん客がけらけらよく笑うので、つられて笑ってしまう。でも、これ喜劇でしょ。宣伝だとそういう売り方していなかったけれど。
(☆☆☆)


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仕事はじめ

2005年01月05日 | Weblog
仕事始め。人と会うのに買ったばかりのコートを着てみることにする。
靴ではないから、気ならしということもないが、買った時店員が「中国製ではなく、国産ですから仕立ては上等です」と売り込んでいたのを急に思い出す。
昔はメイド・イン・ジャパンが安かろう悪かろうの代名詞だったことがあるらしいが、メイド・イン・チャイナが今それという感じ。はっきり言って。

「ウェイキング・ライフ」

2005年01月05日 | 映画
実写映像をデジタル処理でアニメ風に画像化した実験映画。人物と背景がずれながらぐらぐら揺れ続ける不安定感や、突然体の一部が大きくなったり小さくなったりするなど、飲んだことはないけれどLSDによる幻覚のよう。外人は動作が大きいし、姿形も大作りだからアニメ(?)化しやすいか。
人物が階層に関わらずウディ・アレン映画の人物のように小難しい話を相手構わず、あるいは相手がいなくても勝手にえんえんと喋り続け、そして突発的に暴力が憤出する。
インテリによるインテリのための映画という印象で、それに合わせてもっともらしい言い方をすると、肉体の喪失感というモチーフの上に、その復権を試みているとでもいうことになるか。
(☆☆☆)


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福袋(みたい)

2005年01月04日 | Weblog
コートを買いに行く。
デパート中、福袋だらけ。コートのカバーにも「招福」のシールが貼ってある。もっともいくらなんでも中身は見られるし、試着もできる。
脱いだり着たりしているうちに、店員との間にバチッと火花が散る。いえ値切っているわけではなくて、静電気の火花ですよ。

4日早朝に「スウィングガールズ first and last concert」のライブをテレビ(もちろんフジ系列)で放映する。会場のノリが消されてしまうので、カメラを通すと演奏のアラが見えるのが困る。

写真は、初詣で見た猿回し。

正月気分

2005年01月03日 | Weblog
早くもお雑煮とおせちに飽きて、晩は焼き鳥を食べる。
もともと保存食だから味が濃くて飽きやすい。肉気も少ないし。もっともそれがわかっているから、今年は体にいい割にあまり食べない黒豆・インゲンなど豆類以外はあまり用意しなかった。
スーパーに行くと、普段より混んでいるくらい。

たまっているビデオを見るつもりがだらだらしてしまってテレビをザッピングしながら見ていた。結局一番長く見ていたのはwowowの平成「ガメラ」三部作。そんなに昔の映画ではないと思うが、特撮が現在はミニチュアが大幅に後退していたり、渋谷に東急文化会館がまだあったりして、必ずしも悪い意味ではないがずいぶん時間の流れを感じる。

初詣

2005年01月02日 | Weblog
初詣で乃木神社に行くと、軍歌が流れていた。右翼の街宣車が来ているみたいで、いい感じではない。しかし考えてみると負け戦ばっかりだった人にお参りするというのも、なんだか変。
来年の大河ドラマで「坂の上の雲」をやるというのは、日露戦争100年記念ということか。しかしNHKの体質で、戦争が別に悪ではなかった時代を描けるのかな。

元旦から二日にかけての夜は夢を見ず。
代わりにというか、朝5時にテレビつけたらテレビ東京でリタ・ヘイワース特集で「ギルダ」「上海から来た女」連続放映というむちゃくちゃシブい番組をやっていた。「上海」は何度見ても平板な出来だが、凝ってるところはやたらめたらと凝ってる珍作。

キリスト教の国では新年のお参りにこういう立て札は絶対に出ないなと思った日枝神社の行列の写真。

初夢?

2005年01月01日 | Weblog
あけましておめでとうございます。

元旦の頭に見るのは初夢ではないはずだが、とにかく夢を見る。
女の子に髪どめを持って来てくれと頼まれ、あちこち探して友引きに使うようなのを箱に入れて一階のテーブルに置いていく、というもの。縁起いいのか、どうか。

写真は年を越したソバ。すべて半額。