還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

「ガッテン」で9回目のコレステロール特集

2017年11月20日 | 雑記帳(心臓と関係有り)
NHKのガッテンで、コレステロールがまな板に乗ったのですが、番組が始まって9回目なのだそうです。この回では通常のLDLではない、レムナントコレステロールというHDLでもくLDLでもない、「第3の」コレステロールが実は動脈硬化の最大の原因だと、説明されました。

しかし、レムナントコレステロールを直接測定するのは、時間とコストがかかるので、通常の健診で測ることはない、そこでnon-HDL、つまり(総コレステロール-HDL)が
149以下  正常
150~169  やや危険
170以上  危険

と説明されました。

しかし、総コレステロール値が表記されない場合、LDLに30を加えた数値をnon-HDLと見做す。

現在はLDLの基準範囲が119以下(動脈硬化学会)ですから、30を足して149以下が正常という考え方なのでしょう。しかし30の根拠について番組では全く説明無し。

実は、総コレステロール=HDL+LDL+中性脂肪×0.2

という関係式があるのですが、つまり総コレステロールの計算には、中性脂肪の20%が上乗せされるということで、そして中性脂肪の基準値は150未満となっているのです。なので
150×0.2=30
としているものと思われ、とすれば30という数値も適当ですね。これは実はMAX値で、本当は中性脂肪の20%ですよと言えばいいのに?

しかし番組でほとんど触れなかった、サラッとも触れなかったのが、何故あるいはどうやってコレステロールが血管内に侵入するのか?

・・・・なんですね。模型を使ったは良いですが、単に理由もなく血管壁から、コレステロールが普通に侵入するみたいに解釈できるような説明でした。

そして、やはり動脈硬化の諸悪の根源はコレステロールにあると。。。。
しかしコレステロールは細胞壁の重要な材料なので無くてはならない物質です。無くなると死にます。

かなり前ですが、コレステロールは動脈硬化の主原因では無い、と説明された番組を見た記憶があるので、いくらコレステロールが悪い悪いと言われても、それだけなの?

血管壁にコレステロールが侵入するのは、血管内皮に傷ができその傷を修復する過程で、コレステロールが取り込まれると言われていたのです。

それならそのキズを何とかすれば、つまりキズが付かないようにできれば、多少コレステロールが多くても、動脈硬化にはならないのでは?

という疑問があります。なので思いつくまま多様な言葉で検索してみると、多種多様な記事がヒットして、どう考えたら良いのか整理がついていません。


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