還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

体組成のデータ

2014年06月18日 | 雑記帳(心臓と関係有り)
僧帽弁閉鎖不全症で入院したのは4年前の2010年9月7-24日ですが、術後3日目から心臓リハビリが始まりました。もっとも初日は、説明と体組成のデータを取るだけで終了しています。術後十日目に退院したので、それに合わせ心臓リハビリはたった3回で終了しました。
それで、あらためてこの体組成データを見てみると、いろいろ興味深いことが載っています。
測定した機械はこれでした。スポーツジムなどにも置いてあるようですね。


おおざっぱに言うと筋肉全体は体重の80%強で、骨格筋は体重の約半分でした。残りの筋肉は内臓筋ですが、脳や骨髄、血管などは内臓筋に分類されているようです。
さて、当時の数値から少し体重の増加した現在(55kg)の体組成を推定してみました。体重の増えた分はすべて脂肪(^凹^) として計算すると
体重に対する筋肉の比率    80%
体重に対する骨格筋の比率  45%
体重に対する脂肪の比率    14%
体重に対する無機質の比率   6%
体重に対する水分の比率    64%
BMI                 20.6

と推定されます。無機質量と水分比率は変わらないものとしました。
体脂肪は14%と、日本人の平均値よりはかなり低いですが、許容範囲です。BMIはやっと20以上になりました。今の体重が維持出来たらベストです。若い頃はやせの大食いと言われいくら食べても太りませんでしたが、今は食べたらしっかり体重に表れるようになりました。

測定時点で内臓脂肪は少なく、脂肪の大半は皮下脂肪でした。VFA(Visceral Fat Area)で表される内臓脂肪面積は58cm^2で、内臓脂肪過多となる100cm^2より小さいので一応安心できます。VFAが80以上で注意を要するらしいです。
筋肉は左右上腕、左右下肢とも110%以上有りました。胴体は104%。
測定値的には筋肉がよく付いているというわけで、体型判定は低脂肪筋肉型という、目を疑うような結果でした。というわけで意外に筋肉質らしいことを、退院後4年もたって初めて知りました。ずっとずっと何十年も体つきは華奢だと思ってきました。
ちなみに45%という骨格筋量は20歳代のレベルらしいです。測定値は正しいのか、疑いたくなります。しかし低脂肪筋肉型と言っても、おなか周りは少したるんでいます。50歳になるまでは締まっていたのですが・・・
実を言うと、30歳半ばでお腹は一度たるみかけてきたんです。週2~3回のバドミントンでは追いつきませんでした。ところが35歳から2年間自転車ツーキニストを実践して、腹回りはぺったんこになりました。そしてその状態が10年ほど継続しました。おかげで? 体年齢は49歳と判定されました。測定当時は58歳だったので、体は実年齢より9歳若いという結果でした。何とかこれをキープしていきたいと思います。

しかし半面、実は無機質量が少し足りていません。無機質量の測定値は3.2kgでして、基準に0.2kg足りていません。無機質とは骨と体内の電解質の合計のことですが、骨が少ないのか電解質が少ないのかはわかりません。男性で体重が60kg以下では推定骨量が2.5kgとなっているので、骨量をこのままとすると電解質が700gあることになります。電解質の内訳は血液や体液中のカルシウム、鉄、ナトリウムなど各種金属(ミネラル)を指します。それにしても2.5kgとは・・・・体中の骨はもっと重いと勘違いしていました。
体脂肪も不足と判定されていますが、こちらは気にしないでおきます(^O^)

それと、左右の足の筋肉量がアンバランスと判定され、弱い方の筋肉を増やす運動をしなさいと書かれています。アンバランスといっても3%程度なんです。腕の方は5%も違うのにバランスは良好と・・・・?
足の方が問題なんですね。ちなみに腕は利き腕の左が筋肉が多く太いですが、足は利き足の右が少ないという結果でした。